2026年10月17日
2026年10月17日
WooCommerceとは?できること・動作要件・使い方の流れ(2026年版)
結論:WooCommerceとは、WordPressでネットショップを作るプラグイン
WooCommerceは、WordPressでネットショップ(ECサイト)を作るためのプラグインです(開発元はAutomattic)。wordpress.orgの説明では、WordPress向けのオープンソースのEコマース基盤で、コア機能は無料とされています。店舗のコンテンツとデータの所有権は、利用者が保持できる点が強調されています。
日本で使うときに、先に確認したい点が2つあります。
- 動作要件(PHPやデータベースのバージョン、メモリ、HTTPS)
- 決済と配送(公式ページで例に挙がっているサービスの対応国に、日本が含まれていないものがあります)
この記事は、2026年10月16日時点のwordpress.orgの公式ページにもとづいています。画面の項目名はバージョンで変わるため、画面の操作手順は載せていません。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | Automattic |
| 有効インストール数 | 700万以上 |
| 対応するWordPress | 7.1.3まで動作確認が記載されています |
| 料金 | コア機能は無料。拡張機能には無料と有料があります |
できること
wordpress.orgのページでは、次の機能が挙げられています。
| 分類 | 内容 |
|---|---|
| 商品 | 物理商品とデジタル商品、バリエーション、カスタム構成、即時ダウンロード、アフィリエイト商品を扱えます。商品ページは、ブロックで編集できます |
| 決済 | 100以上の決済ゲートウェイがあり、クレジットカード、モバイルウォレット、銀行振込、現金に対応します。例として、Stripe、PayPal、Squareが挙げられています |
| 配送 | 運送業者との連携があります(例: UPS、FedEx)。配送のサービスによっては、対応する国が限られます(下記) |
| 税 | 連携サービスで、税額を自動計算できます(例: WooCommerce Tax) |
| 管理 | ダッシュボードで、重要な指標を確認できます |
| マーケティング | Google Ads、HubSpot、Mailchimp、Facebookなどとの連携があります |
| 拡張機能 | WooCommerce Marketplaceに、無料と有料を合わせて数百の拡張機能があります。サブスクリプション、予約、会員制の拡張機能が例示されています |
動作要件
wordpress.orgのWooCommerceのページに、次の要件が書かれています。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| PHP | 7.4以上(8.0以上を推奨) |
| データベース | MySQL 5.5.5以上、またはMariaDB 10.1以上 |
| WordPress | 7.0以上 |
| メモリ | 256MB以上を推奨 |
| HTTPS | 対応を推奨 |
WordPress本体の要件は別に定められています。WordPress公式の要件ページでは、PHP 8.3以上、MariaDB 10.11以上またはMySQL 8.0以上が推奨とされています(2026年10月16日確認)。PHPのバージョンを上げる手順は、WordPressのPHPバージョンアップ手順を参照してください。
ショップを新しく作るなら、WordPress公式の推奨に合わせた環境にしておくと、あとからの更新で困りにくくなります。
日本で使うときの注意点
決済サービスの対応国
wordpress.orgのページでは、WooCommerceの決済サービスWooPaymentsの対応国として、次の国が挙げられています。
米国、英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア
この一覧に、日本は含まれていません。 日本でカード決済などを使う場合は、日本で利用できる決済ゲートウェイを、別に選ぶ必要があります。ページでは、Stripe、PayPal、Squareが例として挙げられています。各サービスが日本で使えるかは、各サービスの公式ページで確認してください。
配送サービスの対応国
wordpress.orgのページによると、WooCommerce Shippingは、ダッシュボードからUSPSの送り状を印刷して、集荷を予約できる機能で、米国限定です。日本の運送会社との連携は、この記事では扱いません。拡張機能や連携の対応状況を、確認してください。
税と法令
税額の自動計算は、WooCommerce Taxなどの連携サービスでできるとされています。日本の消費税の表示や計算、特定商取引法に基づく表記などの法的な要件は、この記事では扱いません。 税理士や、消費者庁などの公式の情報で確認してください。税の設定でうまくいかないときは、WooCommerceの税率・消費税計算エラーを解決する方法も参考にしてください。
ショップを作る流れ
画面の操作ではなく、「何を決めるか」の流れです。
- 動作要件を確認する(PHP、データベース、メモリ、HTTPS)
- プラグインをインストールして、有効化する
- 商品を登録する(物理商品かデジタル商品か、バリエーションがあるか)
- 決済の方法を決める(日本で使えるゲートウェイを選ぶ)
- 配送の方法を決める
- 税の扱いを決める
- テスト注文を行って、決済、メール、在庫の動きを確認する
- 公開する
公式のFAQでは、サイトに不具合が出た場合は、Health Checkや、ステージング環境での検証が勧められています。
次に読む記事
| やりたいこと | 記事 |
|---|---|
| バリエーションのある商品を作る | WooCommerceの商品バリエーション設定方法 |
| 在庫を管理する | WooCommerceの在庫管理の設定方法 |
| デジタル商品を売る | WooCommerceでデジタル商品を販売する方法 |
| 送料の計算がおかしい | WooCommerceの送料計算が正しくない場合の解決方法 |
| 注文確認メールが届かない | WooCommerceの注文確認メールが届かない場合の解決方法 |
| 注文データの仕組み(HPOS) | WooCommerceのHPOSの設定 |
よくある質問
WooCommerceは無料ですか。
コア機能は無料です。拡張機能には、無料のものと有料のものがあります。決済サービスなどの条件は、各サービスの公式ページで確認してください。
WooPayments は日本で使えますか。
wordpress.orgのページに挙げられている対応国に、日本は含まれていません(2026年10月16日時点)。日本で使える決済サービスを、別に選んでください。
どのPHPのバージョンが必要ですか。
WooCommerceのページでは、PHP 7.4以上(8.0以上を推奨)です。WordPress本体の公式の推奨は、PHP 8.3以上です。新しく作るなら、WordPressの推奨に合わせてください。
ステージング環境は必要ですか。
公式のFAQでは、サイトに不具合が出た場合に、ステージング環境での検証が勧められています。