2026年8月28日
2026年8月28日
バリュードメインの料金の見方と主な機能(DNS設定・Whois代行・自動更新)
バリュードメイン(VALUE DOMAIN)は、GMOデジロック株式会社が運営するドメイン登録サービスで、扱う TLD の種類が多いことと、DNS レコードをテキストでまとめて書ける設定画面が特徴です。この記事では、金額ではなく料金の比べ方と、Whois情報公開代行・DNS設定・自動更新などの主な機能、WordPress サイトで使うときの設定の流れを説明します。料金やキャンペーン、画面の表記は変わるため、申し込み前に公式の料金表とマニュアルで確認してください(2026年10月現在)。
他社からバリュードメインへドメインを移す具体的な手順は、移管の手順だけを扱った別記事で説明しています。この記事は、使い始める前に全体像をつかむためのものです。
料金を比べるときの見方
ドメインの費用は、次の要素の組み合わせで決まります。
- 新規取得の料金:キャンペーン価格が出ていることが多く、多くの場合は初年度だけが対象です。
- 更新料金:2年目以降の毎年の費用です。数年以上使うサイトなら、比較の中心はこちらです。
- 移管料金:他社から移すときの費用です。gTLD では移管と同時に登録期間が1年延びるのが一般的なので、実質的には更新料金と比べます。
- 付帯サービス:Whois情報公開代行、SSL証明書、メールなどを別料金で付けるかどうか。
バリュードメインでは、TLD ごとに料金の設定が細かく分かれています。珍しい TLD は更新料金が高めに設定されていることがあるので、取得前に更新料金の欄を見ておくと、翌年以降の費用で驚かずに済みます。支払いはアカウントに残高を入れておく方式などが用意されていますが、方式や手数料は変わることがあるので、利用前に確認してください。
主な機能
Whois情報公開代行
gTLD を中心に、登録者の氏名・住所の代わりに事業者の情報を Whois に表示する公開代行を設定できます。個人運営のサイトでは、取得時に有効になっているかを確認しておきます。.jp ドメインは JPRS の方式で公開範囲が決まるため、gTLD と同じ代行の形にはならないことがあります。また、移管の手続きでは公開代行の設定が影響する場合があるので、移管の前後で設定を見直します。
DNS設定(テキスト形式のレコード編集)
バリュードメインのDNS設定画面では、レコードを1行ずつテキストで並べて書く形式が使われてきました。考え方は「タイプ ホスト名 値」の並びで、@ がドメイン名そのものを表します。イメージは次のとおりです(書式の細部、とくに MX の優先度の書き方などは公式マニュアルの記載例に合わせてください)。
a @ 203.0.113.10
a www 203.0.113.10
txt @ v=spf1 include:_spf.example.net ~all
テキストでまとめて書けるので、別のDNSサービスから移すときに一覧を貼り替えやすいのが利点です。反面、1行の書き間違いでレコードが無効になったり、意図しないホスト名になったりします。保存前に、変更前の内容をテキストファイルに控えておくと、元に戻すのが簡単です。
このDNS設定が使われるのは、ネームサーバーをバリュードメインのものに向けているときだけです。ネームサーバーをレンタルサーバーや Cloudflare などに向けている間は、ここを編集しても公開中のDNSは変わりません。
ネームサーバーの変更
レンタルサーバー側でDNSを管理する場合は、サーバー会社が案内するネームサーバーを指定します。GMOデジロックのコアサーバーなど、関連するサーバーサービスとの組み合わせでは設定の案内がまとまっています。
自動更新と期限の管理
自動更新を有効にすると、期限前に更新されます。残高やカードの有効期限が切れていると更新に失敗するため、通知メールの受け取り先と支払い手段を定期的に見直します。
ダイナミックDNSやAPI
固定IPのない回線向けのダイナミックDNSや、DNS設定を外部から操作するためのAPIが提供されています。たとえば、Let's Encrypt のワイルドカード証明書を DNS-01 で取る際に TXT レコードを自動で書き換える用途があります。APIの仕様や認証の方式は変わることがあるので、公式のAPIドキュメントを確認してください。APIの認証情報は、サーバーの公開ディレクトリやGitリポジトリに置かないよう注意します。
WordPress サイトで使うときの流れ
- ドメインを取得し、登録メールアドレスの確認を済ませる:確認メールに期限内に対応しないと、ドメインが停止されることがあります。
- DNS の管理場所を決める:サーバー会社のネームサーバーに任せるか、バリュードメインのDNSで A レコードを書くかを決めます。メールを別サービスで使うなら、MX と SPF・DKIM・DMARC の TXT も同じ場所で管理します。
- サーバー側にドメインを追加する:レンタルサーバーやVPSで、ドメインを受け付ける設定をします。
- 反映を確認する:
dig +short example.com Aやdig +short example.com MXで、意図した値が返るかを見ます。 - SSL証明書を発行してから WordPress を設定する:DNS の向き先が正しくなってから証明書を発行し、WordPress のサイトアドレスを https に揃えます。
運用上の注意
- 管理アカウントの保護:ドメイン管理のアカウントを乗っ取られると、DNS を書き換えられてサイトやメールを奪われます。使い回さないパスワードを使い、二段階認証などの保護機能があれば有効にします。
- 登録者情報の正確さ:不正確な情報は、確認依頼や利用停止の原因になります。
- DNS変更前のTTL調整:サーバー移転などで A レコードを変える予定があるなら、事前に TTL を短くしておくと切り替えが早く伝わります。
まとめ
- 料金は取得・更新・移管を分けて比べ、TLD ごとの更新料金を事前に確認します。
- 主な機能は Whois情報公開代行、テキスト形式のDNS設定、ネームサーバー変更、自動更新、ダイナミックDNSやAPIです。
- DNS 設定が効くのはネームサーバーをバリュードメインに向けているときだけです。
- 変更前にはレコードを控え、反映は dig で確かめます。
- 料金や画面表記は変わるため、公式の料金表とマニュアルで最新の情報を確認してください。