2026年6月27日

2026年6月27日

Google Domains(現 Squarespace Domains)の料金と機能|移行後に確かめる設定と乗り換えの判断

Google Domains はすでに新規受付を終えており、登録されていたドメインは Squarespace(Squarespace Domains)へ移されました。現在、旧 Google Domains のドメインの料金や機能は Squarespace の条件で決まるため、「Google Domains の料金」を調べるなら、Squarespace の管理画面で自分のドメインの更新条件を見るのが確実な方法です。この記事では、移行の経緯、Google Domains 時代から変わった点と変わらない点、移行後に確かめておきたい設定、そして他社へ乗り換えるかどうかの判断の仕方を説明します。

料金そのものは TLD や時期、キャンペーンで変わるため、この記事では具体的な金額は書きません。移行の状況や機能の説明は(2026年10月現在)のものです。

Google Domains から Squarespace への移行の経緯

2023年6月、Google は Google Domains の事業を Squarespace に譲渡すると発表しました。その後、2023年から2024年にかけて、登録済みのドメインと顧客は順次 Squarespace へ移されています。利用者側で特別な手続きをしなくても、ドメインの登録自体は Squarespace のもとで継続しています。

そのため、いま旧 Google Domains のドメインを管理するには、Squarespace のアカウントでログインします。Google アカウントでの「Google Domains」の画面は使えないので、ログイン方法やメールアドレスがわからなくなっている場合は、Squarespace のヘルプにある旧 Google Domains 利用者向けの案内を確認します。

料金の確かめ方

更新料金は管理画面の更新設定で見る

旧 Google Domains のドメインの更新料金は、Squarespace の料金体系で決まります。移行の際には一定期間、従来の料金を維持するといった案内も出ていましたが、その条件や期間はドメインや時期によって異なる可能性があります。次回の更新でいくら請求されるかは、Squarespace の管理画面でドメインごとの更新設定と請求の情報を見て確かめます。

料金を比べるときに見る項目

他社と比べる場合は、取得時の価格ではなく次の項目を見ます。

  • 更新料金: 長く使うドメインでは、初年度より更新料金のほうが影響が大きくなります。
  • Whois のプライバシー保護の扱い: 標準で含まれるのか、別料金なのか。
  • 移管の受け入れ料金: 他社へ移管するとき、通常は移管先で1年分の更新料金がかかります。
  • 期限切れ後の復旧料金: 受け戻し期間(Redemption)に入ったときの費用は事業者によって大きく異なります。

Google Domains 時代から引き継がれた機能

Squarespace Domains でも、ドメイン管理の基本的な機能は使えます。主なものは次のとおりです(提供範囲は変わることがあるため、管理画面で確認してください)。

  • DNS レコードの管理: A、AAAA、CNAME、MX、TXT などのレコードを設定できます。
  • ネームサーバーの変更: Cloudflare などの外部 DNS を使う場合は、カスタムのネームサーバーを指定できます。
  • DNSSEC: Squarespace の DNS を使う場合の DNSSEC、外部 DNS を使う場合の DS レコード登録。
  • Whois のプライバシー保護: 登録者情報を公開しない設定。
  • メール転送: ドメインのメールアドレスへのメールを、別のアドレスへ転送する機能。
  • Google Workspace との連携: Google Workspace を契約している場合の DNS 設定などの補助。

使えなくなった、または変わった機能

Google Domains にあった機能のうち、ダイナミック DNS(自宅サーバーなどで変わる IP アドレスを自動で反映する機能)は、Squarespace では提供されないと案内されています。この機能を使っていた場合は、ダイナミック DNS に対応した DNS 事業者へ移る必要があります。

また、Google Domains の「ウェブサイト」機能や、Google Cloud の Cloud Domains との関係など、Google のほかのサービスと結びついていた部分は扱いが変わっています。こうした機能を使っていた場合は、Google と Squarespace それぞれの公式の案内を確認してください。

移行後に確かめておきたい設定

ドメインが自動で移されたため、アカウントの設定を見直していない方も多いはずです。次の項目を一度確認しておきます。

1. アカウントの保護

2024年には、Squarespace へ移されたドメインの一部で、DNS を書き換えられる被害が報じられました。移行時のアカウントの扱いが狙われたとされています。Squarespace のアカウントには、推測されにくいパスワードを設定し、二要素認証を有効にします。複数人でドメインを管理している場合は、権限を持つメンバーの一覧に心当たりのない人がいないかも確認します。

2. 連絡先メールアドレス

更新の案内や移管の確認は、登録されているメールアドレスに届きます。そのアドレスがいまも受信できるか、管理しているドメイン自身のアドレスになっていないかを確認します。

3. 自動更新と支払い方法

自動更新がオンになっているか、登録している支払い方法が有効かを確かめます。Google のアカウントに登録していた支払い方法が、そのまま引き継がれているとは限りません。

4. DNS レコードとネームサーバー

DNS が意図しない内容に変わっていないかを確認します。手元で次のように調べ、管理画面の内容と照らし合わせます。

dig NS example.com +short
dig example.com A +short
dig example.com MX +short
whois example.com | grep -iE 'Registrar:|Expir|Status'

Registrar: に Squarespace の名前が表示されていれば、移行は済んでいます。

他社へ乗り換えるかの判断

乗り換えるかどうかは、料金だけでなく次の条件で考えます。

  • 残る理由: Squarespace でサイトを作っている、現在の管理画面で困っていない、更新料金に納得している。
  • 移る理由: ダイナミック DNS など必要な機能がない、ほかのドメインと同じ事業者にまとめたい、アカウント管理の方式を変えたい。

移管する場合は、Squarespace の管理画面で移管ロックを外して AuthCode(認証コード)を取得し、移管先で申し込みます。gTLD では、新規登録や移管の直後、登録者情報の変更後などに、一定期間(通常60日)移管できない期間があります。また、ICANN の移管ポリシーは見直しが進められているため、期間や手順は移管元と移管先の最新の案内で確認します。

DNS を Squarespace で管理している場合、移管にあわせてレコードを移管先や外部の DNS に写しておかないと、サイトやメールが止まることがあります。先に DNS の移行を済ませ、正しく動くのを確かめてから、ドメインの移管を申し込むと安全です。

まとめ

  • Google Domains のドメインは Squarespace へ移され、料金と機能は Squarespace の条件で決まります。
  • 次回の更新料金は、Squarespace の管理画面でドメインごとに確かめます。
  • DNS 管理、DNSSEC、プライバシー保護、メール転送などの基本機能は使えますが、ダイナミック DNS は提供されていません。
  • 移行後は、パスワードと二要素認証、連絡先、自動更新、DNS レコードを一度見直します。
  • 乗り換える場合は、DNS を先に移してからドメインを移管します。

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