2026年7月18日

2026年7月18日

WordPressの「サイトのタイトル」ブロックの使い方|見出しレベル・リンク設定とロゴ・キャッチフレーズとの違い

ブロックテーマのヘッダーにサイト名を表示しているのは、コアの「サイトのタイトル」ブロックです。このブロックの文字を書き換えると、「設定」→「一般」のサイトのタイトルそのものが変わります。この記事では、ブロックの挿入場所、見出しレベルとホームへのリンクの設定、サイトロゴ・キャッチフレーズのブロックとの使い分け、よくあるトラブルを管理画面の操作で説明します。

画面の表記はバージョンやテーマで多少異なることがあります。本文の表記は(2026年10月現在)の一般的な日本語表示を基準にしています。

サイトのタイトルブロックとは

サイトのタイトルブロックは、WordPressに登録されているサイト名を表示するブロックです。文字を直接打ち込む見出しブロックとは違い、表示している中身は「設定」→「一般」にある「サイトのタイトル」の値です。

そのため、次のような性質があります。

  • ヘッダー・フッター・本文など、どこに置いても同じサイト名が表示される
  • 「設定」→「一般」でサイト名を変えれば、置いてあるブロックすべての表示が変わる
  • ブロック上で文字を編集すると、その変更は「設定」→「一般」の値にも反映される

3つ目が見落とされやすい点です。「このページのヘッダーだけ文字を変えたい」つもりで編集すると、サイト全体の名前が変わります。ブラウザのタブに出るタイトルや検索結果の表示、RSSフィードの名前にも影響するため、編集するときは「サイト名そのものを変える操作」だと意識してください。

なお、サイト名の書き換えには管理者などサイト設定を変更できる権限が必要です。権限のないユーザーには、ブロックが表示されても編集できない場合があります。

ブロックを挿入する

ブロックテーマの場合(ヘッダーのテンプレートパーツ)

多くのブロックテーマでは、最初からヘッダーのテンプレートパーツにサイトのタイトルブロックが入っています。編集や追加は次の手順で行います。

  1. 管理画面の「外観」→「エディター」を開きます。
  2. 「パターン」などからテンプレートパーツの「ヘッダー」を開きます。
  3. 既存のブロックを選ぶか、「+」から「サイトのタイトル」を検索して挿入します。
  4. 右上の「保存」を押します。

ヘッダーはすべてのページで共有されるため、ここでの変更はサイト全体の見た目に反映されます。

投稿や固定ページの本文

本文にもサイトのタイトルブロックを挿入できます。ただし、本文中でサイト名を出したいだけなら、普通の段落で書いても困ることはほとんどありません。サイト名を将来変える可能性があり、自動で追従させたい場合に使う程度で十分です。

クラシックテーマの場合

クラシックテーマでは、ヘッダーのサイト名はテーマのPHPテンプレートが出力しています。サイト名を変えたいときは「設定」→「一般」、またはカスタマイザーの「サイト基本情報」から変更します。サイトのタイトルブロックはテーマの種類によっては挿入一覧に出ないことがあり、出た場合でもヘッダーの表示を置き換えるものではありません。

主な設定項目

見出しレベル(H1〜H6・段落)

ツールバーの見出しレベルのボタンで、サイト名をどのHTMLタグで出力するかを選べます。H1〜H6のほか、見出しではない段落(p)も選べます。

ここは見た目ではなく、文書構造の設定です。文字の大きさは「タイポグラフィ」で別に調整できるので、大きく見せたいという理由で見出しレベルを上げる必要はありません。

一般的な考え方は次のとおりです。

  • トップページ: 記事タイトルなどの大見出しがない場合、サイト名をH1にする選択肢がある
  • 個別記事・固定ページ: 記事タイトルがH1になるため、サイト名は段落にしておくと見出しの重複を避けられる

ブロックテーマでは、ホーム用とそれ以外でヘッダーのテンプレートパーツを分けたり、テンプレートごとに設定を変えたりして対応できます。テーマによっては最初からこの使い分けが組み込まれているので、まずは現在の設定を確認してください。

ホームへのリンクにする

設定サイドバーにある「タイトルをホームへのリンクにする」(表記はバージョンにより異なります)をオンにすると、サイト名をクリックしたときにトップページへ移動します。ヘッダーでは一般的な動きなので、通常はオンのままにします。

リンクを有効にしている場合は、「新しいタブで開く」の設定も出てきます。同じサイト内のトップページへの移動なので、通常はオフで問題ありません。

文字の装飾・配置

設定サイドバーのスタイルタブでは、文字色・リンクの色、フォントサイズ、行間、文字間隔、余白などを指定できます。どの項目が出るかはテーマが有効にしている機能で変わります。ツールバーでは左寄せ・中央・右寄せの配置を選べます。

テーマ全体で同じ見た目にしたい場合は、「外観」→「エディター」の「スタイル」からブロックの既定スタイルを変える方法もあります。個別のブロックで設定した値は、全体のスタイルより優先されます。

サイトロゴ・キャッチフレーズとの違い

ヘッダーで一緒に使われることが多い、似たブロックが2つあります。

  • サイトロゴ: ロゴ画像を表示するブロック。画像をアップロードして設定すると、そのサイトのロゴとして登録され、ロゴを使う他の場所にも反映されます。幅の指定や、ホームへのリンクにする設定があります。
  • サイトのキャッチフレーズ: 「設定」→「一般」の「キャッチフレーズ」を表示するブロック。サイトのタイトルブロックと同じく、ブロック上で編集すると設定画面の値が変わります。

ロゴ画像の中にサイト名の文字が入っている場合は、サイトロゴだけを置き、サイトのタイトルブロックを外す構成もよく使われます。この場合も、画像の代替テキストにサイト名を入れておくと、読み上げや画像が表示されない環境でもサイト名が伝わります。

よくあるトラブルと対処

ヘッダーの文字を変えたらサイト名全体が変わった

前述のとおり、このブロックは設定画面の値と連動しています。元に戻すには、ブロック上でもう一度書き換えるか、「設定」→「一般」で直します。ヘッダーだけ別の文言を見せたい場合は、サイトのタイトルブロックの代わりに段落や見出しブロックを置き、必要ならホームへのリンクを設定します。

保存したのに変わっていない

サイトエディターで保存するとき、保存パネルに「サイト」の設定とテンプレートパーツの両方が変更対象として表示されることがあります。どちらかのチェックを外して保存すると、片方の変更だけが反映されます。保存前に一覧を確認してください。キャッシュ系プラグインを使っている場合は、キャッシュの削除も試します。

ブラウザのタブや検索結果のタイトルが期待と違う

ページの title タグは、テーマやSEO系プラグインの設定で組み立てられることが多く、サイトのタイトルブロックの見た目とは別の仕組みです。SEO系プラグインを使っている場合は、そのプラグインのタイトル設定を確認します。

サイト名が二重に表示される

ロゴ画像に文字が含まれているのに、サイトのタイトルブロックも置いている場合に起こります。どちらかを外すか、テーマのヘッダーパターンを選び直して整理します。

まとめ

  • サイトのタイトルブロックは「設定」→「一般」のサイトのタイトルを表示し、ブロック上で編集すると設定値そのものが変わります。
  • ブロックテーマではヘッダーのテンプレートパーツに置くのが一般的で、クラシックテーマではカスタマイザーや設定画面で名前を変えます。
  • 見出しレベルは文書構造の設定です。記事タイトルがH1になるページでは段落にしておくと重複を避けられます。
  • ホームへのリンク、文字の装飾、配置は設定サイドバーとツールバーで調整します。
  • ロゴ画像はサイトロゴ、キャッチフレーズはサイトのキャッチフレーズのブロックで表示し、二重表示にならないよう組み合わせます。

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