2026年5月17日

2026年5月17日

Dockerのseccompプロファイルでシステムコールを制限する方法

ステップ1: プロジェクトの準備

まず、必要なパッケージをインストールします。seccompプロファイルを使用するためには、Dockerが最新版である必要があります。

# apt-get を用いてDockerを更新し、最新バージョンをインストールします。
sudo apt-get update && sudo apt-get install -y docker-ce

# Dockerの起動確認
sudo systemctl start docker

ステップ2: seccompプロファイルを作成する

次に、seccompプロファイルを作成し、必要なシステムコールを制限します。この例では、pingコマンドを実行できるようにしてみましょう。

# プロファイルテンプレートを作成します。
sudo nano /etc/docker/seccomp/ping.json

{
  "defaultAction": "SCMP_ACT_ERRNO",
  "architectures": [
    {
      "name": "SCMP_ARCH_X86_64",
      "syscalls": [
        { "name": "ping", "action": "SCMP_ACT_ALLOW" }
      ]
    }
  ]
}

ステップ3: seccompプロファイルを適用する

作成したseccompプロファイルを使用して、Dockerコンテナを作成します。

# Dockerイメージから新しいコンテナを作成し、seccompプロファイルを適用します。
docker run --security-opt seccomp=/etc/docker/seccomp/ping.json -it ubuntu:latest ping -c 4 google.com

# 既存のコンテナに適用する場合:
docker container update --security-opt seccomp=/etc/docker/seccomp/ping.json <コンテナID>

ステップ4: セキュリティとトラブルシューティング

seccompプロファイルを適用した後、コンテナの動作を監視します。不正なシステムコールが実行されないように注意が必要です。

# Dockerコンテナのログ確認
docker logs <コンテナID>

注意事項

  • seccompプロファイルは細かく設定する必要があります。
  • 無効化されたシステムコールにより、コンテナの正常な動作に支障がでる可能性があります。
  • 安全性とパフォーマンスを权衡しながら適切な設定を行うことが重要です。

まとめ

1. セキュリティ強化: seccompプロファイルを使用することで、Dockerコンテナのリスクを大幅に減らすことができます。

2. 制御可能な環境: 特定のシステムコールだけを許可し、それ以外は禁止することができます。

3. パフォーマンス管理: 不要なシステムコールが実行されることで不要なネットワーク通信やI/O操作を防ぐことが可能になります。

4. 容易な適用: Docker CLIを使用して簡単にseccompプロファイルを適用・変更できます。

5. 柔軟性: seccompの設定は非常に細かく、様々なシナリオに適応させることができます。

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