2026年9月5日

2026年9月5日

Beaver Builderでグローバル保存した行・モジュールやテンプレートを更新する方法

Beaver Builderで複数のページに共通の要素を一度に更新したい場合は、その要素が「グローバル」として保存されているかどうかが分かれ目です。グローバルの行・カラム・モジュールなら1か所の編集で全ページに反映されますが、通常の保存テンプレートは使ったページに複製されるため、テンプレートを直しても既存のページは変わりません。この記事では、この違いを確認する方法、グローバル要素とBeaver Themerのレイアウトを安全に更新する手順、反映されないときの対処を説明します。

「グローバル」と「通常の保存」の違い

Beaver Builderには、作った要素を再利用するための保存機能がいくつかあります。更新の仕方が異なるので、まずどれを使っているかを整理します。

  • 保存テンプレート(レイアウト):ページ全体の構成を保存したものです。新しいページに適用すると、その時点の内容がページへ複製されます。あとでテンプレートを編集しても、すでに適用したページには反映されません。
  • 保存した行・カラム・モジュール(通常):部品単位で保存したものです。これもページに配置した時点で複製になります。
  • 保存した行・カラム・モジュール(グローバル):保存するときにグローバルとして指定したものです。配置した各ページは同じ元データを参照するため、1か所を編集するとすべての配置先に反映されます。

「テンプレートを直したのに他のページが変わらない」という相談の多くは、通常の保存テンプレートを使っていたことが原因です。この場合、既存のページは1ページずつ直すか、共通部分をグローバルの行に置き換えるしかありません。

サイト全体のヘッダー・フッターや、投稿ページ・アーカイブページの共通レイアウトを Beaver Builder で作っている場合は、アドオンの Beaver Themer を使っているはずです。Themerのレイアウトは、表示する場所の条件(ロケーション)を指定して適用される仕組みで、レイアウトを更新すると条件に当てはまるすべてのページに反映されます。

作業の前に

グローバル要素やThemerレイアウトの更新は、保存した瞬間にサイト全体へ影響します。作業前に次の準備をしておきます。

  • バックアップ:サイト全体のバックアップを取ります。Beaver Builderのデータは投稿のカスタムフィールドに保存されているため、データベースのバックアップが要になります。
  • 影響範囲の把握:グローバル要素がどのページで使われているかを一覧する機能は限られています。そのため、更新前に主要なページ(トップ、問い合わせ、よく読まれる記事など)を書き出し、更新後に確認する対象として控えておきます。
  • ステージング環境:レイアウトの大幅な変更なら、ステージング環境で試してから本番に反映するほうが安全です。

ステップ1:グローバル要素かどうかを確認する

ページをBeaver Builderで開くと、グローバルとして保存された行やモジュールは、マウスを乗せたときの枠の色や表示が通常の要素と異なり、グローバルであることが分かるようになっています。表示の細かな見た目はバージョンで変わることがあるため(2026年10月現在)、編集時に「グローバル」に関する表示が出るかで判断してください。

管理画面では、Beaver Builder のメニュー内にあるテンプレートの一覧から、保存した行・カラム・モジュールを確認できます。グローバルかどうかもこの一覧で見分けられます。

ステップ2:グローバル要素を更新する

グローバル要素を更新する方法は2つあります。

  1. 配置されているページ上で編集する:グローバルの行やモジュールを使っているページをBeaver Builderで開き、その要素を編集して公開します。周りのレイアウトと合わせて見た目を確かめながら直せるのが利点です。
  2. テンプレート一覧から単体で編集する:管理画面のテンプレート一覧から対象の行やモジュールを選び、Beaver Builderで開いて編集します。特定のページの影響を受けずに部品だけを確認できます。

どちらの方法でも、公開した時点で配置先のすべてのページに反映されます。下書きとして保存している間は公開中のページは変わりませんが、公開ボタンを押す前に、変更が他のページでも問題ないかを考えておく必要があります。たとえば、ボタンの文言を「資料請求」から「無料相談」に変えると、資料請求のページに置いたボタンまで変わってしまいます。

特定のページだけ内容を変えたい場合は、そのページではグローバル要素を削除し、通常の行として作り直します。グローバル要素の中身をページごとに変えることはできないためです。

ステップ3:Beaver Themerのレイアウトを更新する

ヘッダーやフッター、投稿ページの共通レイアウトは、管理画面の Beaver Builder メニュー内にある Themer レイアウトの一覧から編集します。

更新するときに気をつけるのは、ロケーションの条件と優先順位です。同じ場所に当てはまるレイアウトが複数ある場合、どれが優先されるかは設定で決まります。「編集したのに表示が変わらない」ときは、別のレイアウトが優先されて表示されていないかを確認します。

大きく作り変える場合は、次の順で進めると、公開中のページを壊さずに済みます。

  1. 既存のレイアウトを複製し、複製側を下書きのまま編集します。
  2. 複製側の表示条件を、テスト用の固定ページなど限られた場所だけに設定して公開し、表示を確認します。
  3. 問題がなければ、表示条件を本来の範囲に広げ、古いレイアウトを下書きに戻します。

古いレイアウトはすぐに削除せず、しばらく残しておくと、問題が見つかったときに元へ戻せます。

ステップ4:更新が反映されないときのキャッシュ

Beaver Builderは、ページごとに生成したCSSとJavaScriptを wp-content/uploads/bb-plugin/cache/ にキャッシュとして保存しています。グローバル要素を更新したのに一部のページだけ古い見た目のままなら、このキャッシュが残っている可能性があります。Beaver Builderの設定画面にあるツールのタブからキャッシュを削除できます。

それでも変わらない場合は、次の順にキャッシュを削除します。

  1. キャッシュプラグインのページキャッシュ
  2. CSS・JavaScriptの最適化プラグインが作った結合ファイル
  3. CDNのキャッシュ

確認はシークレットウィンドウで行い、更新前に控えておいた主要ページを1つずつ開いて見ます。スマートフォン表示も確認しておくと、グローバル要素のレスポンシブ設定の崩れに気づけます。

更新を元に戻したいとき

Beaver Builderにはレイアウトのリビジョン(変更履歴)を扱う機能があり、編集画面のツールメニューから以前の状態を確認できます。グローバル要素の場合、配置先のページではなく、要素そのものの編集画面で履歴を確認します。履歴から戻せない場合は、作業前に取ったデータベースのバックアップから復元します。

まとめ

  • 1か所の編集で全ページに反映されるのは、グローバルとして保存した行・カラム・モジュールと、Beaver Themerのレイアウトです。
  • 通常の保存テンプレートは配置時に複製されるため、テンプレートを直しても既存のページは変わりません。
  • グローバル要素は公開した時点ですべての配置先に反映されるので、主要ページを控えてから更新し、更新後に確認します。
  • Themerのレイアウトは、複製して限られた条件で試してから表示範囲を広げると安全です。
  • 反映されないときは、Beaver Builderのキャッシュ、ページキャッシュ、CDNの順に削除します。

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