2026年5月26日
2026年5月26日
WordPressのパーマリンク設定方法|おすすめの形式と変更時の注意点
WordPressのパーマリンクは、管理画面の「設定」→「パーマリンク」で変更できます。これから記事を書き始めるサイトなら「投稿名」を選び、記事ごとのスラッグを英数字で付ける形が扱いやすくおすすめです。この記事では、設定画面の操作手順、形式の選び方、そして公開済みのサイトで変更するときに起きるURL切れとその対策までを説明します。
パーマリンクとは
パーマリンク(Permalink)は、個々の記事や固定ページに割り当てられる「恒久的なURL」のことです。たとえば次の2つは、同じ記事を指す別の書き方です。
https://example.com/?p=123https://example.com/wordpress-backup/
WordPressを入れた直後は、サーバー環境によって上のような ?p=123 形式(「基本」)になっている場合があります。数字だけのURLは、読者が見ても内容が分からず、共有されたときにも中身を想像しにくいため、多くのサイトでは投稿名を含む形式に切り替えています。
パーマリンクはサイトの土台にあたる設定です。後から変えると既存のURLがすべて変わってしまうため、記事を公開する前に決めておくのが理想です。
パーマリンクの設定手順
管理者権限のあるユーザーでログインして作業します。
- 管理画面の左メニューから「設定」→「パーマリンク」を開きます。
- 「パーマリンク構造」(または「共通設定」)の欄に並んでいる選択肢から、使いたい形式を選びます。
- 画面下の「変更を保存」をクリックします。
- サイトの表側で任意の記事を開き、アドレスバーのURLが選んだ形式になっているか、ページが正しく表示されるかを確認します。
保存後に記事を開いて「ページが見つかりません」(404)と表示される場合は、サーバー側の書き換え設定が反映されていない可能性があります。この対処は後半の「よくあるつまずき」で説明します。
選択肢の意味
設定画面には主に次の形式が並んでいます。
- 基本:
?p=123のように記事IDが付く形式。どの環境でも動きますが、URLから内容が分かりません。 - 日付と投稿名:
/2026/10/17/sample-post/のように年月日が入ります。 - 月と投稿名:
/2026/10/sample-post/のように年月が入ります。 - 数字ベース:
/archives/123のように記事IDが入ります。 - 投稿名:
/sample-post/のように投稿名(スラッグ)だけが入ります。 - カスタム構造:
%category%や%postname%などのタグを組み合わせて自由に作ります。
どの形式を選べばよいか
ブログや企業サイトの多くは「投稿名」で十分です。URLが短く、内容が伝わりやすく、記事を更新しても日付がURLに残らないためです。
日付入りの形式は、ニュースサイトのように「いつの記事か」が重要な場合には向いています。一方で、古い記事を書き直して内容を新しくしても、URLに古い年月が残るという欠点があります。
カテゴリーをURLに入れるカスタム構造(例:/%category%/%postname%/)は、記事の分類が見えて整理された印象になります。ただし、記事のカテゴリーを後で変えるとURLも変わってしまうので、カテゴリー構成がまだ固まっていない段階ではおすすめしません。
「数字ベース」は、スラッグを毎回考える手間を省きたい場合の選択肢です。URLは変わりにくくなりますが、内容は伝わりません。運用の手間とわかりやすさのどちらを優先するかで決めてください。
記事ごとのスラッグを設定する
「投稿名」を選んだ場合、URLの末尾には各記事の「スラッグ」が入ります。スラッグを設定しないと、記事タイトルがそのまま使われます。日本語のタイトルだと、URLは %e3%83%af... のような長い文字列に変換されて共有しにくくなるため、英数字のスラッグを付けておくと扱いやすくなります。
ブロックエディターでは、記事の編集画面右側のサイドバー(「投稿」タブ)にURLやパーマリンクの項目があり、そこからスラッグを編集できます。表示位置はWordPressのバージョンによって少し異なります(2026年10月現在)。
スラッグを付けるときのコツは次のとおりです。
- 半角の英小文字・数字・ハイフンで、内容が分かる短い単語にする(例:
wordpress-backup) - 単語の区切りはアンダースコアではなくハイフンにする
- 公開後は変えない前提で決める
公開済みのサイトで変更するときの注意点
すでに記事を公開しているサイトでパーマリンクの形式を変えると、すべての記事のURLが一斉に変わります。何もしないと次のような問題が起こります。
- 検索結果やSNS、他サイトに載っている古いURLが404エラーになる
- 検索エンジンの評価がいったん新しいURLに引き継がれず、アクセスが落ちることがある
- 記事の本文に手で書いた内部リンクが切れる
WordPressには、記事のスラッグを変えたときに古いURLから転送する仕組みが一部ありますが、形式そのものの変更をすべて補ってくれるわけではありません。変更するなら、旧URLから新URLへの「301リダイレクト」(恒久的な転送)を用意することが前提になります。
変更する場合の進め方
- 作業前にサイト全体のバックアップを取ります。設定を戻せなくなったときの保険です。
- 現在の記事URLの一覧を控えておきます。XMLサイトマップや、Google Search Consoleの「ページ」レポートなどが手がかりになります。
- パーマリンクの形式を変更して保存します。
- リダイレクト用のプラグイン(例:Redirection)などを使い、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定します。形式の変更なら、正規表現で一括転送のルールを作れる場合もあります。
- 控えておいた旧URLをいくつか開き、新URLに転送されることを確認します。
- Google Search ConsoleでサイトマップのURLを送信し直し、しばらくは404エラーの増減を見守ります。
アクセスが多いサイトほど影響が大きくなります。「見た目を整えたい」程度の理由であれば、無理に変えずに現在の形式を使い続ける判断も十分にありえます。
よくあるつまずき
保存したら全ページが404になった
Apacheを使っているサーバーでは、WordPressがパーマリンク用のルールを .htaccess ファイルに書き込みます。このファイルに書き込めない場合、設定画面の下に「.htaccess に次のコードを書き込んでください」という趣旨の案内とコードが表示されることがあります。その場合は、サーバーのファイルマネージャーなどで .htaccess を開き、表示されたコードを貼り付けます。
一般的な構成で WordPress が書き込む内容は次のとおりです(WordPress をサブディレクトリに置いている場合は RewriteBase などが変わります)。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
Nginxのサーバーでは .htaccess は使われないため、サーバー側の設定が必要です。レンタルサーバーなら多くは対応済みですが、表示されない場合はサーバー会社に問い合わせてください。
一部のページだけ404になる
プラグインを入れた直後やサイト移転の後に、特定のページだけ404になることがあります。まずは「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変えずに「変更を保存」をクリックしてみてください。これでWordPress内部のURLのルールが作り直され、直ることがよくあります。
まとめ
- パーマリンクは「設定」→「パーマリンク」で選び、「変更を保存」で反映します。
- 迷ったら「投稿名」を選び、記事ごとに英数字のスラッグを付けると扱いやすくなります。
- 公開済みのサイトで形式を変えるとURLがすべて変わるため、事前のバックアップと301リダイレクトの準備が欠かせません。
- 保存後に404が出たら、
.htaccessの内容を確認するか、設定画面で再保存して様子を見ます。