2026年6月25日

2026年6月25日

WordPressのPHPバージョンを変更する方法

はじめに

WordPressの安定稼働や最新機能の利用には、適切なPHPバージョンが重要です。PHPは定期的に更新され、セキュリティ面での改善やパフォーマンス向上が行われています。また、WordPress自身も新しいPHP機能を活用してより効率的なコードを実装しています。

症状・背景

この記事が必要になる主な場面:

  • WordPressサイトの最適化のために最新版のPHPに移行したい場合
  • 安全性向上の観点から、脆弱性が指摘されている旧バージョンからの移行を検討している場合
  • 新しいWordPressテーマやプラグインが必要な機能を提供するために古いPHPでは動作しない場合

手順・設定方法

ステップ1: 現在使用されているPHPバージョンを確認する

# PHPバージョンを確認します。
php -v

ステップ2: サーバー上でPHPのバージョンを切り替える

cPanelを使用している場合

# cPanelから「MultiPHP Manager」または「Select PHP Version」を選択します。
# 適切なドメインやディレクトリに対して新しいPHPバージョンを選択します。

# cPanelの設定が反映されるまで、数分から数十分かかることがあります。

仮想ホストを手動で編集している場合

# PHPバージョン切り替え用のスニペットを追加または変更します。
nano /etc/apache2/sites-available/example.com.conf

<IfModule mod_php7.c>
    php_admin_value engine Off
</IfModule>

<IfModule mod_proxy_fcgi.c>
    <FilesMatch \.php$>
        SetHandler "proxy:unix:/var/run/php/php8.1-fpm-example.sock|fcgi://localhost"
    </FilesMatch>
</IfModule>

# 設定を保存してApacheを再起動します。
sudo systemctl reload apache2

ステップ3: WordPressの設定確認と更新

WordPressからPHPバージョンをチェックする

# ディレクトリに移動し、wp-config.phpファイルを編集します。
cd /var/www/html/example.com
nano wp-config.php

// サイトのためのPHP設定をオーバーライドするためのフィルターを追加します。
define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');
define('WP_MAX_MEMORY_LIMIT', '1024M');

# 保存して、ブラウザでWordPress管理画面を開きます。

PHP設定を更新

# PHP.iniファイルに追記または変更します。
nano /etc/php/8.1/apache2/php.ini

memory_limit = 256M
upload_max_filesize = 30M
post_max_size = 30M

# 設定保存後、Apacheの再起動を実行します。
sudo systemctl restart apache2

ステップ4: サイトの動作確認と問題解決

アクセスログやエラーログを確認する

# アクセスログを開きます。
tail -f /var/log/apache2/access.log

# エラーログを開きます。
tail -f /var/log/apache2/error.log

注意事項

  • バージョンアップの前には必ずバックアップを取る: バージョンが変更されると、一部のプラグインやテーマが正常に動作しない場合があります。また、データ損失のリスクもありますので、サイト全体のバックアップを取ることを強く推奨します。
  • PHP設定ファイルは適切な権限で編集: ファイルを書き換える際には、適切な権限が与えられていることを確認してください。通常はroot権限が必要です。
  • セキュリティ上の注意点: PHPのバージョンアップにより、旧版で利用されていた脆弱性が修正される一方で、新しく生じる可能性もあります。最新の情報に常に留意することが重要です。
  • パフォーマンスと運用面での考慮事項: PHPバージョンを上げることで、より高度な機能を利用できるようになりますが、その分サーバー負荷も増加する場合があります。適切なリソース管理が必要です。

まとめ

1. バックアップの重要性: データ損失を防ぐためには事前のバックアップが欠かせません。

2. 最新情報へのアクセス: PHPやWordPressの公式ドキュメントから、最新情報を得ることで問題解決に役立ちます。

3. 適切な設定ファイル編集: ApacheやPHPの設定ファイルは慎重に対応するべきです。

4. セキュリティ維持: 定期的な更新と脆弱性スキャンを実施することでサイトの安全を確保します。

5. パフォーマンス最適化: バージョンアップ後も継続的に監視し、必要に応じて設定を調整するべきです。

関連記事:

お気軽にご相談ください

お見積りへ お問い合わせへ