2026年9月9日

2026年9月9日

WordPressでユーザーを追加する方法|権限グループの選び方と安全な運用

WordPressでユーザーを追加するには、管理画面の「ユーザー」メニューから新規ユーザーの登録画面を開き、ユーザー名・メールアドレス・権限グループを入力して登録します。作業そのものは数分で終わりますが、どの権限を与えるかでその人ができる操作が大きく変わります。この記事では、追加の手順と入力項目の意味、権限グループの選び方、追加した後の確認と安全な運用方法を説明します。

ユーザーを追加する前に確認すること

ユーザーを追加できるのは、原則として「管理者」の権限を持つユーザーです。自分のアカウントで「ユーザー」メニューの中に新規追加の項目が見当たらない場合は、管理者権限がない可能性があるため、サイトの管理者に依頼してください。

あわせて、次の2点を決めておくと作業がスムーズです。

  • 何をしてもらうのか:記事を書くだけか、他の人の記事も直すのか、サイトの設定まで触るのか
  • どのメールアドレスで登録するか:パスワードの再設定や通知に使われるため、本人が受信できるアドレスにします

1つのアカウントを複数人で共有するのは避け、作業する人ごとにユーザーを作るのが基本です。誰がいつ何をしたかが分かり、退職や契約終了のときにも、その人のアカウントだけを止められます。

新規ユーザーの追加手順

  1. 管理画面の左メニューから「ユーザー」→「新規ユーザーを追加」を開きます(バージョンによっては「新規追加」と表示されます。画面の表記は2026年10月現在のものです)。
  2. 「ユーザー名」を入力します。ログインに使う名前で、半角英数字にしておくと扱いやすくなります。
  3. 「メール」に本人のメールアドレスを入力します。
  4. 必要に応じて「名」「姓」「サイト」を入力します。空欄でも登録できます。
  5. パスワードを決めます。自動で強いパスワードが入力されているので、通常はそのまま使えます。
  6. 「ユーザーに通知を送信」のチェックを確認します。オンにすると、本人にアカウント作成のお知らせとパスワード設定用のリンクがメールで届きます。
  7. 「権限グループ」を選びます(選び方は次の章で説明します)。
  8. 画面下の「新規ユーザーを追加」ボタンをクリックします。

登録が終わると「ユーザー」→「ユーザー一覧」に新しいユーザーが表示されます。一覧で名前と権限グループが意図どおりになっているかを確認してください。

入力でつまずきやすい点

ユーザー名は後から変更できません。 管理画面にはユーザー名を編集する欄がないため、誤って登録した場合は作り直すことになります。本名をそのままユーザー名にすると、ログインに使う名前が外部から推測されやすくなるので、表示名とは別の名前にしておくのが無難です。サイト上に表示される名前は、ユーザーのプロフィール画面にある「ブログ上の表示名」で変えられます。

同じメールアドレスは複数のユーザーに使えません。 すでに登録済みのアドレスを入れるとエラーになります。

パスワードは自分で決めて口頭やチャットで伝えるより、通知メールで本人に設定してもらう方が安全です。 管理者がパスワードを知っている状態を作らずに済むためです。

権限グループの選び方

WordPressには標準で5つの権限グループがあります。大まかな違いは次のとおりです。

  • 購読者:自分のプロフィールの編集とログインのみ。会員向けの閲覧などに使います。
  • 寄稿者:自分の記事を書いて下書き保存し、レビュー待ちにできます。公開と画像のアップロードはできません。
  • 投稿者:自分の記事を書いて公開でき、画像もアップロードできます。他の人の記事は編集できません。
  • 編集者:他の人の記事や固定ページも編集・公開でき、カテゴリーやコメントも管理できます。
  • 管理者:プラグインやテーマの導入、ユーザーの管理、サイト設定を含むすべての操作ができます。

迷ったときは「必要な作業ができる中で、いちばん低い権限」を選ぶのが原則です。外部のライターに記事を書いてもらうなら寄稿者か投稿者、社内で記事の校正や公開を担う人なら編集者が目安になります。

管理者権限は、プラグインの追加やユーザーの削除までできる強い権限です。制作会社に作業を頼む場合でも、作業期間だけ管理者にして終わったら権限を下げるなど、必要な期間に限って与えるようにします。

あとから権限を変えたいときは、「ユーザー一覧」で対象ユーザーの「編集」を開き、「権限グループ」を変更して「ユーザーを更新」で保存します。

追加した後の確認

通知メールが届かない場合

ユーザー追加の通知メールが届かない、という相談はよくあります。まず本人に迷惑メールフォルダを確認してもらってください。

それでも届かない場合は、サーバーからのメール送信がうまくいっていない可能性があります。WordPressは標準ではサーバーの送信機能を使ってメールを送るため、受信側で迷惑メール扱いされることがあります。SMTP経由で送るためのプラグインを入れて、独自ドメインのメールアカウントから送信するように設定すると改善することが多いです。

急ぎの場合は、本人にログイン画面の「パスワードをお忘れですか ?」から再設定してもらう方法もあります。ただしこれもメールで届くため、送信の問題が解決していなければ同じく届きません。

ログインして動作を確認する

可能であれば、新しいユーザーで一度ログインしてもらい、必要な画面が使えるか、見えてはいけない画面が見えていないかを確認します。セキュリティ系や会員系のプラグインを使っている場合、そのプラグイン独自の設定で権限が変わっていることもあります。

不要になったユーザーの扱い

退職や契約終了などで使わなくなったアカウントは、放置せずに整理します。使われていないアカウントは、パスワードの使い回しなどから不正ログインの入口になりやすいためです。

ユーザーを削除するときは、「ユーザー一覧」で対象にカーソルを合わせて「削除」を選びます。そのユーザーが書いた記事がある場合は、記事ごと削除するか、別のユーザーに引き継ぐかを選ぶ画面が出ます。記事を残したいなら、引き継ぎ先のユーザーを選んでください。誤って記事ごと消すと元に戻せないため、削除の前にバックアップを取っておくと安心です。

あとで再開する可能性がある場合は、削除の代わりに権限を「購読者」に下げてパスワードを変えておく、という方法もあります。

まとめ

  • ユーザーの追加は「ユーザー」メニューの新規追加画面から、ユーザー名・メール・権限グループを入力して行います。
  • ユーザー名は後から変えられないため、登録前に決めておきます。
  • 権限は「必要な作業ができる中でいちばん低いもの」を選び、管理者権限は必要な期間だけにします。
  • 通知メールが届かない場合は迷惑メールフォルダとサーバーのメール送信を確認し、不要になったアカウントは記事を引き継いでから整理します。

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