2026年6月27日
2026年6月27日
WordPressの「検索」ブロックの使い方|検索窓の設置・ボタンの設定と検索結果ページの整え方
WordPressのサイトに検索窓を付けたいときは、コアの「検索」ブロックを挿入すれば、コードを書かずにサイト内検索のフォームを置けます。この記事では、ブロックの挿入方法、ラベル・プレースホルダー・ボタンの位置やアイコン化・幅といった設定、ヘッダーやサイドバーへの置き方、ブロックテーマでの検索結果テンプレートの整え方、そして「探している記事がヒットしない」ときの考え方までを、管理画面の操作で説明します。
ツールバーや設定サイドバーの項目名・配置は、WordPress のバージョンやテーマによって変わることがあります。本文は(2026年10月現在)の一般的な日本語表示を基準にしているので、違う場合は近い名前の項目を探してください。
検索ブロックの仕組み
検索ブロックが作るのは「入力欄とボタンのフォーム」だけです。閲覧者がキーワードを入れて送信すると、サイトのアドレスに ?s=キーワード が付いたページへ移動し、WordPress本体の検索機能が結果を表示します。
https://example.com/?s=バックアップ
つまり、検索の精度や対象範囲はブロックの設定ではなくWordPress本体の検索の仕組みで決まり、結果ページの見た目はテーマ(ブロックテーマなら検索結果テンプレート)で決まります。この3つを分けて考えると、トラブルの原因を切り分けやすくなります。
ブロックを挿入する
- 投稿・固定ページの編集画面、またはサイトエディターで「+」(ブロック挿入ツール)を開きます。
- 「検索」と入力し、表示された「検索」ブロックを選んで挿入します。
- 入力欄とボタンが付いた検索フォームが配置されます。
挿入した時点で、ラベル(入力欄の上の見出し文字)とボタンには「検索」という文字が入っています。ラベルやボタンの文字は、ブロック上をクリックすればその場で書き換えられます。
主な設定項目
ラベルの表示・非表示
入力欄の上に表示される「検索」という見出しは、ツールバーのボタン(バージョンによっては設定サイドバーのスイッチ)で表示・非表示を切り替えられます。ヘッダーのように場所が限られる所では、ラベルを隠してすっきりさせることが多いです。
ラベルを非表示にしても、画面読み上げソフト向けには入力欄の説明として使われる作りになっています。見た目上は消しても、ラベルの文字は空にせず「サイト内検索」など意味の分かる言葉を入れておくと、アクセシビリティの面で安心です。
プレースホルダー
プレースホルダーは、入力欄の中に薄く表示される案内文です。ブロック上の入力欄をクリックして、「キーワードを入力」「記事を探す」のように書き込みます。入力が始まると消える文字なので、ラベルの代わりとして大事な説明をここだけに書くのは避けてください。
ボタンの位置
ツールバーの「ボタンの位置」に関するメニューから、次のような配置を選べます。
- ボタンを外側に配置: 入力欄の右にボタンを並べる、もっとも一般的な形です。
- ボタンを内側に配置: 入力欄の枠の中にボタンを収めます。見た目がまとまります。
- ボタンなし: 入力欄だけを表示し、Enterキーで検索します。
- ボタンのみ: 最初はボタン(虫めがね)だけを表示し、押すと入力欄が開く形です。ヘッダーで場所を取りたくない場合に使います。
「ボタンなし」はスマートフォンで検索の実行方法が分かりにくくなることがあるため、迷ったらボタンを残す配置がおすすめです。
アイコンボタン
ツールバーのボタンで、ボタンの「検索」という文字を虫めがねのアイコンに切り替えられます。幅の狭い場所ではアイコンにすると収まりやすくなります。アイコンにしても、ボタンの文字は読み上げ用のラベルとして残るので、空にしないでください。
幅
ツールバーの幅のメニューでは、親の要素に対して4分の1・半分・4分の3・全幅といった割合を選べます。設定サイドバーでは、ピクセルやパーセントで細かい幅を指定できます。ヘッダーの横並びの中に置く場合は、狭すぎると入力欄が見えなくなるので、スマートフォン表示でも確認してください。
色・枠線・角丸・文字サイズなどのデザイン項目は、テーマが対応している範囲で設定サイドバーのスタイルの欄に表示されます。
どこに置くか
ブロックテーマ:ヘッダーのテンプレートパーツ
Twenty Twenty-Four などのブロックテーマでは、「外観」→「エディター」からヘッダーのテンプレートパーツを開き、ナビゲーションの横に検索ブロックを置くのが定番です。テンプレートパーツは全ページで共有されるため、1か所に置けばサイト全体に検索窓が出ます。
ナビゲーションブロックの中にも検索ブロックを追加できます。メニューと一体で並べたい場合はこちらが便利です。
クラシックテーマ:ウィジェットエリア
ブロックテーマでないテーマでは、「外観」→「ウィジェット」でサイドバーなどのウィジェットエリアに検索ブロックを追加します。テーマによっては、最初から検索ウィジェットがサイドバーに入っていることもあります。
本文の中
「お探しのページが見つからない方へ」のような案内ページや、固定ページの冒頭に検索窓を置くこともできます。404エラー用のテンプレートに検索ブロックを置いておくと、迷った閲覧者を検索へ誘導できます。
検索結果ページを整える(ブロックテーマ)
ブロックテーマでは、検索後に表示されるページの見た目を「検索結果」テンプレートで編集します。
- 「外観」→「エディター」→「テンプレート」を開きます。
- 一覧から「検索結果」テンプレートを選びます。
- 中のクエリーループや見出しを編集して保存します。
整えるときのポイントは次のとおりです。
- クエリーループは「テンプレートから継承」のままにします。カスタムにすると、検索語と関係なく同じ記事が並んでしまいます。
- 「結果なし」ブロックに案内文を入れます。ヒットが0件のとき、空白ではなく「該当する記事がありませんでした。別のキーワードでお試しください」と表示し、その下にもう一度検索ブロックを置くと親切です。
- 見出しに検索語を表示します。「クエリータイトル」ブロックを検索結果用の表示にすると、「〇〇の検索結果」のような見出しを出せます。
クラシックテーマでは、検索結果ページはテーマのPHPテンプレートで出力されているため、管理画面から自由に組み替えることはできません。見た目を変えたい場合はテーマの設定画面を確認するか、子テーマでの対応を検討します。
「ヒットしない」ときの考え方
標準の検索対象は投稿と固定ページの本文まわり
WordPress本体の検索は、初期状態ではおもに投稿と固定ページ(および検索対象に設定されたカスタム投稿タイプ)の、タイトル・本文・抜粋を対象にしています。次のような情報は、標準では検索にかかりません。
- カスタムフィールドに保存された内容
- カテゴリー名やタグ名だけに含まれる語
- 下書き・非公開の記事
- 一部のページビルダーが本文以外の場所に保存している文字
「この語が入っている記事があるのにヒットしない」ときは、その語が本文やタイトルに実際に書かれているかを確認してください。検索対象を広げるには、検索を拡張するプラグインの導入やコードによるカスタマイズが必要です。
検索結果がおかしい・古い
キャッシュ系プラグインやサーバーのページキャッシュが、検索結果ページまで保存してしまうと、新しい記事が結果に出ないことがあります。多くのキャッシュ系プラグインは検索結果をキャッシュ対象から外していますが、設定を一度確認しておくと安心です。
検索結果のページが崩れる・404になる
検索ブロックを置いたのに、送信後のページが真っ白、または404になる場合は、テーマの検索結果テンプレートやパーマリンクの設定、プラグインの干渉を疑います。テーマを一時的に標準テーマへ切り替えて同じ症状が出るかを試すと、原因の場所を絞り込めます。テーマの切り替えは、閲覧者の少ない時間帯に行うか、ステージング環境で試してください。
まとめ
- 検索ブロックはフォームを置くだけのブロックで、検索の範囲は本体の機能、結果の見た目はテーマが決めます。
- ラベル・プレースホルダー・ボタンの位置(外側・内側・なし・ボタンのみ)・アイコン化・幅をツールバーと設定サイドバーで調整できます。ラベルとボタンの文字は非表示でも空にしないのがおすすめです。
- ブロックテーマはヘッダーのテンプレートパーツやナビゲーション、クラシックテーマはウィジェットエリアに置くのが基本です。
- ブロックテーマでは「検索結果」テンプレートで一覧を整え、クエリーループは継承のまま、「結果なし」に案内文を入れます。
- 標準の検索はタイトル・本文・抜粋が中心で、カスタムフィールドやタグ名などは対象外です。