2026年8月18日
2026年8月18日
WordPressの「カレンダー」ブロックの使い方|投稿日のカレンダー表示と表示されない時の確認点
WordPressのコアにある「カレンダー」ブロックは、月ごとのカレンダーを表示し、記事を公開した日付にその日の記事一覧へのリンクを付けるブロックです。イベントの予定表や予約カレンダーとは別物で、「いつ記事を書いたか」をたどるための日付アーカイブの入口です。この記事では、ブロックの挿入場所、表示の仕組みと設定できること、何も表示されないときの確認点、予定表が欲しい場合の考え方を管理画面の操作で説明します。
画面の表記はバージョンやテーマで多少異なります。本文の表記は(2026年10月現在)の一般的な日本語表示を基準にしています。
カレンダーブロックで表示されるもの
カレンダーブロックを置くと、次のような表が表示されます。
- 1か月分の日付の表(見出しに年月)
- 記事が公開されている日付はリンクになり、クリックするとその日の記事一覧(日別アーカイブ)が開く
- 表の下に前の月・次の月へのリンク(記事がある月へ移動する)
表示される月は、通常は現在の月です。日付アーカイブ(たとえば2026年9月の記事一覧)を開いているときは、その月のカレンダーが表示されます。
対象になるのは、公開状態の「投稿」です。固定ページや、下書き・予約投稿の記事は含まれません。予約投稿は公開日時を迎えて公開されると、カレンダーにも反映されます。
ブロックを挿入する
記事本文やサイドバー相当の場所
- 投稿・固定ページの編集画面、またはサイトエディターを開きます。
- 「+」から「カレンダー」を検索して挿入します。
挿入すると、その時点の投稿データをもとにしたカレンダーが編集画面にもそのまま表示されます。カレンダーの中身は自動生成なので、日付やリンクを手で編集することはできません。
ブロックテーマの場合
ブロックテーマでは、「外観」→「エディター」でテンプレートやテンプレートパーツを開き、サイドバー列やフッターにカレンダーブロックを置きます。ブログのアーカイブテンプレートの横に置くと、日付から記事をたどる導線になります。テンプレートパーツの変更はそのパーツを使う全ページに反映される点に注意してください。
クラシックテーマの場合
クラシックテーマでは、「外観」→「ウィジェット」でサイドバーなどのウィジェットエリアにカレンダーブロックを追加するのが一般的です。ブロックウィジェットを無効にしている環境では、従来の「カレンダー」ウィジェットを使います。どちらも表示される内容はほぼ同じです。
設定できること
カレンダーブロックには、表示する月や対象の投稿を選ぶ設定はありません。設定できるのは主に見た目です。
- 色: スタイルタブで文字色・背景色などを指定できます。テーマによってはリンクの色も指定できます。
- タイポグラフィ: フォントサイズなどを調整できる場合があります。
- 配置: テーマが対応していれば、幅広・全幅などの配置を選べます。
どの項目が出るかはテーマが有効にしている機能によって変わります。細かい見た目(今日の日付の強調、表の罫線など)を変えたい場合は、テーマのスタイル設定や追加CSSで調整します。
カレンダーの表示に関わるサイト設定
ブロックの外にも、カレンダーの見え方を決める設定があります。
- 週の始まり: 「設定」→「一般」の「週の始まり」で、日曜始まりか月曜始まりかを選べます。カレンダーの列の並びはこの設定に従います。
- タイムゾーン: 同じく「設定」→「一般」のタイムゾーンがずれていると、深夜に公開した記事が前日や翌日の日付に表示されることがあります。日本向けのサイトなら「東京」または UTC+9 になっているかを確認します。
- パーマリンク: 日付のリンク先URLの形は、「設定」→「パーマリンク」の設定によって変わります。
カレンダーに何も表示されない・リンクが付かないとき
公開済みの投稿が1件もない
公開済みの投稿が1件もないサイトでは、カレンダーブロックは公開ページに何も表示しません。編集画面では、投稿がないため表示されない旨の案内が出ることがあります。まずは「投稿」→「投稿一覧」で、公開状態の投稿があるかを確認します。
今月に投稿がない
今月まだ記事を公開していない場合、カレンダー自体は表示されますが、日付にリンクは付きません。前の月へのリンクから、記事のある月をたどれます。表示に問題があるわけではないので、記事を公開すればその日付がリンクになります。
固定ページやカスタム投稿タイプが反映されない
カレンダーブロックが対象にするのは「投稿」だけです。固定ページや、プラグインで追加したカスタム投稿タイプ(お知らせ・実績など)の記事は、公開しても表示されません。これらを日付で見せたい場合は、カスタム投稿タイプ側の機能や、専用のプラグインを検討します。
新しい記事を公開したのに反映されない
キャッシュ系プラグインやサーバーのキャッシュが、古いカレンダーを含むページを返していることがあります。キャッシュを削除してから表示を確かめてください。
日付のリンクを開くと404になる
日別アーカイブのページが開けない場合は、「設定」→「パーマリンク」を開いて何も変えずに「変更を保存」を押すと、URLの規則が再生成されて直ることがあります。それでも直らない場合は、日付アーカイブを無効にするプラグインやテーマの設定がないかを確認します。
イベントの予定表を作りたい場合
カレンダーブロックは、未来の予定を書き込んだり、営業日を色分けしたりする機能を持っていません。次のような用途には向かない点を押さえておきます。
- イベントやセミナーの開催日程を一覧で見せたい
- 営業日・休業日をカレンダーで示したい
- 日付を選んで予約を受け付けたい
こうした用途には、イベント管理や予約受付のプラグイン、あるいは外部のカレンダーサービスを埋め込む方法を検討します。プラグインを選ぶときは、更新が続いているか、使っているテーマと表示が崩れないかを確認してから導入してください。
また、月ごとの記事一覧へのリンクだけが欲しいなら、コアの「アーカイブ」ブロックで月別リストを表示するほうが、表よりも省スペースで分かりやすい場合があります。
まとめ
- カレンダーブロックは、公開済みの投稿がある日付にリンクを付けた月間カレンダーを表示します。
- 対象は公開状態の「投稿」だけで、固定ページやカスタム投稿タイプ、下書きは含まれません。
- 設定できるのは主に色やタイポグラフィなどの見た目で、週の始まりやタイムゾーンは「設定」→「一般」で決まります。
- 何も出ないときは公開済み投稿の有無、リンクが付かないときはその月の投稿の有無、反映されないときはキャッシュを確認します。
- イベントの予定表や予約受付には、専用のプラグインや外部サービスを使います。