2026年7月11日

2026年7月11日

WordPressのテーマが更新後に崩れる場合の対処法

はじめに

WordPressサイトを維持管理していると、テーマの更新が必要になることがあります。しかし、この更新プロセスで問題が発生すると、サイト全体が正常に機能しなくなる可能性があります。その結果、アクセス解析データが悪化したり、ユーザーからの問い合わせが増えたりするでしょう。本記事では、このような状況に対処するためのステップと予防策を紹介します。

症状・背景

このテーマが必要になる主な場面:

  • 更新後のサイトが正常に機能しない
  • ページが表示されず「500エラー」や「404エラー」が出る
  • CSSやJavaScriptのエラーによりデザインが崩れる
  • フォームの送信機能などが停止する

手順・設定方法

ステップ1: サイトのバックアップを作成

サイトを復元できるように、更新前の状態を保存します。

# バックアップディレクトリを作成
mkdir /path/to/backup

# WordPressデータベースのエクスポート
mysqldump -u db_user -p db_name > /path/to/backup/db_backup.sql

# サイトファイルの圧縮バックアップ
tar czf /path/to/backup/site_files.tar.gz -C /path/to/public_html .

ステップ2: 管理者権限を確認し、テーマを無効化

更新が失敗した場合、サイトを一時的に利用可能に保つためにテーマを無効化します。

# ファイルの所有者とグループを変更(必要であれば)
chown -R www-data:www-data /path/to/public_html/wp-content/themes/

# FTPクライアントやcPanelを使用してwp-content/themesディレクトリにアクセスし、更新したテーマの有効化状態を確認
# テーマが無効化されていることを確認

# 管理パネルからデフォルトの「Twenty Twenty-Two」などのテーマに切り替える

ステップ3: WordPressを最新バージョンに更新する

テーマの不具合がWordPressのバージョンによるものである可能性があります。その場合は、WordPress自体も最新版に更新します。

# FTPクライアントやcPanelを使用してwp-includes/wp-db.phpファイルにアクセスし、その内容を確認
# wp-db.phpの最終変更日付が最新か確認

# WordPressのアップデートページを開き、「更新」ボタンをクリック

ステップ4: テーマの更新または再インストール

問題が解決しない場合は、テーマのファイルを再度ダウンロードし、サイトにアップロードします。

# 管理パネルから「プラグイン」→「テーマ」→「追加新規」を開き、「Upload Theme...」ボタンをクリック
# テーマの最新版ZIPファイルを選択して「Install Now」ボタンをクリック

# インストールされた新しいテーマを有効化

注意事項

  • 更新前のバックアップは必ず作成する。
  • 一時的にデフォルトのテーマを使用することで、問題が特定しやすくなる。
  • テーマの更新は常に最新バージョンから行うことが推奨される。
  • 多くの場合、サーバーコンフィギュレーションやプラグインとの互換性が原因となる。

まとめ

1. 定期的なバックアップ: 更新前のサイト状態を保存しておきましょう。これにより問題が発生した場合でも迅速に対応できます。

2. デフォルトテーマへの切り替え: テーマ更新後、サイトが正常に機能しない場合は、一時的にデフォルトのテーマを使用することで原因を特定しやすくなります。

3. 最新版のWordPressとテーマを使用: WordPressやテーマのバージョンが古いと互換性の問題が発生する可能性があります。常に最新版を利用しましょう。

4. サーバーコンフィギュレーションの確認: 一部の問題はサーバー環境によるものであるため、.htaccessファイルやphp.ini設定をチェックすることが有効です。

5. プラグインとの互換性: テーマとプラグインが競合する可能性があります。更新後にはプラグインの一覧を確認し、必要に応じて対処しましょう。

関連記事:

お気軽にご相談ください

お見積りへ お問い合わせへ