2026年8月30日
2026年8月30日
.onlineドメインの取得手順|申し込みからWordPressサイトで使えるまで
.online は登録者の資格に制限がない汎用トップレベルドメイン(gTLD)で、.com と同じようにレジストラで検索して申し込めば取得できます。この記事では、名前の決め方からレジストラでの申し込み、取得直後の設定、WordPressのサイトで使えるようにするまでを、順を追って説明します。取得できない名前や登録後の制限については、別記事で詳しく扱っているため、ここでは手順に絞ります。
.onlineの基本
.online は2015年ごろに一般の登録が始まった新しいgTLDの1つで、レジストリ(TLDの管理者)はRadixのグループ会社です。個人・法人や国籍を問わず登録でき、用途の制限もありません。「オンラインで提供するサービス」を名前で表しやすいため、Webサービスやオンライン教室、ネットショップなどで使われています。
一方で、.com や .jp に比べると知名度は高くありません。名刺や広告で見たとき、ドメインだと気づかれにくいことがあります。サイトの性格と、見る人にとっての分かりやすさを比べて選ぶのがよいでしょう。
手順1:名前を決める
名前は、次の点を基準に候補を3つほど用意しておくと、取得できなかったときに迷わずに済みます。
- 短く、口頭で伝えても綴りを間違えにくい
- ハイフンを多用しない(使えますが、伝えるときに間違えやすくなります)
- 既存の商標や他社のサービス名と紛らわしくない
.online では、短い名前や一般的な単語がプレミアムドメインとして通常と異なる料金で販売されていることがあります。プレミアムは更新料も通常と違う場合があるため、検索結果に「プレミアム」と表示された名前は、更新の条件まで確認してから判断します。
手順2:レジストラを選ぶ
.online は多くのレジストラで扱われていますが、すべてのレジストラが扱っているわけではありません。選ぶときは次の点を比べます。
.onlineを扱っているか- 初年度だけでなく、2年目以降の更新料が分かりやすく示されているか
- 自動更新の設定と、期限前の通知があるか
- WHOISの公開情報を代理の情報に置き換えるサービスがあるか
- DNSの設定画面が使いやすいか(外部のDNSを使うなら、ネームサーバーの変更ができれば足ります)
- 他のレジストラへ移管するときの手続きが明示されているか
新しいgTLDは、初年度の料金を大きく下げて、更新時に通常の料金に戻す販売方法がよく見られます。料金は時期によって変わるため、申し込みの画面で更新の条件を確認してください(2026年10月現在)。
手順3:検索して申し込む
レジストラの検索画面で、候補の名前を入力して取得できるかを確かめます。取得できる場合は、登録年数を選んで申し込みに進みます。
申し込みでは、登録者の情報(氏名または組織名、住所、電話番号、メールアドレス)を入力します。ここで入力したメールアドレスには、後述する確認のメールが届くため、普段から確認しているものを使います。組織のサイトなら、担当者個人のアドレスではなく、組織で管理するアドレスにしておくと、担当者が変わっても困りません。
支払いが確定すると登録の処理が行われます。完了の通知は、数分から数時間で届くのが一般的です。
手順4:登録者のメールアドレスを確認する
gTLDでは、登録後にレジストラから登録者のメールアドレスを確認するメールが届きます。決められた期間内(多くは15日以内)にメール内の手続きを済ませないと、ドメインが停止され、サイトもメールも使えなくなります。届かない場合は、迷惑メールのフォルダーを確認し、レジストラの管理画面から再送します。
手順5:取得直後に設定しておくこと
登録が完了したら、サイトを作る前に次を設定しておきます。
- 自動更新: 有効にし、登録しているカードの有効期限も確認します。期限切れで失ったドメインを取り戻すには、高い費用と時間がかかります
- WHOISの代理公開: 個人で登録した場合は、登録者情報の公開を代理の情報に置き換える設定を確認します
- レジストラロック: 不正な移管を防ぐ設定です。移管するときだけ解除します
- アカウントの2段階認証: レジストラのアカウントを乗っ取られると、ドメインごと失う可能性があります
手順6:DNSを設定してサーバーにつなぐ
WordPressを置くサーバーにつなぐ方法は、2通りあります。
- ネームサーバーをサーバー会社のものに変える: サーバー会社が指定するネームサーバー名をレジストラで設定します。DNSの管理はサーバー会社の画面で行います
- レジストラのDNSのままレコードを追加する: サーバーのIPアドレスを
Aレコード(IPv6ならAAAA)として登録します。www付きを使うなら、wwwのAかCNAMEも追加します
設定後、反映を確かめます。
dig +short example.online NS
dig +short example.online A
dig +short www.example.online A
ネームサーバーを変えた場合、反映には数時間から1〜2日ほどかかることがあります。
手順7:SSL証明書とWordPressの設定
DNSがサーバーを指すようになったら、サーバー会社の管理画面でSSL証明書(多くは無料の自動発行の証明書)を設定します。証明書の発行は、ドメインがサーバーを向いていないと失敗するため、DNSの反映を確認してから行います。
WordPressを新しく入れる場合は、サーバー会社の簡単インストールの機能を使うか、手動で設置します。既存のサイトを .online に移す場合は、「設定」→「一般」の「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」を新しいドメインに変えるだけでなく、本文中のURLの置き換えと、旧ドメインからの301リダイレクトも必要です。作業前にデータベースとファイルのバックアップを取ってください。
メールに使う場合の注意
.online のドメインでメールを送る場合は、SPF・DKIM・DMARCのレコードを設定します。新しいgTLDのドメインは、受信側の迷惑メールの判定で厳しく扱われることがあるとされており、送信ドメイン認証を整えておくことの重要性は .com 以上に高いと考えてください。
まとめ
.onlineは登録資格の制限がないgTLD。レジストラで検索して申し込めば取得できる- プレミアムの名前と、2年目以降の更新料を申し込み前に確認する
- 登録後は登録者のメールアドレスの確認を期限内に済ませる
- 自動更新・レジストラロック・2段階認証を取得直後に設定する
- DNSの反映を確かめてからSSL証明書を設定し、WordPressのURLを合わせる