2026年8月30日

2026年8月30日

WordPressの標準機能で画像ギャラリーを作る方法(ギャラリーブロックの使い方)

WordPressで複数の画像を並べたギャラリーは、プラグインを入れなくても、ブロックエディターの「ギャラリー」ブロックだけで作れます。画像を選んでカラム数や切り抜き、リンク先を設定すれば、整った一覧表示とクリックでの拡大表示まで標準機能でまかなえます。この記事では、ギャラリーの作成手順、各設定の意味、画像サイズの考え方、表示が崩れるときの対処を順に説明します。

ギャラリーブロックでできること

ギャラリーブロックは、複数の画像をタイル状に並べるためのブロックです。主に次のことができます。

  • 画像を横に何枚並べるか(カラム数)の指定
  • 縦横比の違う画像をそろえて見せる切り抜き表示
  • 画像をクリックしたときの動作(何もしない、画像ファイルを開く、拡大表示など)の指定
  • 画像ごとのキャプション(説明文)とギャラリー全体のキャプション
  • 画像ごとの代替テキスト(alt)の設定

現在のギャラリーブロックは、中に入っている1枚1枚が独立した「画像」ブロックになっています。そのため、ギャラリー全体の設定と、画像ごとの設定を使い分けられます。

ギャラリーを作る手順

  1. 投稿または固定ページの編集画面を開きます。
  2. 画像を入れたい位置で左上の「+」(ブロック挿入ツール)をクリックし、「ギャラリー」を検索して選びます。
  3. ブロック内の「アップロード」でパソコンから画像を選ぶか、「メディアライブラリ」から既存の画像を選びます。メディアライブラリでは、複数の画像をクリックして選択できます。
  4. 選択画面の「ギャラリーを作成」などのボタンで次へ進み、表示順を確認してから「ギャラリーを挿入」を押します。
  5. 本文に画像が並んだら、投稿を保存してプレビューで確認します。

パソコンのフォルダから、エディター上のギャラリーブロックへ画像を直接ドラッグ&ドロップして追加することもできます。

画像を追加・並べ替え・削除する

あとから画像を増やしたいときは、ギャラリーブロックを選択した状態でツールバーの「追加」などのボタンから画像を選びます。並べ替えは、ギャラリー内の画像を1枚選び、ツールバーの矢印で前後に移動するか、ドラッグで動かします。不要な画像は、その画像を選んでツールバーのオプション(縦に並んだ3つの点)から削除します。ここで削除しても、メディアライブラリの画像ファイル自体は残ります。

ギャラリー全体の設定

ギャラリーブロック全体を選択すると、右側の設定サイドバーに設定項目が表示されます。個々の画像を選んでいると画像の設定に切り替わるため、うまく表示されないときはツールバーの「親ブロックを選択」や、上部の「リスト表示」でギャラリー自体を選び直してください。

カラム数

横に並べる枚数です。スマートフォンでは画面幅が狭いため、テーマや標準のスタイルによって並ぶ枚数が自動的に減ることがあります。パソコンでの見た目だけで決めず、スマートフォン表示でも確認しておくと安心です。

画像の切り抜き

オンにすると、縦長や横長が混ざった画像でも同じ大きさの枠にそろえて表示されます。枠に収まらない部分は表示上だけ切り取られ、元の画像は変更されません。商品写真の一覧のように「そろって見えること」を優先する場合はオン、写真作品のように「画像全体を見せたい」場合はオフが向いています。

解像度(画像サイズ)

ギャラリーに表示するときに使う画像のサイズを選びます。WordPressは画像をアップロードすると、元の画像のほかに「サムネイル」「中」「大」などのサイズを自動で作成します。

  • サムネイル:小さな正方形に切り抜かれたサイズ。カラム数が多いギャラリー向け
  • 中・大:縦横比を保ったまま縮小したサイズ。2〜3カラムで大きく見せたいとき向け
  • フルサイズ:アップロードした元の画像。ファイルが重くなりやすい

各サイズの上限は「設定」→「メディア」で確認できます。カラム数が多いのに大きなサイズを選ぶとページが重くなり、逆にカラム数が少ないのにサムネイルを選ぶと画像がぼやけて見えます。表示する大きさに合ったサイズを選ぶのが目安です。

リンク先とクリックでの拡大

ギャラリーの画像をクリックしたときの動作を、ツールバーまたは設定サイドバーのリンク設定で指定します。

  • なし:クリックしても何も起こりません。
  • メディアファイル:画像ファイルそのものを表示します。ブラウザで画像だけが開き、戻るボタンで記事に戻ります。
  • 添付ファイルのページ:画像専用のページを表示します。新しく作成したサイトでは添付ファイルページが無効になっていることがあり、その場合は選んでも期待どおりに動きません。
  • クリックで拡大:最近のWordPressには、ページ内で画像を拡大表示する機能(ライトボックス)が標準で入っています。記事から離れずに大きな画像を見せられるため、一般的なギャラリーにはこれが使いやすい選択肢です。

項目名や置き場所は WordPress のバージョンによって変わることがあります(2026年10月現在)。リンク先を設定すると「新しいタブで開く」などの項目が出る場合もあります。

キャプション

画像ごとのキャプションは、ギャラリー内の画像を選び、画像の下に表示される入力欄に書きます。ギャラリー全体のキャプションは、ギャラリーブロックを選んだ状態で、ギャラリーの下に表示される入力欄(ツールバーのキャプション切り替えボタンで表示)に書きます。キャプションは画面に表示される説明文で、画像を見られない人のための代替テキストとは役割が違います。

代替テキストを忘れずに入れる

ギャラリー内の画像を1枚ずつ選ぶと、設定サイドバーに「代替テキスト」の欄が表示されます。画像の内容を短い文章で書いておくと、画面読み上げソフトを使う人にも内容が伝わり、画像検索での理解も助けます。メディアライブラリで画像を開いて入力しておく方法もあります。装飾だけの画像なら空欄でも構いません。

クラシックテーマ・ブロックテーマでの違い

ギャラリーブロック自体の操作は、どちらのテーマでも同じです。違いが出やすいのは見た目です。

  • ブロックテーマでは、画像同士のすき間(ブロックの間隔)や角の丸みなどを、ブロックの設定サイドバーやサイトエディターの「スタイル」で調整できます。
  • クラシックテーマでは、テーマのCSSがギャラリーの余白や配置に影響することがあり、設定サイドバーに出る項目がブロックテーマより少ない場合があります。細かな調整は「外観」→「カスタマイズ」→「追加CSS」で行います。

旧来のクラシックエディターを使っている場合は、「メディアを追加」→「ギャラリーを作成」から作成し、本文には のショートコードが入ります。新しく作るならブロックエディターのギャラリーブロックをおすすめします。

うまくいかないときの確認ポイント

  • 画像の高さがそろわない:「画像の切り抜き」がオフになっていないか確認します。オンでもテーマのCSSが影響している場合は、標準テーマで表示を比べると原因を切り分けられます。
  • 画像がぼやける:解像度がカラム数に対して小さすぎる可能性があります。「中」や「大」に上げてみてください。
  • ページの表示が遅い:フルサイズの大きな画像を多数並べていると重くなります。アップロード前に画像を縮小する、表示サイズを下げる、1つのギャラリーの枚数を絞るといった対策が有効です。
  • アップロードできない:画像1枚の容量がサーバーのアップロード上限を超えていることがあります。上限は「メディア」→「新規追加」の画面に表示されます。
  • クリックしても拡大しない:リンク先の設定がギャラリー全体と画像ごとで異なっていないか、キャッシュ系プラグインで古い表示が残っていないかを確認します。

まとめ

  • 画像ギャラリーは、標準の「ギャラリー」ブロックだけで作れます。
  • カラム数・画像の切り抜き・解像度・リンク先を、見せたい目的に合わせて設定します。
  • クリックでの拡大表示は、最近のWordPressなら標準機能で設定できます。
  • 代替テキストは画像ごとに入れ、スマートフォンでの表示も確認します。

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