2026年8月10日
2026年8月10日
All in One SEO(AIOSEO)でXMLサイトマップを設定してSearch Consoleに送信する方法
All in One SEO(AIOSEO)を使っているなら、XMLサイトマップはプラグインの機能で自動生成でき、別のサイトマッププラグインは要りません。この記事では、サイトマップに何を含めて何を外すかの判断基準、設定の手順、Google Search Consoleへの送信、表示されない・エラーになるときの確認方法までを説明します。読み終えれば、検索エンジンに見てほしいページだけを載せたサイトマップを用意し、その状態を自分で点検できるようになります。
XMLサイトマップの役割を押さえる
XMLサイトマップは、サイト内のURLの一覧を検索エンジンに伝えるためのファイルです。Google Search Centralの説明でも、サイトマップはクロールの手がかりとして使われるもので、載せたURLがインデックスされることや、順位が上がることを約束するものではないとされています。
そのため、設定で大切なのは「インデックスしてほしいURLだけを載せる」ことです。中身の薄いタグページや、検索結果に出したくない会員ページなどを含めると、サイトマップの信頼度が下がり、点検のたびにノイズが増えます。
作業前の確認
- AIOSEOを最新版に更新しておく。設定変更の前にバックアップを取り、可能ならステージング環境で試す
- Yoast SEOやRank Math、XML Sitemapsなど、サイトマップを生成する別プラグインが有効になっていないか確認する。複数が同時に動くと、どちらのサイトマップが出ているのか分かりにくくなります
- サーバーのドキュメントルート(WordPressの
index.phpと同じ階層など)に、昔作ったsitemap.xmlの実ファイルが残っていないか確認する。実ファイルがあると、プラグインが生成するサイトマップより先にそちらが返されます
AIOSEOでのサイトマップ設定
AIOSEOの管理メニューにサイトマップの設定画面があり、一般的なXMLサイトマップのほか、HTMLサイトマップやRSSサイトマップなどのタブが並びます。動画サイトマップやニュースサイトマップは有料版の機能として提供されています。メニュー名や項目の並びはバージョンで変わることがあるため、以下は目的ごとに説明します(2026年10月現在)。
サイトマップを有効にする
一般的なサイトマップの設定で、サイトマップ機能が有効になっているかを確認します。有効にすると、通常は https://example.com/sitemap.xml がサイトマップのインデックスになり、その下に投稿・固定ページ・カテゴリーなどの種類別のサイトマップがぶら下がる構成になります。画面に表示されるサイトマップのURLを開き、XMLの一覧が表示されれば生成はできています。
WordPress本体にも5.5以降、wp-sitemap.xml という標準のサイトマップ機能がありますが、AIOSEOのサイトマップを有効にすると、通常はAIOSEO側が優先されます。どちらを送信しているのか混乱しないよう、Search Consoleに送るのはAIOSEOのURLに統一します。
1ファイルあたりのURL数
サイトマップインデックスを使う設定では、1つのサイトマップファイルに含めるURL数の上限を指定できます。サイトマップの仕様上の上限は1ファイル5万URLですが、URL数が多いサイトでは、1ファイルを小さくした方が生成の負荷が下がり、表示の待ち時間も短くなります。共有サーバーで記事数が数千件以上あるなら、既定値のまま様子を見て、表示が遅い場合に減らすと良いでしょう。
含める投稿タイプとタクソノミー
既定では、公開されているすべての投稿タイプとタクソノミーが含まれる設定になっていることが多いので、ここを見直すのが一番効果のある作業です。
- 含める:投稿、固定ページ、商品ページなど、検索から来てほしいページ
- 見直す:タグ、日付アーカイブ、投稿者アーカイブ。記事数が少なく内容が重複しやすいなら外す
- 外す:プラグインが作った内部用のカスタム投稿タイプ(フォームの送信履歴、テンプレート用の投稿タイプなど)
外したい投稿タイプが一覧に出てくる場合は、その投稿タイプ自体を検索結果に出したくないことが多いはずです。その場合はAIOSEOの検索表示の設定で、その投稿タイプをnoindexにしておくと一貫します。
個別のページを除外する
サンクスページや、キャンペーン終了後に残している告知ページなど、個別に外したいURLは、サイトマップの詳細設定にある除外の項目で指定できます。また、投稿編集画面でAIOSEOの設定からnoindexにした記事は、通常はサイトマップからも外れます。noindexとサイトマップ掲載が食い違っていないかは、後述の確認で点検できます。
優先度と更新頻度
サイトマップには priority(優先度)と changefreq(更新頻度)を書く欄があり、AIOSEOでも設定できます。ただしGoogleはこの2つを使っていないと公表しています。時間をかけて調整する必要はなく、既定値のままで構いません。Googleが参考にするのは lastmod(最終更新日)で、実際に内容を更新した日時が正しく入っていることの方が大切です。
Search Consoleに送信する
- Google Search Consoleで対象サイトのプロパティを開く
- 「サイトマップ」のメニューで、サイトマップのURL(通常は
sitemap.xml)を入力して送信する - ステータスが「成功しました」になり、検出されたURL数が表示されるのを確認する
送信直後は「取得できませんでした」と表示されることがありますが、新しいサイトマップでは一時的なことが多く、しばらく時間をおくと処理されることがあります。数日たっても変わらない場合は、次の確認に進みます。
なお、以前はGoogleにサイトマップの更新を知らせる「ping」の仕組みがありましたが、Googleは2023年にこの仕組みを廃止しました。サイトマップの送信は一度行えば、以後はGoogleが定期的に読み直します。
robots.txt にサイトマップのURLを書いておくと、Bingなど他の検索エンジンにも場所を伝えられます。AIOSEOには robots.txt を編集する機能があるので、サイトマップの行が入っているかを確認しておくと安心です。
表示されない・エラーになるときの確認
sitemap.xml が404になる
- 管理画面の「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変更せずに保存する。これでリライトルールが作り直され、解決することがあります
- ドキュメントルートに
sitemap.xmlの実ファイルがないか確認する - Nginxのサーバーでは、
.xmlへのアクセスをWordPressに渡さない設定になっていることがあります。サーバーの設定かホスティング会社の案内を確認します - 別のSEOプラグインやサイトマッププラグインが同じURLを使っていないか確認する
古い内容が表示される・記事が載らない
キャッシュプラグインやCDNがサイトマップのXMLをキャッシュしていると、新しい記事が反映されません。キャッシュの除外設定に sitemap を含むURLを加えるか、キャッシュを削除して再確認します。記事が載らない場合は、その記事がnoindexになっていないか、除外の設定に含まれていないかを確かめます。
XMLの形式エラーになる
テーマやプラグインが出力の先頭に余計な空白や文字を混ぜていると、XMLとして読み取れなくなります。PHPファイルの末尾にある閉じタグ ?> の後の空行が原因になる例もあります。ブラウザでサイトマップを開いて表示されるエラー位置と、プラグインを1つずつ無効化しての切り分けが手がかりになります。切り分けはステージング環境で行ってください。
まとめ
- XMLサイトマップはクロールの手がかりで、インデックスや順位を約束するものではない
- AIOSEOのサイトマップ機能を有効にし、他のサイトマップ生成機能と重ならないようにする
- 含める投稿タイプ・タクソノミーを見直し、インデックスしてほしいURLだけを載せる
- 優先度と更新頻度はGoogleが使っていないため調整不要。最終更新日の正しさの方が大切
- Search Consoleにサイトマップを送信し、404やキャッシュ、XMLの形式エラーは順番に切り分ける