2026年5月20日
2026年5月20日
PHP更新後に白い画面になった場合の対処法
はじめに
ホスティング会社がサーバーのPHPバージョンをアップデートした後や、自分でPHPバージョンを変更した後にWordPressが白い画面になることがあります。これはプラグインやテーマが新しいPHPバージョンに対応していないことが原因です。
症状・原因
PHPアップデート後のWSODの主な原因:
- プラグインが新PHPバージョンで廃止された関数(
ereg()等)を使用している - テーマが古いPHP構文を使用している(PHP5系専用のコード)
- PHP8.x系では厳格な型チェックが強化されており、以前は動いたコードがエラーになる
- 拡張モジュールの変更(
mysql_→mysqli_への移行など)
解決手順
ステップ1:PHPバージョンを元に戻す(緊急対応)
まずサイトを復旧させるため、PHPバージョンを元に戻します。
cPanelの場合:
1. cPanelにログイン
2. 「ソフトウェア」→「MultiPHP Manager」を開く
3. 対象ドメインのPHPバージョンを以前のバージョンに変更
Xサーバーの場合:
1. サーバーパネルにログイン
2. 「PHP Ver.切替」→ 対象ドメインのPHPバージョンを変更
ステップ2:非対応プラグイン・テーマを特定する
PHPを元に戻してサイトが復旧したら、どのプラグイン・テーマが新PHPバージョンに非対応かを調査します。
プラグインをひとつずつ有効化してPHPバージョンを新しいものに切り替え、エラーが出るプラグインを特定します。
ステップ3:PHP Compatibility Checkerプラグインを使う
「PHP Compatibility Checker」プラグインをインストールすると、全プラグイン・テーマのPHP互換性を一括チェックできます:
1. プラグインをインストール・有効化
2. ツール → PHP Compatibility を開く
3. チェックしたいPHPバージョンを選択してスキャン
4. 非対応のプラグイン・テーマの一覧が表示される
ステップ4:非対応プラグインを更新または代替に変更
- 更新で解決する場合:プラグインページに最新版の変更履歴を確認し、PHP8対応版に更新
- 代替プラグインに変更:長期間更新されていないプラグインは、同等機能の別プラグインに移行
- プラグイン作者に報告:WordPressサポートフォーラムまたはGitHubでIssueを作成
ステップ5:wp-config.phpでエラーログを有効化して詳細確認
define( 'WP_DEBUG', true );
define( 'WP_DEBUG_LOG', true );
define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', false );
debug.log に具体的なエラーファイル名と行番号が記録されます。
注意事項
- PHPの更新前には必ずバックアップを取り、ステージング環境でテストしてください
- PHP7.4→8.0は後方互換性の変更が多いため特に注意が必要です
- WordPressの最低PHP要件は公式サイトで確認できます(現在はPHP7.4以上推奨)
まとめ
PHP更新後の白い画面は、まずPHPバージョンを元に戻してサイトを復旧させ、その後PHP Compatibility Checkerで非対応コードを特定して対処します。
関連記事: