2026年10月18日
2026年10月18日
Search ConsoleとGA4をWordPress管理画面で見るプラグイン「Search Insights Dashboard」(無料)
Search Insights Dashboardは、Google Search ConsoleとGoogleアナリティクス4(GA4)のデータを、日次でWordPressのデータベースに蓄積し、管理画面のダッシュボードで見られるようにする無料のプラグインです。
Search ConsoleとGA4を行き来しなくても、WordPressの管理画面だけで、クリック数・表示回数・平均掲載順位・セッション数の推移を確認できます。データは自分のサイトのデータベースに保存されるため、Search Consoleの表示期間を超えて蓄積できます。
バージョン1.0.0/WordPress 6.0以上・PHP 7.4以上/ライセンス GPL-2.0以降
ダッシュボードの画面構成
| タブ | 見られる内容 |
|---|---|
| Overview | 期間を指定した、クリック・表示回数・CTR・平均掲載順位・セッション・ユーザー。日別の折れ線と棒グラフ |
| Groups | 自分で決めたカテゴリーグループごとの合計値 |
| Queries | クリック数の多い検索クエリ上位200件 |
| Pages | 上位200ページの、Search ConsoleとGA4の指標を並べた表 |
| New posts | 公開から90日以内のページの、インデックス後の伸び |
| Outbound links | GA4の外部リンククリックから集計した、ドメインごとのクリック数 |
| Alerts | 直近7日間で、その前の7日間より、クリックが20%以上減ったページ |
| Events | 記事の公開やリライトなどの出来事を日付つきで記録 |
導入の前に:必要なもの
データの取得には、Googleの「サービスアカウント」を使います。個人のGoogleアカウントでログインする方式ではないため、最初に次の準備が必要です。ここが最も手間のかかる部分ですが、一度設定すれば、あとは自動で収集されます。
- Google Cloudのプロジェクト
- Search ConsoleにサイトがPropertyとして登録されていること
- GA4のPropertyがあること
導入手順
1. Google Cloudでサービスアカウントを作る
- Google Cloud Consoleでプロジェクトを作成(または既存のものを選択)します。
- 「APIとサービス」で、Google Search Console APIとGoogle Analytics Data APIを有効にします。
- 「IAMと管理 → サービスアカウント」でサービスアカウントを作成し、「キー」からJSON形式のキーをダウンロードします。
2. サービスアカウントに閲覧権限を与える
- Search Consoleの「設定 → ユーザーと権限」で、サービスアカウントのメールアドレス(JSON内の
client_email)を追加します。権限は「制限付き」以上にしてください。 - GA4の「管理 → プロパティのアクセス管理」で、同じメールアドレスを「閲覧者」として追加します。
3. プラグインをインストールして設定する
- 上のボタンからzipをダウンロードし、プラグイン → 新規追加 → プラグインのアップロードでインストールして有効化します。
- 設定 → Search Insightsを開き、先ほどのJSONキーをアップロードします。
- GA4のProperty IDと、Search ConsoleのサイトURLを入力して保存します。
- 必要に応じて、グループ(カテゴリー・投稿タイプ・パスの前方一致)を設定します。
- データ収集の項目でバックフィル(過去データの取得)を開始します。
バックフィルは、WP-Cronで31日分ずつ分割して実行されます。サーバーに負荷をかけにくい設計ですが、Search Consoleの過去16か月分を取り込むには、数十回の実行が必要です。アクセスのあるサイトなら、数時間から1日ほどで完了するのが目安です。以降は、毎日自動で収集されます。
安全性とデータの扱い
- サービスアカウントのJSONは、AES-256で暗号化してから保存します。
- 通信先はGoogleのAPI(
searchconsole.googleapis.com・analyticsdata.googleapis.com・oauth2.googleapis.com)だけです。接続は、定期収集と、管理画面の「Collect now」を押したときに限られます。 - サイトの本文や個人情報は送信せず、送るのはサービスアカウントの認証情報(JWTの署名)だけです。
- グラフ描画用のChart.jsは同梱しており、CDNは使いません。
- 収集したデータは、サイトのデータベース(
wp_sd_*テーブル)に保存されます。
使うときの注意
- Search Consoleのクエリデータは、記事数×クエリ数×日数で増えます。大規模なサイトでは、データベースの容量に注意してください。
- WP-Cronはサイトへのアクセスをきっかけに動きます。アクセスが少ないサイトでは、収集が遅れることがあります。
- Python製の収集スクリプトで使っていたREST(
seodash/v1/map・seodash/v1/ingest)との互換も残してあります。
よくある質問
無料ですか?
はい。GPL-2.0以降のライセンスで、無料で利用できます。
WordPress.orgのプラグインディレクトリには載っていますか?
プラグインディレクトリへの申請は、先に出した別のプラグインの審査が終わってから行う予定です。それまでは、このページのzipからインストールしてください。
削除するとデータはどうなりますか?
プラグインを削除すると、収集したデータのテーブルも、あわせて削除されます。残したい場合は、削除前にデータベースをバックアップしてください。