2026年7月3日

2026年7月3日

メール送信が迷惑メールに分類される原因と対策

はじめに

この記事では、WordPressサイトで行われるメール送信用設定の改善方法について詳しく解説します。実際の運用現場では、不適切な設定が原因でメールが迷惑メールとして分類されるケースが多く見られます。そのような問題を解決し、効果的にメールを届けるための対策を提供します。

症状・背景

メール送信が迷惑メールに分類される主な場面は以下の通りです:

  • サイト運営者からの通知メール: 新規ユーザー登録やパスワードリセットなどの自動化されたメール
  • 製品情報の配信: 会員向けのお知らせや最新情報を提供するための定期的なメール
  • 問い合わせフォーム利用者の連絡: サイト訪問者が問い合わせをした際の返信メール

手順・設定方法

ステップ1: SPF (Sender Policy Framework) の設定

# SPFはドメインからのメール送信用IPアドレスを指定します。
echo "v=spf1 include:_spf.google.com ~all" > /etc/mail/spf.txt
postconf -e 'smtp_generic_maps = hash:/etc/mail/spf.txt'
postmap /etc/mail/spf.txt

# SPF設定をメールサーバーに反映
service postfix reload

ステップ2: DKIM (DomainKeys Identified Mail) の設定

# DKIMは送信元のドメインと署名を確認することで、偽造メール防止に役立ちます。
echo "domain example.com" > /etc/mail/dkim.conf
echo "selector default._domainkey.example.com" >> /etc/mail/dkim.conf
echo "private-key /etc/mail/example_com.private" >> /etc/mail/dkim.conf

# DKIM設定を反映
service opendkim reload

ステップ3: DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance) の設定

# DMARCは SPF と DKIM の結果に基づいて、不正なメール送信の対策を行います。
echo "v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.com" > /etc/mail/dmarc.txt
postconf -e 'milter_default_action = accept'
postconf -e 'milter_protocol = 2'
postconf -e 'non_smtpd_milters = $local_header_milters'

# DMARC設定をメールサーバーに反映
service postfix reload

ステップ4: メール送信用の監視とトラブルシュート

# 必要なログファイルを確認します。
tail -f /var/log/mail.log

# 送信元IPアドレスやドメインからの不正なアクセスを検出するための監視ツールも導入することをお勧めします。

注意事項

  • セキュリティ上の注意: SPF, DKIM, DMARCは重要なセキュリティ機能であり、適切な設定が推奨されます。
  • パフォーマンス/運用上の注意: 複数のメールサーバー設定を調整するためには時間と手間が必要です。事前に対策を行うことが重要です。

まとめ

1. SPF設定: ドメインからのメール送信用IPアドレスを明示します。

2. DKIM設定: 送信元のドメインと署名を確認して、偽造メール防止に役立ちます。

3. DMARC設定: SPFとDKIMの結果に基づいて、不正なメール送信を検出し対策を行います。

4. 監視: 必要なログファイルを定期的に確認し、問題を発見して適切に対応します。

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