2026年5月20日

2026年5月20日

WordPressのGutenbergブロックエディタの基本的な使い方

はじめに

Gutenbergブロックエディタ(WordPress 5.0以降の標準エディタ)は、コンテンツをブロック単位で組み立てる編集UIです。よく使うブロックとショートカットを覚えることで、記事作成の効率が大幅に上がります。

症状・原因

  • Gutenbergの使い方が分からずクラシックエディタに戻したい
  • 特定のレイアウトをすばやく作れるようにしたい
  • 同じブロック構成を複数の記事で再利用したい
  • Gutenbergでショートカットを使って効率化したい

解決手順

ステップ1:よく使うブロックを覚える

主要ブロック一覧:

【テキスト系】
・段落(Paragraph)   → 通常の本文テキスト
・見出し(Heading)   → H2〜H6 / ショートカット: ## + スペース(H2)
・リスト(List)      → 箇条書き・番号リスト
・引用(Quote)       → 引用文にスタイルを付ける
・コード(Code)      → コードブロック(等幅フォント)

【メディア系】
・画像(Image)       → アイキャッチ以外の画像
・ギャラリー(Gallery)→ 複数画像をグリッド表示
・動画(Video)       → MP4などの動画

【レイアウト系】
・カラム(Columns)   → 2〜6列のグリッドレイアウト
・グループ(Group)   → 複数ブロックをまとめて背景色を設定
・スペーサー(Spacer)→ 余白を追加

【ウィジェット系】
・ショートコード      → [shortcode] を実行
・カスタムHTML        → 生のHTMLを挿入
・最新の投稿         → 投稿一覧を自動表示

ステップ2:キーボードショートカットで効率化する

【エディタ操作】
Ctrl + Z          → 取り消し(元に戻す)
Ctrl + Shift + Z  → やり直し
Ctrl + S          → 下書き保存
Ctrl + Shift + P  → ブロックパネルを開く

【ブロック挿入(スラッシュコマンド)】
/paragraph → 段落
/heading   → 見出し
/image     → 画像
/columns   → カラム
/code      → コード
/html      → カスタムHTML

【マークダウンショートカット】
## + スペース  → H2見出し
### + スペース → H3見出し
* + スペース   → 箇条書き
1. + スペース  → 番号リスト
> + スペース   → 引用
---            → 区切り線

【テキスト書式】
Ctrl + B → 太字
Ctrl + I → イタリック
Ctrl + K → リンク挿入

ステップ3:再利用ブロックで同じ内容を複数記事で使う

再利用ブロックの作成方法:
1. ブロックを選択
2. ブロックツールバーの「⋮」メニュー → 「再利用ブロックを作成」
3. 名前を付けて保存

再利用ブロックの使用方法:
1. 「/」→「再利用」と入力 → ブロック名を選択
   または
2. ブロック追加(+)→「再利用」タブ

管理方法:
・管理画面 → 外観 → ブロック(または /wp-admin/edit.php?post_type=wp_block)
・一括編集・削除が可能

ステップ4:ブロックパターンで複雑なレイアウトをすばやく挿入する

ブロックパターンの使い方:
1. ブロック追加(+)→「パターン」タブ
2. カテゴリーから選ぶ(ヒーロー・フィーチャー・CTA等)
3. クリックで挿入 → 内容を編集

カスタムパターンを登録(functions.php):
// functions.php — カスタムブロックパターンを登録
add_action('init', function(): void {
    register_block_pattern(
        'my-theme/cta-section',
        [
            'title'       => 'CTAセクション',
            'description' => 'ボタン付きのCTAセクション',
            'categories'  => ['featured'],
            'content'     => '<!-- wp:group {"backgroundColor":"primary","textColor":"white"} -->
<div class="wp-block-group has-primary-background-color has-white-color">
<!-- wp:heading {"level":2} --><h2>今すぐお申し込みください</h2><!-- /wp:heading -->
<!-- wp:buttons -->
<div class="wp-block-buttons">
<!-- wp:button --><div class="wp-block-button"><a class="wp-block-button__link" href="/contact">お問い合わせ</a></div><!-- /wp:button -->
</div><!-- /wp:buttons -->
</div><!-- /wp:group -->',
        ]
    );
});

ステップ5:クラシックエディタとGutenbergを共存させる

# Classic Editor プラグインで全体をクラシックに戻す
wp plugin install classic-editor --activate

# 投稿タイプごとにエディタを切り替え(設定 → 表示設定)
// functions.php — 特定CPTのみクラシックエディタを使用
add_filter('use_block_editor_for_post_type', function(bool $use, string $post_type): bool {
    if ($post_type === 'news') {
        return false; // newsのみクラシックエディタ
    }
    return $use;
}, 10, 2);

注意事項

  • 再利用ブロックを編集すると、そのブロックを使用しているすべての投稿・固定ページに変更が反映されます
  • Gutenbergのブロックマークアップ(HTMLコメント)はデータベースに直接保存されます。エディタを切り替えるとHTMLが崩れる場合があります
  • register_block_pattern() は WordPress 5.5以降で使用できます

まとめ

Gutenbergは / コマンドでブロックを素早く挿入し、マークダウンショートカットで見出し・リスト・引用を変換できます。同じレイアウトの再利用には「再利用ブロック」を、複雑なレイアウトのテンプレートには「ブロックパターン」を活用してください。

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