2026年5月20日
2026年5月20日
Wordfence Securityの設定方法|無料版でできること・Premiumとの違い(2026年版)
結論:Wordfenceとは、無料版でできること
Wordfence Securityは、WordPress向けのセキュリティプラグインです(作者はMark Maunder)。ファイアウォール、マルウェアスキャン、ログインセキュリティを1つにまとめています。無料版でも、基本の防御はそろっています。ただし、無料版では、ファイアウォールのルールとマルウェアのシグネチャが、30日遅れで提供されます。 リアルタイムで更新されるのは、有料のPremium版です。
この記事は、2026年10月16日時点のwordpress.orgの公式ページにもとづいています。画面の項目名はバージョンで変わるため、画面の操作手順は載せていません。操作は、Wordfenceの公式ドキュメントを参照してください。
無料版とPremium版の違い
| 無料版 | Premium版(有料) | |
|---|---|---|
| ウェブアプリケーションファイアウォール | あり | あり |
| ファイアウォールのルール・マルウェアシグネチャの更新 | 30日遅れ | リアルタイム |
| マルウェアスキャン | あり | あり。より頻繁なスキャンや、時刻を指定した予約もできる |
| 整合性チェック | あり | あり |
| 脆弱性チェック | あり | あり |
| ログインセキュリティ(パスキー、2要素認証、CAPTCHAなど) | あり | あり |
| ブルートフォース対策(ログイン試行回数の制限) | あり | あり |
| ブロック機能(IP、IP範囲、ホスト名、User Agent、リファラー) | あり | あり |
| ライブトラフィック | あり | あり |
| リアルタイムIPブロックリスト | なし | あり |
| 国別ブロック | なし | あり |
| サイトやIPがブロックリストに載っていないかの確認 | なし | あり |
| セキュリティ監査ログ | なし | あり |
| サポート | フォーラム(ボランティア) | 有料チケット形式 |
※「なし」は、公式がPremium版の機能として挙げていて、無料版の機能一覧には載っていないものです。有料版の料金は、この記事には載せていません。公式ページで確認してください。
有効インストール数は、wordpress.orgで500万以上です。WordPress 7.1.3までの動作確認が記載されています。
無料版でできること
wordpress.orgの説明では、次のような機能が挙げられています。
ファイアウォールとブロック
- ウェブアプリケーションファイアウォールで、悪意あるトラフィックを識別してブロックします
- ブロック機能では、IPアドレスに加えて、IP範囲、ホスト名、User Agent、リファラーに基づくルールを作れます
- ブルートフォース対策として、ログイン試行の回数を制限できます
マルウェアスキャンと整合性チェック
- コアファイル、テーマ、プラグインを調べ、マルウェア、不審なURL、バックドア、SEOスパム、不正なリダイレクトなどを検出します
- 整合性チェックは、WordPress.orgのリポジトリと比較して、変更を報告します。変更されたファイルは、元のバージョンで修復できます
- 脆弱性チェックは、既知の脆弱性を確認し、放棄されたプラグインについても警告します
ログインセキュリティ
- パスキーと、TOTP方式の2要素認証に対応します
- ログインページのCAPTCHA、XML-RPCの設定、侵害されたパスワードを使った管理者のログインのブロックに対応します
ライブトラフィック
訪問者、ボット、攻撃の試みを、リアルタイムで確認できます。
設定を考える流れ
画面の操作ではなく、「何を決めるか」の流れです。
- プラグインをインストールして、有効化する
- ファイアウォールを有効にする
- マルウェアスキャンを、1回実行して、結果を確認する
- ログインセキュリティで、管理者に2要素認証かパスキーを設定する
- 必要に応じて、ブロック機能でIPなどの条件を決める
無料版は、ルールの更新が30日遅れるため、WordPress本体・テーマ・プラグインを最新に保つことが前提になります。
注意しておきたいこと
- ブロックの設定を間違えると、自分もサイトに入れなくなることがあります。 自分が403エラーで入れなくなったときは、WordFenceによる403エラーを解除する方法を参考にしてください
- 公式のFAQでは、サイトが侵害されたあとは、完全な再インストールを推奨しています。Wordfenceはコアファイル、テーマ、プラグインの修復に対応しますが、修復だけでは十分でないことがあります
- 公式は、設定データのキャッシュなどにより、サイトの表示は遅くならないと説明しています。実際の影響は環境で異なるため、導入後に表示速度を確認してください
- 複数のサイトを1か所で管理するWordfence Centralは、サイト数に制限なく無料で使えると記載されています
よくある質問
無料で使えますか。
基本の機能は、無料版で使えます。ただし、ルールの更新が30日遅れる点と、国別ブロックなどがPremium版の機能である点は、無料版の制限です。
国別のブロックはできますか。
国別ブロックは、Premium版の機能です。無料版のブロック機能では、IPアドレス、IP範囲、ホスト名、User Agent、リファラーを指定できます。
2要素認証は使えますか。
無料版で使えます。パスキーとTOTP方式の2要素認証に対応しています。WordPressへの2要素認証の導入は、WordPressに二要素認証(2FA)を実装する方法も参考にしてください。
スキャンでマルウェアが見つかったら。
対処の手順は、WordFenceのスキャン機能でマルウェアを検出・駆除する方法を参照してください。
ほかのセキュリティプラグインと比べたい。
WordPressのセキュリティプラグインWordfence vs Sucuriの比較と選び方で比較しています。ログインURLを変更して入口を隠す方法は、WordPressのログインURLを変更する方法で解説しています。