2026年5月20日
2026年5月20日
UpdraftPlusの設定方法とバックアップ自動化手順
はじめに
UpdraftPlusはWordPressで最も普及しているバックアッププラグインです。Google DriveやDropboxへの自動バックアップ設定から、万が一の際の復元手順まで解説します。
症状・原因
- バックアップを取っていなかったためサイトが復旧できない
- 自動バックアップを設定したいが方法が分からない
- バックアップファイルが大きすぎてストレージを圧迫している
- 復元の手順が分からない
解決手順
ステップ1:インストールと有効化
wp plugin install updraftplus --activate
ステップ2:バックアップスケジュールを設定する
設定 → UpdraftPlus バックアップ →「設定」タブ
→ ファイルのバックアップスケジュール: 毎日(推奨)
→ 保持するバックアップ数: 7(1週間分)
→ データベースのバックアップスケジュール: 毎日
→ 保持するバックアップ数: 30(1ヶ月分)
ステップ3:クラウドストレージに接続する(Google Drive)
設定 → UpdraftPlus →「設定」タブ
→ リモートストレージ: Google Drive を選択
→「Google との認証」をクリック
→ Googleアカウントでログイン・権限を許可
→ 保存先フォルダ: WordPress_Backups/example.com
WP-CLIでバックアップを手動実行:
# すぐにバックアップを実行
wp eval 'UpdraftPlus_Options::admin_page(); UpdraftPlus_Backup_History::do_semaphore_action("backup", array("files", "db"));'
# より簡単な方法
wp updraftplus backup --include-files --include-db
ステップ4:バックアップに含めるファイルを設定する
設定 → UpdraftPlus →「設定」タブ
→ バックアップするファイル:
✓ プラグイン
✓ テーマ
✓ アップロード(メディアライブラリ)
✓ その他 wp-content
✗ WordPress コア(容量節約のため除外可)
大容量サイトの場合は除外パターンを設定:
→ 除外するパス:
wp-content/uploads/2020/
wp-content/cache/
wp-content/upgrade/
ステップ5:バックアップから復元する
設定 → UpdraftPlus →「バックアップ / 復元」タブ
→ 既存のバックアップから復元したいものを選択
→「復元」をクリック
→ 復元するコンポーネントを選択(DB・プラグイン・テーマ等)
→「次へ」→ 復元実行
手動復元(バックアップファイルをアップロードして復元):
→「バックアップファイルをここにアップロードして復元」
→ updraftplus-YYYY-MM-DD-HHMM_xxx_{db,plugins,themes,uploads}.zip をアップロード
ステップ6:復元テストを定期的に実施する
# ステージング環境で復元テストを実施
wp db import backup.sql --allow-root
wp search-replace 'https://example.com' 'https://staging.example.com' --all-tables
注意事項
- Google Driveは無料で15GBまで使えます。大規模サイトはAmazon S3(有料版)を検討してください
- バックアップは必ずサーバー外のストレージ(クラウド)に保存してください。サーバー障害時にバックアップも失う可能性があります
- 復元後はパーマリンク設定を保存し直してください
まとめ
UpdraftPlusはGoogle Driveへの自動バックアップを設定するだけでサイトの安全性が大幅に向上します。ファイルは毎日・DBは毎日、それぞれ7〜30個保持する設定が実用的です。定期的に復元テストも実施してください。