2026年9月1日

2026年9月1日

WordPressの「最新の投稿」ブロックの使い方|新着記事一覧の設定とクエリーループとの使い分け

WordPressのページに新着記事の一覧を出したいときは、コアの「最新の投稿」ブロックを挿入するのがもっとも手軽な方法です。挿入すると新しい順に記事のタイトルが並び、表示件数、カテゴリー・投稿者での絞り込み、抜粋や本文の表示、日付・アイキャッチ画像の表示、リストとグリッドの切り替えを設定サイドバーとツールバーから調整できます。この記事では各設定の意味と置き場所、よくある失敗、そして「クエリーループ」ブロックとどちらを使うべきかの判断基準を説明します。

項目名や配置は、WordPress のバージョンやテーマによって変わることがあります。本文は(2026年10月現在)の一般的な日本語表示を基準にしているので、違う場合は近い名前の項目を探してください。

最新の投稿ブロックでできること

最新の投稿ブロックは、サイトの「投稿」を新しい順などで取り出し、決まった形の一覧として表示するブロックです。中身のデザインを1つずつ組み立てる必要がなく、スイッチのオン・オフだけで一覧が完成します。

  • トップページに指定した固定ページに「新着記事5件」を出す
  • 会社サイトの「お知らせ」欄に、特定カテゴリーの記事だけを並べる
  • サイドバーやフッターに最近の記事のタイトル一覧を置く

対象になるのは「投稿」だけで、固定ページやカスタム投稿タイプは表示できません。この点が後で説明するクエリーループとの大きな違いです。

ブロックを挿入する

  1. 投稿・固定ページの編集画面、またはサイトエディターで「+」(ブロック挿入ツール)を開きます。
  2. 「最新の投稿」と入力し、表示されたブロックを選んで挿入します。
  3. 公開済みの投稿のタイトルが、新しい順にリンク付きで並びます。

初期状態はタイトルだけのシンプルな一覧です。ここから必要な情報を足していきます。

ツールバーの設定:リストとグリッド

ブロックを選択すると表示されるツールバーで、表示形式を切り替えられます。

  • リスト表示: 記事を縦1列に並べます。サイドバーや狭い欄、タイトル中心の一覧に向いています。
  • グリッド表示: 記事をタイル状に並べます。アイキャッチ画像と組み合わせて、トップページのカード風一覧にするときに使います。

グリッドを選ぶと、設定サイドバーに列数の項目が現れます。幅の狭い画面では、テーマのCSSにより列数が減って表示されるのが一般的です。

設定サイドバーの主な項目

画面右上の設定ボタン(歯車アイコン)で設定サイドバーを開くと、項目がいくつかのパネルに分かれています。

投稿コンテンツ

タイトルの下に本文の情報を出すかどうかを決めます。オンにすると、次の2つから選べます。

  • 抜粋: 記事の冒頭部分(または記事ごとに入力した抜粋)を短く表示します。表示する長さも調整できます。
  • 全文: 記事の本文をそのまま表示します。

全文はページが非常に長くなり、同じ文章がサイト内の複数の場所に出ることにもなるため、一覧用途では抜粋を選ぶのが無難です。

投稿メタ

  • 投稿者名を表示: 記事を書いたユーザーの名前を出します。
  • 投稿日を表示: 公開日を出します。お知らせ欄では日付があると、情報の新しさが伝わります。

アイキャッチ画像

オンにすると、各記事に設定したアイキャッチ画像を表示します。あわせて、画像のサイズ(サムネイル・中・大など)、配置(左・中央・右)、画像を記事へのリンクにするかどうかも選べます。アイキャッチ画像を設定していない記事は、画像の部分が空いた状態になります。グリッドで並べるなら、全記事に画像を設定しておくと見た目がそろいます。

並び替えと絞り込み

  • 並び順: 新しい順・古い順・タイトル順(A→Z)・その逆(Z→A)から選びます。
  • カテゴリー: 名前を入力して選ぶと、そのカテゴリーの記事だけを表示します。複数指定もできます。
  • 投稿者: 特定のユーザーの記事だけに絞ります。
  • 項目数: 表示する記事の数です。スライダーで指定します。
  • 列数: グリッド表示のときに使います。

「お知らせ」カテゴリーを作り、そのカテゴリーで絞り込んだ最新の投稿ブロックを置く、というのが会社サイトでよく使われる形です。

どこに置くか

固定ページの本文

もっとも多いのは、トップページに指定した固定ページの中に置く使い方です。「設定」→「表示設定」でホームページに固定ページを指定している場合、そのページに最新の投稿ブロックを入れると新着欄を作れます。

ブロックテーマのテンプレート

ブロックテーマでは、「外観」→「エディター」でテンプレートやテンプレートパーツにも置けます。たとえば個別投稿のテンプレートの下部に「最近の記事」として配置する、といった使い方です。

クラシックテーマのウィジェット

ブロックテーマでないテーマでは、「外観」→「ウィジェット」でサイドバーやフッターに追加できます。従来の「最近の投稿」ウィジェットと似た役割ですが、アイキャッチ画像や抜粋も出せる点が異なります。

クエリーループとの使い分け

記事一覧を作るコアブロックには、最新の投稿のほかに「クエリーループ」があります。どちらを選ぶかは、次の観点で判断します。

観点 最新の投稿 クエリーループ
手軽さ スイッチだけで完成 1件分の表示を組み立てる
対象 投稿のみ 投稿・固定ページ・対応するカスタム投稿タイプ
絞り込み カテゴリー・投稿者 カテゴリー・タグ・投稿者・キーワードなど
デザインの自由度 決まった項目の表示・非表示のみ 中のブロックを自由に配置できる
ページ送り なし あり
アーカイブ・検索結果での利用 向かない テンプレートから継承して使える

目安としては、「新着を数件、タイトルと日付程度で出したい」なら最新の投稿で十分です。次のどれかに当てはまるなら、クエリーループを選んでください。

  • カテゴリー名やタグを各記事に添えるなど、表示内容を自分で組み立てたい
  • 固定ページやカスタム投稿タイプ(実績・商品など)を一覧にしたい
  • タグで絞り込みたい、先頭の数件を飛ばしたい
  • 2ページ目以降へのページ送りを付けたい
  • ブロックテーマのアーカイブや検索結果のテンプレートを作りたい

最新の投稿ブロックはシンプルなぶん、後から「この情報も出したい」と思ったときに対応できないことがあります。将来的に凝った一覧にする予定があるなら、最初からクエリーループで作っておくと作り直しの手間が省けます。

よくある失敗と対処

先頭固定表示した記事が先頭に来ない

投稿の編集画面で「ブログのトップに固定」にした記事でも、最新の投稿ブロックでは通常、公開日の順で並びます。固定記事を一覧の先頭に出したい場合は、クエリーループで先頭固定表示の扱いを設定してください。

新しい記事が一覧に出ない

次の順で確認します。

  1. 記事のステータスが「公開」になっているか(下書き・予約投稿・非公開は表示されません)
  2. カテゴリーや投稿者の絞り込みに、その記事が当てはまっているか
  3. 項目数が少なく、一覧からあふれていないか
  4. キャッシュ系プラグインやサーバーのページキャッシュが古いままになっていないか

公開直後に表示されない場合は、4のキャッシュが原因であることが多いです。ページキャッシュを削除してから、ログアウトした状態で確認します。

抜粋が思った長さにならない

記事ごとに「抜粋」欄へ文章を入力している場合は、その文章が優先して使われます。自動で作られる抜粋と、手入力の抜粋が混在すると長さがそろわないため、どちらかに統一すると一覧が整います。

表示している記事自身が一覧に入る

個別投稿のテンプレートや記事本文に置くと、いま読んでいる記事も一覧に出ることがあります。最新の投稿ブロックには表示中の記事を一覧から外す設定がないため、気になる場合は、表示中の記事を除外できるプラグインなど別の方法を検討します。

まとめ

  • 最新の投稿ブロックは、投稿をスイッチ操作だけで一覧表示できる手軽なブロックです。対象は「投稿」のみです。
  • ツールバーでリスト/グリッド、設定サイドバーで抜粋・全文、投稿者名・日付、アイキャッチ画像、並び順、カテゴリー・投稿者の絞り込み、項目数を設定できます。
  • 固定ページの新着欄、ブロックテーマのテンプレート、クラシックテーマのウィジェットで使えます。
  • 表示内容を組み立てたい、ページ送りが必要、固定ページやカスタム投稿タイプを出したい、アーカイブを作りたい場合はクエリーループを選びます。
  • 新しい記事が出ないときは、公開状態・絞り込み条件・項目数・キャッシュの順に確認します。

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