2026年7月17日

2026年7月17日

WordPressの「RSS」ブロックの使い方|外部サイトの新着記事を表示する設定と表示されないときの対処

WordPressのブロックエディターで、別のブログやニュースサイトの新着記事を自分のページに一覧表示したいときは、コアの「RSS」ブロックにフィードのURLを入れるだけで実現できます。この記事では、ブロックの挿入から表示件数・抜粋・投稿者・日付の切り替え、リストとグリッドの使い分け、置き場所(本文・テンプレート・ウィジェット)、そして「更新が反映されない」「エラーが出る」といったつまずきへの対処までを、管理画面の操作で説明します。

設定項目の名前や並び順は、WordPress のバージョンやテーマによって変わることがあります。本文は(2026年10月現在)の一般的な日本語表示を基準にしているので、表記が違う場合は近い名前の項目を探してください。

RSSブロックでできること

RSSブロックは、外部サイトが公開している「フィード」(RSS や Atom 形式の更新情報)を読み込み、記事タイトルのリンク一覧として表示するブロックです。

  • 自社の別サイトやグループ会社のブログの新着をトップページに並べる
  • 自分が運営するもう1つのブログの記事をサイドバーで紹介する
  • 業界ニュースサイトの見出しをお知らせ欄に出す

ポイントは、表示内容をWordPressのサーバーが外部サイトへ取りに行くことです。閲覧者のブラウザが直接取りに行くわけではありません。この仕組みが、後で説明する「更新が遅れる」「取得に失敗する」の原因にも関わってきます。

なお、自分のサイトの記事一覧を出したいだけなら、RSSブロックではなく「最新の投稿」ブロックやクエリーループを使うほうが自然です。RSSブロックは「他のサイトの記事」を出すためのものと考えてください。

ブロックを挿入してフィードURLを入れる

  1. 投稿・固定ページの編集画面で「+」(ブロック挿入ツール)を開き、「RSS」と検索して挿入します。
  2. フィードのURLを入力する欄が表示されるので、URLを貼り付けて確定ボタンを押します。
  3. 数秒待つと、エディター上にフィードの記事一覧がプレビュー表示されます。

フィードのURLは、サイトによって形が違います。WordPressで作られたサイトなら、多くの場合はサイトのアドレスの末尾に /feed/ を付けたものです。

https://example.com/feed/

WordPress以外のサイトでは、ページ下部やヘッダーにある「RSS」アイコンのリンク先、またはサイトのヘルプに書かれたURLを使います。通常のWebページのURL(記事ページやトップページ)を入れても、フィードとして読み込めないことが多いので注意してください。

URLを後から変えたいときは、ブロックを選択してツールバーの編集(鉛筆アイコン)ボタンを押すと、入力欄に戻れます。

主な設定項目

ツールバー:リスト表示とグリッド表示

ブロックを選択すると表示されるツールバーで、表示形式を切り替えられます。

  • リスト表示: 記事を縦に1列で並べます。サイドバーや狭い欄に向いています。
  • グリッド表示: 記事をタイル状に複数列で並べます。トップページの広い欄に向いています。

グリッド表示を選ぶと、設定サイドバーで列数を指定できるようになります。スマートフォンなど幅の狭い画面では、テーマのCSSにより列数が減って表示されるのが一般的です。

設定サイドバー:表示する内容

画面右上の設定ボタン(歯車アイコン)で設定サイドバーを開くと、次のような項目があります。

  • 表示する項目数: 一覧に出す記事の数です。スライダーで指定します。
  • 投稿者を表示: フィードに含まれる著者名を表示します。
  • 日付を表示: 各記事の公開日を表示します。
  • 抜粋を表示: 記事の冒頭部分を表示します。オンにすると、抜粋の長さを調整する項目も現れます。
  • 列数: グリッド表示のときだけ使う項目です。

バージョンによっては、リンクを新しいタブで開く設定もあります。外部サイトへのリンクなので、閲覧者を自サイトに残したい場合に検討してください。

表示されない情報があるとき

投稿者・日付・抜粋は、相手のフィードにその情報が含まれていなければ、スイッチをオンにしても表示されません。たとえば、フィード側で著者名を出さない設定にしているサイトでは、投稿者は空欄になります。これはブロックの不具合ではなく、元データの問題です。

また、RSSブロックは記事のアイキャッチ画像を表示する機能を持っていません。画像付きのカードで外部記事を並べたい場合は、別の方法(プラグインやテーマの機能)を検討することになります。

どこに置くか:本文・テンプレート・ウィジェット

RSSブロックは、使っているテーマによって置ける場所の考え方が変わります。

投稿・固定ページの本文

もっとも手軽なのは、固定ページの本文に置く方法です。「関連サイトの新着」ページや、トップページに指定した固定ページの一部として使えます。

ブロックテーマのテンプレート・テンプレートパーツ

Twenty Twenty-Four などのブロックテーマでは、「外観」→「エディター」からサイトエディターを開き、テンプレートやテンプレートパーツ(フッターなど)にRSSブロックを置けます。フッターに置けば、全ページの下部に外部サイトの新着が表示されます。テンプレートパーツの変更は、そのパーツを使うすべてのページに反映される点に気をつけてください。

クラシックテーマのウィジェット

ブロックテーマでないテーマでは、「外観」→「ウィジェット」の画面で、サイドバーやフッターのウィジェットエリアにRSSブロックを追加できます。ウィジェット画面がブロック形式でない場合(クラシックウィジェットのプラグインを使っている場合など)は、従来の「RSS」ウィジェットが同じ役割を果たします。

更新がすぐに反映されない理由

「相手のサイトに新しい記事が出たのに、自分のページの一覧が変わらない」というのは、RSSブロックでよくある相談です。

WordPressは、外部フィードを毎回取りに行くのではなく、一度取得した内容をしばらく保存(キャッシュ)して使い回します。この保存期間は初期設定でおよそ12時間です。そのため、相手のサイトで記事が公開されてから、自分のページに表示されるまで半日ほど遅れることがあります。これは相手サイトへの負荷と自分のサイトの表示速度を守るための仕組みで、正常な動作です。

さらに、キャッシュ系プラグインやサーバーのページキャッシュを使っている場合は、ページ自体のキャッシュも重なります。急いで反映させたいときは、次の順で確認します。

  1. 相手のフィードURLをブラウザで直接開き、新しい記事が含まれているかを見る(フィード側の更新が遅れていることもあります)
  2. 自分のサイトのキャッシュ系プラグインで、ページキャッシュを削除する
  3. それでも古い場合は、フィードの保存期間が過ぎるのを待つ

フィードの保存期間そのものを短くするにはコードの追加が必要になり、相手サイトへのアクセスも増えます。初心者のうちは「半日程度は遅れるもの」として運用するのが無難です。

エラーが出る・何も表示されないときの対処

URLがフィードではない

もっとも多い原因です。フィードではない通常ページのURLを入れると、エラー表示になります。URLをブラウザで開いたとき、記事ページではなくXML形式の文字の並び(またはブラウザによってはダウンロードやフィードとしての表示)になるかを確かめてください。

相手のサイトが取得を拒否している

フィードのURLはブラウザでは開けるのに、RSSブロックではエラーになる場合は、相手のサーバーが「WordPressサーバーからの自動アクセス」を拒否している可能性があります。セキュリティサービスやファイアウォールで、ボットと判定されたアクセスを遮断しているサイトは少なくありません。この場合、こちら側の設定では解決できないことが多く、相手サイトの管理者に相談するか、そのサイトの表示はあきらめて別の手段を選ぶことになります。

自分のサーバーから外部に接続できない

レンタルサーバーやセキュリティプラグインの設定で、WordPressから外部サイトへの通信が制限されていると、どのフィードURLでも失敗します。他の有名サイトのフィード(WordPress公式ブログなど)を試してもエラーになるなら、こちら側の問題を疑います。セキュリティプラグインの設定や、サーバー会社の案内を確認してください。

文字化けする

フィードの文字コードの指定が正しくないサイトでは、タイトルが文字化けすることがあります。これも基本的には相手側の問題ですが、自分のサイトのフィードが文字化けする場合は、テーマやプラグインの出力を見直す必要があります。

エディターでは表示されるのに公開ページで出ない

ページキャッシュに、ブロックを追加する前の状態が残っていることが考えられます。キャッシュを削除し、ログアウトした状態(またはブラウザのシークレットウィンドウ)で表示を確認します。

使うときの注意

外部サイトのタイトルや抜粋を自分のページに表示するので、相手サイトの利用規約やフィードの利用方針を一度確認しておくと安心です。とくに抜粋を長めに表示すると、相手の文章の転載に近くなるため、タイトルと日付だけの表示にとどめる運用も選択肢です。

また、相手サイトが閉鎖したりフィードのURLが変わったりすると、ブロックがエラー表示のまま残ります。定期的に表示を確認し、使わなくなったらブロックを削除してください。

まとめ

  • RSSブロックは、外部サイトのフィードURLを入れて新着記事の一覧を表示するコアブロックです。自分のサイトの記事一覧には「最新の投稿」やクエリーループを使います。
  • ツールバーでリスト/グリッドを切り替え、設定サイドバーで項目数・投稿者・日付・抜粋・列数を調整します。
  • 本文のほか、ブロックテーマではテンプレートやフッターのテンプレートパーツ、クラシックテーマではウィジェットエリアに置けます。
  • フィードの内容はおよそ12時間保存されるため、更新は遅れて反映されます。急ぐ場合はページキャッシュの削除も確認します。
  • エラーの主な原因は、URLがフィードでない、相手が自動アクセスを拒否している、自分のサーバーから外部へ通信できない、の3つです。

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