2026年5月24日

2026年5月24日

WordPressのCrowdSec(コミュニティファイアウォール)連携

はじめに

CrowdSecはオープンソースのコミュニティファイアウォールで、不正なアクセスや攻撃を検出しブロックします。WordPressサイトを運用する上で、DDoS攻撃やスクラッピングなどの脅威から保護するためにCrowdSecを利用することは非常に重要です。

症状・背景

このテーマが必要になる主な場面:

  • WordPressサイトへのアクセスが急激に増加し、パフォーマンス低下が発生する場合
  • 不明なIPアドレスからの大量のリクエストによりログイン画面や管理画面への不正アクセスを試みる攻撃を受けた場合
  • サイト管理者が特定のIPアドレスまたはIP範囲からアクセスをブロックしたい場合

手順・設定方法

ステップ1: CrowdSec Agentのインストールと設定

# CrowdSec公式リポジトリを追加します。
sudo sh -c "echo 'deb https://packagecloud.io/crowdsec/friendly-repos/packages/debian/ $(lsb_release -sc) main' > /etc/apt/sources.list.d/crowdsec.list"
wget -qO - https://packagecloud.io/gpg.key | sudo apt-key add -

# CrowdSec Agentをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install crowdsec

# CrowdSecアカウントを作成してAPIキーを取得し、CrowdSec Agentの設定ファイル(/etc/crowdsec/config.yaml)に記入します。

ステップ2: CrowdSec WordPressプラグインのインストールと設定

# CrowdSec公式リポジトリからCrowdSec WordPressプラグインをインストールします。
sudo curl -s https://raw.githubusercontent.com/crowdsec/crowdsec/master/install/plugins/wordpress/crowdsec-wordpress.php -o /var/www/html/wp-content/plugins/crowdsec-wordpress.php

# CrowdSecのAPIキーとCrowdSec Agentの状態を確認し、正常に機能していることを確認します。

ステップ3: ホワイトリスト設定と高度なセキュリティオプション

# 特定のIPアドレスや範囲からアクセスがブロックされないようにホワイトリスト設定を行います。
sudo crowdsecctl config set "crowdsec-agent.whitelist" "[\"192.0.2.1\", \"198.51.100.0/24\"]"

# CrowdSec Agentのログレベルやリポジトリフィルタリングなどの高度なセキュリティ設定を実装します。

ステップ4: ログ監視とトラブルシューティング

# CrowdSec Agentのステータスを確認し、異常が発生した場合に即座に対応できるようにするための監視を設定します。
sudo systemctl status crowdsec

注意事項

  • CrowdSec Agentとプラグインのバージョンが最新であることを確認してください。
  • 不明なIPアドレスや範囲からのアクセスをブロックすると、誤って正当なアクセスをブロックする可能性があるため注意が必要です。
  • セキュリティ上のリスクを最小限に抑えるために、定期的にCrowdSecのルールと設定を見直すことを推奨します。
  • パフォーマンス低下を防ぐため、必要以上のIPアドレスや範囲をホワイトリストに登録しないようにしてください。

まとめ

1. CrowdSec Agentのインストール: CrowdSec AgentはOSレベルで不正なアクセスをブロックするための重要な役割を果たします。

2. WordPressプラグインの設定: CrowdSec WordPressプラグインを使用して、Webアプリケーションレベルでのセキュリティ強化が可能になります。

3. ホワイトリストと高度なオプション: 特定のIPアドレスや範囲からのアクセスを許可するためのホワイトリスト機能を利用し、必要に応じて高度な設定を行います。

4. 監視とトラブルシューティング: CrowdSec Agentの状態とログを定期的に確認することで、セキュリティ上の問題を早期発見・対処することが可能です。

5. 更新と保守: CrowdSecは常に最新の脅威に対応するために、定期的な更新と適切な設定を見直すことが重要です。

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