2026年5月20日

2026年5月20日

WordPressの二段階認証を設定する方法

はじめに

パスワードが漏洩しても二段階認証(2FA)があれば不正ログインを防げます。WordPressでは無料プラグインで簡単に2FAを導入できます。管理者アカウントには必ず設定することを推奨します。

推奨プラグイン

Two Factor(WordPress公式)

# インストール・有効化
wp plugin install two-factor --activate

設定手順:

1. 管理画面 → ユーザー → プロフィール

2. 「Two-Factor Options」セクションに移動

3. 「Time Based One-Time Password (TOTP)」を有効化

4. QRコードをGoogle Authenticator / Authy でスキャン

5. 認証コードを入力して確認

WP 2FA(より多機能)

wp plugin install wp-2fa --activate
# 設定ウィザードが自動的に起動

特定ユーザーロールに2FAを強制する

// functions.php — 管理者に2FAを強制
add_filter('two_factor_user_roles', function($roles) {
    return ['administrator', 'editor']; // この役割に2FAを必須化
});

TOTPの仕組み

1. サーバーとアプリが共有秘密鍵を持つ
2. 現在時刻 + 秘密鍵 → 6桁コードを30秒ごとに生成
3. ログイン時にサーバー側も同じ計算で検証
4. コードが一致すればログイン許可

バックアップコードの生成・管理

# WP-CLIでバックアップコードを確認(Two Factorプラグイン)
wp user meta get {user_id} _two_factor_backup_codes

# バックアップコードをリセット
wp user meta delete {user_id} _two_factor_backup_codes

バックアップコードは安全な場所に保管し、スマートフォンを紛失した際の緊急アクセスに使用します。

2FAデバイスを紛失した場合の緊急解除

# 2FAを無効化してパスワードのみでログイン可能にする
wp user meta delete {user_id} _two_factor_enabled_providers
wp user meta delete {user_id} _two_factor_totp_key

# または特定ユーザーの2FAを完全リセット
wp user meta delete {user_id} two_factor_enabled

アプリケーションパスワード(WordPress 5.6以降)

REST APIやXML-RPC用の専用パスワードを発行できます。

管理画面 → ユーザー → プロフィール → アプリケーションパスワード
# WP-CLIでアプリケーションパスワードを確認
wp user list-app-passwords {user_id}

注意事項

  • 2FA設定前に必ずバックアップコードを保存してください
  • 管理者全員が2FAを設定する前にデバイス紛失時の手順を共有してください
  • サーバーの時刻(NTP)が正確でないとTOTPコードが一致しなくなります

まとめ

Two Factor プラグインを wp plugin install two-factor --activate でインストールし、プロフィール画面でTOTPを有効化するだけで2FAが設定できます。デバイス紛失時のためにバックアップコードを必ず保存してください。

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