2026年10月17日
2026年10月17日
SiteGuard WP Pluginの設定と、ログインできない時の対処法(2026年版)
結論:SiteGuard WP Pluginとは
SiteGuard WP Pluginは、WordPressのログインと管理画面の保護を強化するプラグインです。wordpress.orgの説明では、ブルートフォース攻撃、パスワードリスト攻撃、コメントスパム、/wp-admin/ への不正アクセスを減らすためのプラグインとされています。
注意が必要なのは、ログインページのURLを変更する機能(Rename Login)が、他のプラグインのログインURL変更機能と併用できない点です。また、設定を誤ってログインできなくなったときの対処も、先に知っておくと安心です。
この記事は、2026年10月16日時点のwordpress.orgの公式ページにもとづいています。画面の項目名はバージョンで変わるため、画面の操作手順は載せていません。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | jp-secure(共同開発者: EG Secure Solutions) |
| 有効インストール数 | 50万以上 |
| バージョン | 1.8.9(最終更新: 2026年8月19日) |
| 対応するWordPress | 6.0以上。7.1.3まで動作確認が記載されています |
| 対応するWebサーバー | Apache 1.3、Apache 2.x、Nginx |
| マルチサイト | 非対応 |
主な機能
wordpress.orgのページでは、次の機能が挙げられています(機能名は公式ページの表記です)。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| Admin Page IP Filter | ログインに成功したことのあるIPアドレスだけに、wp-admin へのアクセスを制限します |
| Rename Login | wp-login.php のURLを、任意のパスに変更します |
| CAPTCHA | ログイン、コメント、パスワード再設定、ユーザー登録のフォームに、画像認証を追加します |
| Login Lock | 繰り返しログインに失敗したIPアドレスを、一時的にロックします |
| Login Alert | ログイン時に、メールで通知します |
| Fail Once | 最初の正しいログイン試行をあえて拒否し、少し後に再試行を求めます |
| Protect XML-RPC | ピンバックのみ、またはXML-RPC全体を無効にします |
| Block Author Query | /?author=<番号> によるユーザー名の漏えいを防ぎます |
| Update Notifications | WordPress本体、プラグイン、テーマの更新があると、メールで通知します |
| WAF Tuning Support | SiteGuard Server EditionのWAFで、誤検知が起きないよう除外ルールを作成します |
- CAPTCHAには、PHPの拡張機能
mbstringとgdが必要です - WAF Tuning Supportは、Apache環境でSiteGuard Server Editionが必要です
- IPアドレスの取得は、IPスプーフィングのリスクがあるため、バージョン1.7.0で
X-Forwarded-Forからの取得を削除したと記載されています
設定を考える流れ
画面の操作ではなく、「何を決めるか」の流れです。
- プラグインをインストールして、有効化する(管理画面の「プラグイン > 新規追加」で検索するか、ZIPファイルをアップロードします)
- ログインページの変更(Rename Login)を使うか決める。使う場合は、次の「併用の注意」を先に確認する
- ログインのロック(Login Lock)や、画像認証(CAPTCHA)を使うか決める
- ログイン通知(Login Alert)と、更新通知(Update Notifications)で、メールの通知を受け取るか決める
併用の注意:ログインURLを変えるプラグインは1つだけ
公式ページには、ログインページ変更(Rename Login)は、他のプラグインのログインURL変更機能と併用できないと書かれています。両方で有効にすると、ログインURLが2つ残ったり、ログインページが表示されなくなったりする可能性があります。
たとえば、ログインURLを変更するプラグインのWPS Hide Loginを使っている場合は、どちらか一方に絞ってください(WordPressのログインURLを変更する方法)。
更新履歴には、関連する修正が書かれています。
- 1.8.8: 別のプラグインもログインページのURLを変更している場合に、警告を表示するようになりました。新規インストール直後に、ログインURLが404になる問題も修正されています
- 1.8.6:
.htaccessを使えない場合は、.php(スタブ)形式のログインURLになり、設定画面にその理由が表示されるようになりました - 1.8.2、1.8.3: 古い
.htaccessのルールが、管理者を/wp-admin/から締め出す問題が修正されています
ログインできなくなったとき
SiteGuard WP Pluginの公式ページには、ログインできなくなったときの復旧手順は、書かれていません。公式のドキュメントへのリンクがあります。
プラグインが原因で管理画面に入れなくなったときの、一般的な方法は、WordPress公式のFAQに載っています。
- FTPまたはファイルマネージャーで、
wp-contentフォルダーに移動する pluginsフォルダーの名前を、plugins.holdなどに変更する- WordPressの管理画面のプラグインページ(
/wp-admin/plugins.php)にログインする。プラグインが見つからないため、すべてのプラグインが無効になる plugins.holdのフォルダー名を、pluginsに戻す
公式のFAQでは、この方法ではプラグインのオプションは保持されますが、プラグインを手動で再び有効化する必要があると書かれています。すべてのプラグインが一度無効になる点に、注意してください。
他のセキュリティ対策と組み合わせる
SiteGuard WP Pluginは、ログインと管理画面を守るためのプラグインです。ほかの対策と組み合わせて使えます。
- ログインに2要素認証を加える(WordPressに二要素認証(2FA)を実装する方法)
- ファイアウォールとマルウェアスキャンのセキュリティプラグインと併用する(Wordfence Securityの設定方法)。ただし、似た機能が重なる場合は、片方の機能をオフにするなどして、競合しないように確認してください
よくある質問
マルチサイトでも使えますか。
公式ページでは、マルチサイトは非対応とされています。
ログインURLを変えるプラグインと一緒に使えますか。
ログインページ変更(Rename Login)は、他のプラグインのログインURL変更機能と併用できません。どちらか1つに絞ってください。
画像認証(CAPTCHA)が表示されません。
CAPTCHAには、PHPの拡張機能 mbstring と gd が必要です。サーバーで有効になっているか確認してください。
Nginxでも使えますか。
公式ページでは、Apache 1.3、Apache 2.x、Nginxに対応とされています。