2026年8月1日
2026年8月1日
ムームードメインの WHOIS 情報を変更する方法|登録者情報の更新と代理公開の切り替え
ムームードメインで WHOIS 情報を変えたいときは、コントロールパネルで対象ドメインの登録者情報(連絡先)を編集するか、公開する情報を「ムームードメインの情報による代理公開」と「自分の情報」のどちらにするかを切り替えます。どちらも数分の操作ですが、gTLD では登録者の変更後に移管できない期間が生じることがあり、.jp ではルールそのものが異なります。この記事では、変更前の確認、ムームードメインでの操作、確認メールへの対応、反映の確かめ方を順に説明します。
ムームードメインの画面の表記や配置は変わることがあるため、操作は目的ごとに書いています。具体的なメニュー名は、ムームードメインのヘルプで確認してください(2026年10月現在の情報をもとにしています)。
WHOIS の変更でできることを整理する
「WHOIS を変更する」には、実は次の2つの意味があります。どちらをしたいのかを先に決めておくと迷いません。
- 登録者情報の内容を変える:引っ越しや社名変更、担当者の交代などで、ドメインの登録者や連絡先の住所・電話番号・メールアドレスを更新する。
- 公開する情報を切り替える:WHOIS で外から見える情報を、ムームードメインの情報による代理公開にするか、自分の情報にするかを選ぶ。
もう一つ注意したいのが、ムームーID の会員情報とドメインの登録者情報は別のものだという点です。会員情報の住所やメールアドレスを変えても、ドメインの登録者情報が自動で変わるとは限りません。両方を確認します。
変更する前に確認すること
ドメインの種類
.com や .net などの gTLD と、.jp では手続きのルールが異なります。.jp には、誰でも登録できる汎用 JP ドメイン(example.jp)と、組織の種類ごとの属性型 JP ドメイン(example.co.jp など)があり、登録者を変える手続きも別です。.jp の注意点は後の節で説明します。
近いうちに他社へ移管する予定がないか
gTLD では、登録者の氏名・組織名・メールアドレスを変えると、ICANN のルールにより一定期間(一般に60日)他社へ移管できなくなることがあります。移管を予定しているなら、移管を先に済ませるか、変更と移管の順番を決めてから作業します。ICANN では移管ポリシーの見直しが進められているため、条件は最新の案内で確認します。
新しいメールアドレスが受信できるか
変更後の確認メールは、新しいメールアドレスに届きます。受信できないアドレスを登録すると、確認が済まずにドメインが使えなくなるおそれがあります。管理しているドメイン自身のメールアドレスは、DNS が止まったときに受け取れなくなるので、別のドメインのアドレスを使うほうが安全です。
手順1:現在の WHOIS を確認する
変更の前に、外からどう見えているかを記録しておきます。
# gTLD(.com など)
whois example.com
curl -sL https://rdap.org/domain/example.com | head -c 3000
# .jp(英語表記で表示する場合は /e を付ける)
whois -h whois.jprs.jp "example.jp/e"
gTLD の WHOIS は、RDAP という新しい仕組みへの移行が進んでいます。whois コマンドの結果が簡略になっている場合は、RDAP の結果もあわせて見ます。代理公開を使っている場合は、登録者の欄にムームードメイン(運営会社)の情報が表示されています。
手順2:登録者情報を変更する
- ムームードメインのコントロールパネルにログインします。アカウントに二要素認証などの保護を設定していない場合は、先に設定しておきます。
- ドメインの管理画面で対象のドメインを選び、登録者情報や WHOIS 情報を編集する画面を開きます。
- 氏名、組織名、住所、電話番号、メールアドレスなどを入力して保存します。
gTLD の登録者情報は、英字(ローマ字)での入力を求められる項目があります。住所は英語の表記順(番地、町名、市区町村、都道府県の順)で書くのが一般的です。電話番号は「+81」で始まる国際表記を求められることがあります。入力欄の説明に合わせます。
登録者情報は正確に保つ必要があります。ICANN のルールでは、登録者の情報が不正確だったり確認に応じなかったりすると、ドメインが停止されることがあります。古い住所のままにしたり、架空の情報を入れたりしないようにします。
手順3:代理公開と自分の情報の公開を切り替える
ムームードメインでは、多くのドメインで初期設定がムームードメインの情報による代理公開になっています。公開の設定は、ドメインの管理画面の WHOIS 公開情報の項目で切り替えます。
- 代理公開のまま:外から見える登録者情報はムームードメインのものになり、自分の住所や電話番号は公開されません。登録者はあくまで自分であり、代理公開によって所有者が変わるわけではありません。
- 自分の情報を公開する:外から見える情報が、手順2で登録した内容になります。
特別な理由がなければ、代理公開のままで構いません。迷惑メールや営業の連絡を避けられます。なお、gTLD では、自分の情報を公開する設定にしても、個人情報保護の観点から一部の項目が伏せて表示されることがあります。
.jp ドメインでは、公開される項目や代理公開の可否が gTLD と異なります。ムームードメインの画面で選べる設定と、JPRS(.jp の管理団体)の案内を確認します。
手順4:確認メールに対応する
gTLD で登録者の氏名やメールアドレスを変えると、変更の確認を求めるメールが届くことがあります。メール内の案内に従って承認します。
また、登録者のメールアドレスを変えた場合は、そのアドレスが有効かを確かめるメールも届きます。ICANN のルールでは、決められた期間内(一般に15日)に確認されないと、ドメインが停止されることがあります。停止されると、サイトやメールが使えなくなります。迷惑メールのフォルダも含めて、届いたメールを見落とさないようにします。
.jp ドメインの場合の注意
.jp ドメインの登録者情報は、JPRS のルールに沿って扱われます。
- 住所や電話番号など連絡先の変更:コントロールパネルから変更できるのが一般的です。
- 登録者そのものを変える場合:汎用 JP ドメインでは、登録者名の変更は「登録者の変更」として扱われ、通常の連絡先の変更とは別の手続きになることがあります。
- 属性型 JP ドメイン(co.jp など):組織の名称や所在地の変更には、登記事項証明書などの書類の提出が必要になることがあります。また、一つの組織が登録できる数に制限があります。
.jp で登録者名を変えたいときは、ムームードメインのヘルプで手続きの方法を確認し、案内がない場合は問い合わせます。
手順5:反映を確認する
保存した後、手順1と同じコマンドで WHOIS を確認します。
- 代理公開を外した場合は、自分の情報が表示されているか
- 代理公開にした場合は、ムームードメインの情報になっているか
- 連絡先を変えた場合は、新しい内容になっているか(代理公開中は外から見えないので、コントロールパネルで確認します)
反映には少し時間がかかることがあります。WHOIS を表示する外部のサイトは結果を保存している場合があるため、古い内容が出るときは、whois コマンドや RDAP で直接確認します。
うまくいかないときの確認順
- 変更したのに WHOIS が変わらない:代理公開が有効なままになっていないか、外部サイトの古い結果を見ていないかを確認します。
- ドメインが止まった:メールアドレスの確認メールに応じていない可能性があります。ムームードメインからのメールを探して承認し、解決しない場合はサポートに連絡します。
- 移管できなくなった:登録者の変更から日が浅く、移管できない期間にあたっていないかを確認します。
- .jp で登録者名を変更できない:連絡先の変更とは別の手続きが必要な場合があります。ヘルプで方法を確認します。
まとめ
- WHOIS の変更には、登録者情報の内容を変える操作と、公開する情報を切り替える操作の2つがあります。
- ムームーID の会員情報とドメインの登録者情報は別なので、両方を確認します。
- gTLD では、登録者の変更後に一定期間移管できなくなることや、メールアドレスの確認が求められることがあります。
- 代理公開は、特別な理由がなければ有効のままで構いません。所有者が変わるわけではありません。
- .jp は JPRS のルールに沿うため、登録者名の変更などは別の手続きになることがあります。