2026年5月29日

2026年5月29日

さくらVPSのディスク拡張(ストレージ追加)方法

はじめに

さくらVPSは多くのビジネスと個人利用者にとって信頼性のあるVPSサービスです。しかし、初期の設定で選んだディスク容量が足りなくなった場合や、将来的な増加を見込んで余裕を持たせたい場合は、ディスク拡張が必要となります。本記事では、さくらVPSのディスクを拡張する方法とその手順について解説します。

症状・背景

このテーマが必要になる主な場面は以下の通りです:

  • ウェブサイトやアプリケーションのデータ量が増加し、初期設定されたディスク容量が不足している場合
  • 予め余裕を持たせたいが、オプションを増やすことでコストがかかり、その分の費用を節約したい場合
  • 新しいサービスを導入する際、既存のディスク容量が十分でない場合

手順・設定方法

ステップ1: VPSの状態確認

まず、現在のVPS状態を確認します。

# SSH接続してから以下のコマンドを実行
df -h

このコマンドでファイルシステム全体の使用率がわかります。必要に応じてディスク拡張を行うことが推奨されます。

ステップ2: ストレージ追加

さくらVPSでは、ストレージ追加は簡単に実行できます。まずは追加プランを選択し、必要な容量を増やします。

# VPS管理画面から「ストレージ」セクションに移動してプランを選択

ステップ3: 新規ディスクのマウント

ストレージが追加された後、新しく追加されたディスクをマウントします。

# プラン変更後にSSH接続し、新しいディスクをフォーマット
sudo mkfs.ext4 /dev/sdb1

# 新しいパーティションをマウントするディレクトリを作成
mkdir -p /mnt/new_storage

# ディスクをマウント
sudo mount /dev/sdb1 /mnt/new_storage

ステップ4: ルートマウントの設定

新しく追加されたディスクをシステムのルートマウントに追加します。この作業は再起動時に反映されるようにするため、/etc/fstabファイルを編集します。

# /etc/fstabファイルを開く
sudo nano /etc/fstab

# 以下のように新しく追加されたディスクの情報を追記
/dev/sdb1    /mnt/new_storage    ext4    defaults    0    2

ステップ5: データ移行と整合性チェック

必要に応じて、新しいディスクに既存データをコピーします。

# cpコマンドを使用して新旧ディレクトリ間でファイルを同期
rsync -a /var/www/html/ /mnt/new_storage/

ステップ6: ファイアウォールとセキュリティ設定

新しいディスクを追加した後、ファイアウォール設定を更新します。

# ufwコマンドを使用してルールを追加
sudo ufw allow from 192.168.0.0/24 to any port 80 proto tcp comment "Allow HTTP from local network"

注意事項

  • バックアップ: ストレージの拡張前に、重要データは必ずバックアップを行ってください。
  • サービス停止: 大きなファイルシステムをマウントする場合やデータ移行を行う場合は、一時的にサービスを停止することが推奨されます。
  • パフォーマンス: ディスクのサイズ変更やデータ移行は時間がかかるため、ネットワーク帯域が限られている場合は注意が必要です。

まとめ

1. VPSの現在状態確認: df -hでディスク使用率を確認します。

2. ストレージ追加: VPS管理画面からプランを選択して追加します。

3. 新規ディスクのマウント: mkfs.ext4, mkdir, mountコマンドを使用し、新ディスクをマウントします。

4. ルートマウント設定: /etc/fstabに新しいディスク情報追記して、再起動時の自動マウントを設定します。

5. データ移行: 必要に応じて既存データを新しいディスクにコピーします。

6. ファイアウォール設定更新: ufwで必要なルールを追加します。

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