2026年7月9日

2026年7月9日

WordPressのデータベースレプリケーションを設定する方法

はじめに

WordPressサイトの運営において、データの一貫性と冗長性を確保することは非常に重要です。データベースレプリケーションは、データ損失や障害時の迅速な復旧を可能にする技術であり、その設定方法について詳しく紹介します。

症状・背景

このテーマが必要になる主な場面:

  • データのバックアップと冗長性確保
  • システム障害時の迅速なデータ復旧
  • トレンドやアクセスが急増した際の負荷分散
  • 不正アクセスによるデータ損失のリスク軽減

手順・設定方法

ステップ1: MySQLマスターとスレーブサーバーの準備

まず、MySQL上でマスターサーバーとスレーブサーバーの環境を整えます。

# マスターサーバーに接続し、リプリケーションユーザーを作成します。
CREATE USER 'replication_user'@'slave_server_ip' IDENTIFIED BY 'secure_password';

# リプリケーションユーザーに必要な権限を付与します。
GRANT REPLICATION SLAVE ON *.* TO 'replication_user'@'slave_server_ip';

ステップ2: MySQLの設定ファイルを編集

MySQLの設定ファイル(my.cnfまたはmy.ini)を以下のように編集します。

# マスターサーバーで、リプリケーションの開始ポジションと二重バッファリングを有効にします。
[mysqld]
server-id=1
log-bin=mysql-bin

# スレーブサーバーで、マスターサーバーからデータを受け取る設定を記述します。
[mysqnd]
server-id=2
relay-log=mysql-relay-bin

ステップ3: データベースの状態を確認してスレーブサーバーに接続

マスターサーバー上で、データベースの現在の状態とBINLOGファイル名および位置を確認します。

# マスターステートメント情報を取得します。
SHOW MASTER STATUS;

スレーブサーバーでこの情報を元に設定を行います。

# スレーブサーバー上でマスターサーバーの情報とBINLOGファイル名、位置を指定します。
CHANGE MASTER TO
  MASTER_HOST='master_server_ip',
  MASTER_USER='replication_user',
  MASTER_PASSWORD='secure_password',
  MASTER_LOG_FILE='mysql-bin.000001',
  MASTER_LOG_POS=4;

ステップ4: リプリケーションの開始と監視

リプリケーションを開始し、正常に動作しているか確認します。

# スレーブサーバーでリプリケーションを開始します。
START SLAVE;

# スレーブ状態を確認します。エラーフリーであることを確認してください。
SHOW SLAVE STATUS\G;

注意事項

  • リプリケーションユーザーのパスワードは適切に管理し、定期的に変更すること。
  • MySQLの設定ファイルにはセキュアな値を使用するように注意。
  • スレーブサーバーがマスターサーバーを正しく追跡していることを確認するため、定期的な監視を行うこと。

まとめ

1. リプリケーションユーザー作成: マスターサーバーに接続し、リプリケーション専用のユーザーを作成。

2. 設定ファイル編集: MySQLの設定ファイルを編集してリプリケーション機能を有効にする。

3. スレーブサーバー設定: マスターサーバーからBINLOG情報を受け取り、スレーブサーバーでそれを処理するように設定。

4. 監視と保守: リプリケーションが正常に動作していることを確認し、必要に応じて調整を行う。

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