2026年7月7日
2026年7月7日
WordPressのバックアップ戦略(フルバックアップと差分バックアップ)
はじめに
WordPressサイトの管理において、データの保護は非常に重要な要素です。この記事では、効果的なバックアップ戦略を立てることで、サーバー上のデータを安全に保つ方法について説明します。特に、定期的なフルバックアップと差分バックアップの実施方法とその利点について詳しく解説します。
症状・背景
このテーマが必要になる主な場面:
- サイトが攻撃を受けた場合
- ファイルやデータベースに誤操作をした場合
- パッチ適用時に問題が発生した場合
- ストレージの容量管理のために定期的にバックアップを取りたい場合
手順・設定方法
ステップ1: WordPressサイト全体をエクスポートする
# フルバックアップ用のディレクトリを作成
mkdir -p /var/backups/wordpress_full_backup
# wpコマンドを使用してWordPressデータを全量エクスポート
wp db export /var/backups/wordpress_full_backup/latest.sql --path=/var/www/html
ステップ2: 差分バックアップの設定と実行
# 最終フルバックアップの日時を確認
ls -lt /var/backups/wordpress_full_backup | grep "latest" | awk '{print $6, $7}' > latest_backup_date.txt
# 最新の差分バックアップファイルを取得
tar -czf /var/backups/wordpress_diff_backup/diff_$(date +%Y%m%d).tar.gz --exclude-from=latest_backup_date.txt /var/www/html/
ステップ3: バックアップスクリプトの自動化と定期実行
# cronジョブ設定でフルバックアップを週1回実行
crontab -e
0 2 * * 6 wp db export /var/backups/wordpress_full_backup/latest.sql --path=/var/www/html
# 差分バックアップは1日1回実行
crontab -e
59 23 * * * tar -czf /var/backups/wordpress_diff_backup/diff_$(date +%Y%m%d).tar.gz --exclude-from=latest_backup_date.txt /var/www/html/
ステップ4: バックアップの確認と管理
# 差分バックアップファイルの一覧を表示
ls -lt /var/backups/wordpress_diff_backup/
# 過去1週間分のフルバックアップが存在することを確認
find /var/backups/wordpress_full_backup/latest.sql -mtime +7 -exec rm {} \;
注意事項
- バックアップファイルは定期的に確認し、アクセス権限や保存先ディレクトリの容量管理を行うこと。
- フルバックアップと差分バックアップの同期を必ず取ること。
- サーバーへの外部からのアクセスには十分なセキュリティ対策を行ってください。
- バックアップファイルが正常に作成されているか、テスト環境で復元する手順を確認すること。
まとめ
1. フルバックアップ: 定期的にサイト全体の状態を保存することで、一貫性のある初期状態を確保します。
2. 差分バックアップ: フルバックアップ後の変更点のみをバックアップに加えることで、ストレージ効率を上げます。
3. cronジョブ設定: バックアップスクリプトの自動化と定期実行により、運用負荷を軽減します。
4. ファイル管理: バックアップファイルの一覧確認や古いバックアップの削除など、適切なファイル管理が必要です。
5. セキュリティ: 外部アクセス時のセキュリティ対策と、テスト環境での復元作業を通じた信頼性確保が重要です。
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