2026年7月16日
2026年7月16日
AWSにWordPressをインストールする方法(EC2)
はじめに
WordPressを運用する上で、パフォーマンスやセキュリティの観点から自社サーバーを利用することが望ましい場合があります。AWS(Amazon Web Services)は信頼性と拡張性が高く、コスト効果も良いクラウドサービスです。特にEC2(Elastic Compute Cloud)を使用することで、必要なときにだけリソースを確保でき、無駄を省くことができます。
この記事では、AWSのEC2インスタンスにWordPressをインストールするための手順を詳しく解説します。まずインスタンスを作成し、サーバー環境を整えます。その後でMySQLとPHPなどの必要なソフトウェアをインストールし、最後にWordPress本体をセットアップします。
症状・背景
この記事が必要になる主な場面:
- WordPressサイトの高速化やセキュリティ強化を目指す場合
- 既存のホスティングサービスから移行する必要がある場合
- スキーマ特有のカスタマイズが必要な場合
- データベースのバックアップや復元を頻繁に行う場合
手順・設定方法
ステップ1: EC2インスタンスの作成と接続
# インスタンスタイプを選択します。ここではt2.microを使用します。
aws ec2 run-instances --image-id ami-xxxxxxxx --instance-type t2.micro --key-name MyKeyPair
# SSHでサーバーにログインします。MyInstanceのIPアドレスを指定してください。
ssh -i /path/to/your-keypair.pem ec2-user@ec2-xx-xxx-xx-xxx.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com
ステップ2: 必要なソフトウェアをインストール
# まず、更新リストとパッケージをアップデートします。
sudo yum update -y
# Apache, PHP, MySQLをインストールします。
sudo amazon-linux-extras install -y lamp-mariadb10.2-php7.2 php7.2
# Apacheのサービスを起動し、自動起動設定を行います。
sudo systemctl start httpd
sudo systemctl enable httpd
# MySQL(MariaDB)のサービスを起動します。
sudo systemctl start mariadb
ステップ3: WordPress用のデータベースを作成
# データベースとユーザーを作成します。
mysql -u root -p
CREATE DATABASE wordpress;
GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpress.* TO 'wordpressuser'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT;
# 設定を保存するためにmysqldサービスをリスタートします。
sudo systemctl restart mariadb
ステップ4: WordPressのインストールと設定
# ダウンロードディレクトリを作成し、WordPressをダウンロードします。
cd /var/www/html
wget https://wordpress.org/latest.tar.gz
tar -xzf latest.tar.gz
rm latest.tar.gz
# wp-config.phpファイルを作成し、必要な情報を設定します。
sudo cp wordpress/wp-config-sample.php wordpress/wp-config.php
sed -i 's/DB_NAME\t= database_name_here/DB_NAME\t= wordpress/' /var/www/html/wordpress/wp-config.php
sed -i 's/DB_USER\t= username_here/DB_USER\t= wordpressuser/' /var/www/html/wordpress/wp-config.php
sed -i 's/DB_PASSWORD\t= password_here/DB_PASSWORD\t= password/' /var/www/html/wordpress/wp-config.php
# ファイルとディレクトリの権限を設定します。
sudo chown -R apache:apache /var/www/html/wordpress/
sudo chmod 755 wp-content
注意事項
- インターネット公開前にファイアウォール設定を確認して、必要最小限のポートのみを開けてください。
- WordPressアカウントは強力なパスワードを使用し、定期的に更新することをお勧めします。
- 定期的なバックアップを取り、データのセキュリティと冗長性を確保してください。
- セキュリティグループで接続可能なIPアドレスを制限することで、攻撃から保護できます。
まとめ
1. インスタンス作成: AWS管理コンソールからEC2インスタンスを作成します。適切なOSとキーペアを選択しましょう。
2. ソフトウェアインストール: Apache, MySQL/MariaDB, PHPをインストールし、必要な設定を行います。
3. データベース作成: WordPress用のデータベースとユーザーを作成します。
4. WordPressインストール: WordPressをダウンロードしてインストールし、wp-config.phpファイルを適切に編集します。
5. セキュリティ対策: セキュリティグループやファイアウォール設定を確認し、必要なポートのみを開けてください。
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