2026年7月16日

2026年7月16日

WordPressのショートコードの使い方(基本)|ブロックへの入れ方と表示されないときの対処

WordPressのショートコードは、

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

のような角かっこで囲んだ短いコードを本文に書くだけで、プラグインやテーマが用意した機能(フォーム、ボタン、一覧表示など)を呼び出せる仕組みです。ブロックエディターでは「ショートコード」ブロックに貼り付けるのが基本の使い方です。この記事では、ショートコードの入手先、投稿・ウィジェット・サイトエディターでの入れ方、そしてコードがそのまま文字で表示されるときの原因と直し方を説明します。

ショートコードとは

ショートコードは、本文の中に [名前] や [名前 属性="値"] の形で書く目印です。ページが表示されるときに、WordPressがこの目印を見つけて、対応する機能の出力(HTML)に置き換えます。

  • [名前]:もっとも単純な形
  • [名前 属性="値"]:表示件数やIDなどの設定を付けた形
  • [名前]内容[/名前]:囲んだ文字に対して処理をする形

ショートコードそのものは「呼び出しの合図」にすぎず、実際の処理はプラグインやテーマの中にあります。そのため、そのプラグインやテーマが有効なときだけ機能します。

ショートコードはどこで手に入るか

ショートコードを自分で作る必要は、ほとんどの場合ありません。次のような場所で、使えるショートコードが案内されています。

  • プラグインの管理画面:お問い合わせフォーム系のプラグインでは、フォーム一覧の画面にショートコードが表示されていて、コピーして使えます。
  • プラグインやテーマのマニュアル:使えるショートコード名と属性の一覧が載っています。属性の意味や初期値もここで確認します。
  • WordPress本体:、、、、 などが標準で用意されています。主にクラシックエディターで使われてきたもので、ブロックエディターでは対応するブロックを使うのが一般的です。

属性の綴りや値の書き方は提供元ごとに決まっているため、マニュアルや管理画面の表示をそのままコピーするのがもっとも安全です。

投稿・固定ページでの使い方

ショートコードブロックに貼り付ける

  1. 投稿の編集画面で、ショートコードを入れたい位置にカーソルを置きます。
  2. 左上の「+」(ブロック挿入ツール)をクリックし、「ショートコード」を検索して選びます。
  3. ブロックの入力欄にショートコードを貼り付けます。
  4. 投稿を保存し、「プレビュー」で表示を確認します。

ショートコードブロックは、エディター上ではコードの文字がそのまま表示されます。実際の表示はプレビューか公開後のページで確認してください。「エディターで表示されないから失敗した」と考えてしまいやすい点なので注意が必要です。

段落に直接書いた場合

段落ブロックに直接書いても動くことは多いですが、出力が段落の中に入るため、フォームや表のような大きな要素だと余計な余白が入ったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。ショートコードは単独のショートコードブロックに入れておくと、後から見つけやすく、表示も安定します。

ウィジェットやテンプレートでの使い方

  • クラシックテーマのウィジェット:「外観」→「ウィジェット」で、サイドバーなどのエリアにショートコードブロックを追加して貼り付けます。旧来のウィジェット画面を使っている場合は「テキスト」ウィジェットに書いても動作します。
  • ブロックテーマ:「外観」→「エディター」で、ヘッダーやフッター、テンプレートを開き、ショートコードブロックを追加して貼り付けます。

テンプレートに入れたショートコードは、そのテンプレートを使うすべてのページに表示されます。特定の記事だけに出したい場合は、投稿本文に入れます。

ショートコードが表示されないとき

ページにショートコードの文字がそのまま表示される、または何も表示されない場合は、次の順に確認します。

提供元のプラグイン・テーマが有効か

もっとも多い原因です。「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」で、そのショートコードを提供しているプラグインが有効になっているかを確認します。テーマ独自のショートコードは、別のテーマに切り替えると使えなくなります。

コードブロック・整形済みテキストブロックに入れていないか

「コード」ブロックや「整形済みテキスト」ブロックは、書いた内容を文字として見せるためのブロックです。コードブロックに入れたショートコードは実行されず、文字のまま表示されます(記事でショートコードの書き方を紹介したいときは、逆にこの性質が役立ちます)。整形済みテキストブロックでも、文字のまま表示されたり、出力が等幅の枠の中に入って崩れたりと、意図した表示になりません。実行したい場合は、ショートコードブロックに移してください。

書き方の誤り

  • 角かっこが全角([ ])になっている
  • 属性の引用符が全角や、別のサイトからコピーした装飾付きの引用符(“ ”)になっている
  • ショートコード名や属性名の綴りが違う
  • 囲み型なのに閉じタグ [/名前] が抜けている

日本語入力のまま打つと、角かっこや引用符が全角になりがちです。半角英数モードで入力し直すか、提供元の表示をコピーし直すと解決することがよくあります。

使える場所かどうか

記事タイトルや、テーマが自動で作る抜粋(記事一覧に出る要約文)では、ショートコードは基本的に実行されません。抜粋では、ショートコードは取り除かれて表示されないのが通常の動作です。

キャッシュ

修正したのに変わらない場合は、キャッシュ系プラグインのキャッシュを削除し、ブラウザを再読み込みします。

プラグインを停止したら文字が残ったとき

ショートコードを提供していたプラグインを停止・削除すると、本文に書いたショートコードは処理されなくなり、[名前 属性="値"] という文字がそのまま表示されます。これは不具合ではなく、本文に目印だけが残っている状態です。

対処の選択肢は次のとおりです。

  1. プラグインを有効に戻す:一時的に停止しただけなら、これで元に戻ります。
  2. 該当箇所を書き換える:「投稿」→「投稿一覧」の検索欄でショートコード名を検索すると、使われている記事を探せます。数が少なければ、各記事でショートコードを削除するか、標準ブロックなど別の方法に置き換えます。
  3. 表示だけ消す:記事数が多く、すぐに書き換えられない場合は、子テーマの functions.php などに次の1行を加えると、そのショートコードを空の出力にできます。old_shortcode の部分は実際のショートコード名に置き換えます。
// 使わなくなったショートコードを何も表示しないようにする
add_shortcode( 'old_shortcode', '__return_empty_string' );

functions.php の編集を誤るとサイトが表示されなくなることがあるため、編集前にバックアップを取り、コード管理用のプラグインを使うか、管理画面以外から元に戻せる状態で作業してください。データベースを一括置換するプラグインで消す方法もありますが、影響範囲が大きいため、バックアップを取ったうえで慎重に行います。

文字として見せたいとき

解説記事などで、ショートコードを実行せずにそのまま見せたい場合は、角かっこを二重にして [[名前]] と書くと、[名前] という文字として表示されます。コードブロックに入れる方法も使えます。

ショートコードは今も多くのプラグインで使われていますが(2026年10月現在)、同じ機能を専用ブロックとして提供するプラグインも増えています。プラグインに専用ブロックがある場合は、そちらを使うと設定を画面上で確認しながら編集できます。

まとめ

  • ショートコードは、プラグインやテーマの機能を呼び出すための目印で、提供元が有効なときだけ動きます。
  • ブロックエディターでは「ショートコード」ブロックに貼り付け、表示はプレビューで確認します。
  • 表示されないときは、提供元の有効化、コードブロックに入れていないか、全角記号の混入を順に確認します。
  • プラグイン停止後に残った文字は、書き換えるか、バックアップのうえ空の出力にして対処します。

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