2026年8月27日

2026年8月27日

mountコマンドでディスクをマウントする方法

はじめに

mount コマンドはブロックデバイス (HDD/SSD/USB) やネットワーク共有を、Linuxのディレクトリツリーに接続するための基本コマンドです。サーバー運用では追加ディスクの組み込み、バックアップ用領域の接続、ISOファイルの展開などで頻繁に使います。

一時的なマウントには mount コマンド、再起動後も維持したい場合は /etc/fstab への記述が必要です。本記事では両方の使い方を順序立てて紹介します。

症状・背景

mountコマンド が必要になる主な場面:

  • 追加ディスクをシステムに組み込むとき
  • USBメモリや外付けHDDを一時的に使うとき
  • NFS/SMBによるネットワークストレージ接続
  • ISOファイルをループバックマウントして中身を取り出すとき

手順・設定方法

ステップ1: 現在のマウント状況を確認

# 現在のマウント一覧
mount

# 整形して表示
findmnt

# 利用可能なブロックデバイスを確認
lsblk -f

ステップ2: 基本のマウント

# マウントポイント作成
sudo mkdir -p /mnt/data

# ext4ファイルシステムをマウント
sudo mount -t ext4 /dev/sdb1 /mnt/data

# 自動でタイプ判定
sudo mount /dev/sdb1 /mnt/data

# 読み取り専用でマウント
sudo mount -o ro /dev/sdb1 /mnt/data

ステップ3: 特殊なマウント

# NFS共有をマウント
sudo mount -t nfs 192.168.1.10:/export/share /mnt/nfs

# CIFS/SMBをマウント
sudo mount -t cifs -o username=user //server/share /mnt/smb

# ISOファイルをループバックマウント
sudo mount -o loop ubuntu.iso /mnt/iso

# bindマウント (ディレクトリの別名)
sudo mount --bind /var/www /srv/www

ステップ4: アンマウントとfstabによる永続化

# アンマウント
sudo umount /mnt/data

# 使用中で外せない場合の調査
lsof +D /mnt/data
fuser -m /mnt/data

# /etc/fstab に追記して永続化
echo "UUID=$(blkid -s UUID -o value /dev/sdb1) /mnt/data ext4 defaults 0 2" | sudo tee -a /etc/fstab

# fstabの記述をテスト (再起動前に必ず!)
sudo mount -a

注意事項

  • /etc/fstab の記述ミスは起動失敗の原因になります。書き換えたら必ず mount -a で検証してください
  • デバイス名 (/dev/sdb1) は接続順で変わるため、永続化には UUID か LABEL を使うのが安全です
  • アンマウント時に target is busy と出る場合は、そのディレクトリに cd しているシェルやプロセスを確認します
  • NFSマウントは応答喪失時にプロセスがハングするため soft,timeo= などのオプション検討が必要です

まとめ

1. 確認: mount / findmnt / lsblk -f で現状把握

2. 基本: mount -t TYPE DEV MOUNTPOINT でマウント

3. 特殊: -o loop でISO、--bind でディレクトリ別名

4. 永続化: UUIDで /etc/fstab に書く + mount -a で検証

5. 解除: umount、busy時は lsof +D で原因特定

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