2026年8月12日

2026年8月12日

WordPressの「タグクラウド」ブロックの使い方|タグ・カテゴリーの一覧表示と文字サイズの設定

WordPressで、よく使われているタグを大小の文字で並べて見せたいときは、コアの「タグクラウド」ブロックを使います。挿入するだけでタグの一覧が表示され、設定サイドバーからタクソノミー(タグかカテゴリーか)の切り替え、投稿数の表示、文字サイズの範囲、表示するタグの数を調整できます。この記事では、それぞれの設定の意味、置き場所、そして「何も表示されない」「全部同じ大きさになる」といったつまずきへの対処を説明します。

項目名や配置は、WordPress のバージョンやテーマによって変わることがあります。本文は(2026年10月現在)の一般的な日本語表示を基準にしているので、違う場合は近い名前の項目を探してください。

タグクラウドブロックとは

タグクラウドは、サイトで使われているタグをまとめて表示し、それぞれをタグの一覧ページ(タグアーカイブ)へのリンクにするブロックです。たくさんの記事に付けられているタグほど大きな文字で、少ないタグほど小さな文字で表示されます。

閲覧者は、文字の大きさから「このサイトで多く扱っているテーマ」をひと目でつかめ、興味のあるタグをクリックして関連記事の一覧へ移動できます。記事数がある程度増えてきたブログで、カテゴリーとは別の切り口の入り口として役立ちます。

ブロックを挿入する

  1. 投稿・固定ページの編集画面、またはサイトエディターで「+」(ブロック挿入ツール)を開きます。
  2. 「タグクラウド」と入力し、表示されたブロックを選んで挿入します。
  3. サイト内のタグがリンク付きで並んで表示されます。

エディター上でも実際のタグが表示されるので、設定を変えながら見た目を確認できます。

主な設定項目

ブロックを選択し、画面右上の設定ボタン(歯車アイコン)で設定サイドバーを開くと、次の項目があります。

タクソノミー

どの分類を表示するかを選びます。

  • タグ: 初期設定です。投稿に付けたタグが表示されます。
  • カテゴリー: カテゴリーを同じ形式で表示します。
  • その他の分類: プラグインやテーマで追加された独自の分類(カスタムタクソノミー)のうち、タグクラウドでの表示に対応しているものが選択肢に出ます。

カテゴリーを選ぶと、記事数の多いカテゴリーが大きく表示されるカテゴリー一覧として使えます。ただし、カテゴリーの一覧を普通のリストで見せたい場合は、「カテゴリー一覧」ブロックのほうが向いています。

投稿数を表示

オンにすると、各タグの横にそのタグが付いた記事数がかっこ付きで表示されます。文字の大小だけでは差が分かりにくいときに便利です。一方で、記事数がまだ少ないうちは、小さな数字が並んでかえって寂しく見えることもあります。

タグ数

表示するタグの数の上限です。スライダーで指定します。タグが多いサイトで上限を大きくすると、ブロックが縦に長く伸びます。サイドバーやフッターに置く場合は、20〜30件程度に抑えると読みやすくなります。

上限より多くのタグがある場合は、記事数の多いタグが優先して表示されます。並び順は、表示されるタグの中で名前順になるのが一般的です。

最小・最大フォントサイズ

もっとも記事数の少ないタグと、もっとも多いタグの文字サイズを指定します。その間のタグは、記事数に応じて中間の大きさになります。

  • 差を大きくすると、人気のタグが目立つメリハリのある表示になります。
  • 差を小さくすると、落ち着いた一覧になります。

最小サイズを小さくしすぎると、スマートフォンで読めない・タップしにくい文字になります。最小でも本文に近い大きさを保つと、使いやすさを損ないにくくなります。

スタイル

ブロックのスタイルとして、通常の表示のほかに、タグを枠線で囲んだボタン風の表示(アウトライン)を選べます。テーマによってはスタイルが追加・変更されていることもあります。色や余白などは、テーマが対応している範囲で設定サイドバーのスタイルの欄から調整できます。

どこに置くか

クラシックテーマ:サイドバーのウィジェット

ブロックテーマでないテーマでは、「外観」→「ウィジェット」の画面でサイドバーやフッターのウィジェットエリアにタグクラウドブロックを追加するのが定番です。全ページに表示されるので、どの記事からでも別のタグへ移動できるようになります。

ブロックテーマ:テンプレートやテンプレートパーツ

ブロックテーマでは、「外観」→「エディター」からテンプレートやテンプレートパーツを開いて配置します。たとえば次のような使い方があります。

  • フッターのテンプレートパーツに置き、全ページの下部にタグ一覧を出す
  • 個別投稿のテンプレートで、本文の下に「ほかのタグから探す」として置く
  • タグアーカイブのテンプレートに置き、別のタグへ移動しやすくする

テンプレートパーツの変更は、そのパーツを使うすべてのページに反映されます。

固定ページの本文

「タグ一覧」の固定ページを作り、タグクラウドブロックを大きめのフォントサイズで置く方法もあります。サイトマップ的なページとして使えます。

うまく表示されないときの対処

何も表示されない・「表示するものがない」旨のメッセージが出る

タグクラウドに表示されるのは、公開済みの記事に1件以上付けられているタグだけです。次の点を確認してください。

  • 記事にタグを付けているか: 投稿の編集画面の設定サイドバーにある「タグ」欄で、記事にタグを付けます。「投稿」→「タグ」でタグを作っただけでは、記事数0件のため表示されません。
  • 記事が公開されているか: 下書きや予約投稿にだけ付いたタグは表示されません。
  • タクソノミーの選択: 設定サイドバーで、意図した分類(タグ・カテゴリー)が選ばれているかを確認します。

固定ページには標準ではタグを付けられないため、固定ページ中心のサイトではタグクラウドが空になりがちです。

すべて同じ大きさになる

すべてのタグの記事数が同じ(どれも1件ずつ、など)だと、大小の差がつきません。記事が増えてタグごとの記事数に差が出てくると、自然に大きさが変わっていきます。サイトを始めたばかりの段階では、投稿数の表示をオンにするか、タグクラウド自体を後から追加する判断もあります。

フォントサイズの設定が反映されない

テーマのCSSがタグのリンクの文字サイズを上書きしていると、ブロックの設定どおりにならないことがあります。別のテーマで同じ設定を試して表示が変わるかを見ると、テーマ側の指定かどうかを判断できます。キャッシュ系プラグインを使っている場合は、キャッシュを削除してから確認してください。

タグをクリックすると404になる

タグのリンク先(タグアーカイブ)がページ未検出になる場合は、パーマリンク設定の更新で直ることが多いです。「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変えずに「変更を保存」を押すと、URLのルールが作り直されます。

タグを整理してから使う

タグクラウドは、タグの付け方がそのまま見た目に表れるブロックです。「WordPress」と「wordpress」、「バックアップ」と「バックアップ方法」のように似たタグが乱立していると、一覧が雑然として、記事も分散します。

ブロックを置く前に「投稿」→「タグ」の画面で、記事数が1件しかないタグや表記ゆれのタグを見直しておくと、見やすいタグクラウドになります。タグを削除・統合すると、そのタグのアーカイブURLが無くなる点には注意してください。

まとめ

  • タグクラウドブロックは、タグを記事数に応じた大小の文字で並べ、各タグのアーカイブへリンクするブロックです。
  • 設定サイドバーで、タクソノミー(タグ・カテゴリー・対応する独自分類)、投稿数の表示、タグ数、最小・最大フォントサイズを調整できます。
  • クラシックテーマではウィジェットエリア、ブロックテーマではテンプレートやフッターのテンプレートパーツに置くのが一般的です。
  • 何も表示されないときは、公開済み記事にタグが付いているか、選んだタクソノミーが正しいかを確認します。
  • 似たタグを整理しておくと、一覧が読みやすくなります。

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