2026年6月27日
2026年6月27日
WordPressの日付・時刻設定を変更する方法(タイムゾーン・表示形式・週の始まり)
WordPressの日付と時刻に関する設定は、管理画面の「設定」→「一般」にまとまっています。ここでタイムゾーンを正しく選び、日付と時刻の表示形式を決めておくと、記事の投稿日の表示や予約投稿の公開時刻がずれなくなります。この記事では、タイムゾーンの選び方(都市名とUTCオフセットの違い)、表示形式の書式文字の読み方、週の始まりの設定、予約投稿への影響とよくあるトラブルを順に説明します。
設定画面の場所
管理画面の左メニューから「設定」→「一般」を開くと、ページの後半に日付と時刻に関する項目が並んでいます(2026年10月現在)。
- タイムゾーン
- 日付形式
- 時刻形式
- 週の始まり
変更したら、ページ下部の「変更を保存」をクリックします。保存しないと反映されないので、設定後は保存ボタンの押し忘れに注意してください。
タイムゾーンを設定する
日本のサイトなら「東京」を選ぶ
タイムゾーンのプルダウンには、地域ごとに都市名が並んでいます。日本向けのサイトであれば、アジアの中にある「東京」を選びます。日本語版のWordPressでは最初から東京になっていることが多いものの、サーバー会社の簡単インストール機能や英語版から入れた場合などは「UTC+0」のままになっていることがあります。一度は確認しておくと安心です。
選択するとプルダウンの近くに、協定世界時(UTC)の現在時刻とサイトの現地時刻が表示されます。保存後、現地時刻が手元の時計と合っていれば設定は正しくできています。
都市名とUTCオフセットの違い
プルダウンの下のほうには「UTC+9」のような、時差を数値で指定する選択肢もあります。都市名とUTCオフセットの違いは、夏時間(サマータイム)を自動で反映するかどうかです。
- 都市名で指定:その地域の夏時間の切り替えに合わせて、時差が自動で調整されます。
- UTCオフセットで指定:常に固定の時差で計算します。夏時間がある地域では、切り替えのたびに手動で直す必要があります。
日本には夏時間がないため、「東京」と「UTC+9」で表示される時刻は同じです。それでも、プラグインの中にはタイムゾーンを都市名で扱うものもあるため、特別な理由がなければ都市名を選ぶのが無難です。アメリカやヨーロッパなど夏時間のある地域向けのサイトでは、都市名を選んでください。
日付と時刻の表示形式を設定する
選択肢から選ぶか、カスタムで書式を入力する
日付と時刻の表示形式は、用意された選択肢から選ぶか、「カスタム」を選んで書式を自分で入力します。カスタム欄に入力すると、すぐ横にプレビューが表示されるので、実際の見え方を確かめながら調整できます。
書式はアルファベット1文字が1つの要素を表す仕組みです。よく使うものを挙げます。
| 書式文字 | 意味 | 表示例 |
|---|---|---|
| Y | 西暦(4桁) | 2026 |
| m / n | 月(0埋めあり / なし) | 03 / 3 |
| d / j | 日(0埋めあり / なし) | 05 / 5 |
| D / l | 曜日(短い形 / 長い形) | 木 / 木曜日 |
| H / G | 時・24時間制(0埋めあり / なし) | 09 / 9 |
| g / h | 時・12時間制(0埋めなし / あり) | 9 / 09 |
| i | 分(0埋めあり) | 07 |
| A | 午前・午後 | 午前 |
例えば「Y年n月j日」は「2026年3月5日」、「Y.m.d」は「2026.03.05」、「H:i」は「09:07」のように表示されます。曜日や午前・午後の表示はサイトの言語に合わせて翻訳されるため、日本語のサイトでは日本語で表示されます。
書式の文字をそのまま表示したいとき
「年」「月」「日」のような日本語は書式文字ではないので、そのまま入力して問題ありません。一方、アルファベットを文字として表示したい場合は、直前にバックスラッシュ(\)を付けます。付けないと、書式文字として解釈されて別の値に置き換わってしまいます。
設定を変えても表示が変わらない場合
一般設定の表示形式は、テーマが「サイトの設定に従う」形で日付を出している場合にだけ反映されます。
- クラシックテーマ:テーマのテンプレートファイルの中で日付の書式が直接指定されていると、一般設定を変えても表示は変わりません。テーマの設定画面に日付の項目がないかを確認し、なければテーマ側の仕様と考えます。
- ブロックテーマ:投稿日は「投稿日」ブロックで表示されます。「外観」→「エディター」でテンプレートを開き、投稿日ブロックを選ぶと、右側の設定パネルで表示形式を確認できます。ブロック側で独自の形式が指定されているとそちらが優先されるので、サイトの既定の形式を使う設定に戻すか、ブロックで好みの形式を指定します。
週の始まりを設定する
「週の始まり」では、カレンダーを何曜日から始めるかを選びます。カレンダーブロック(クラシックテーマではカレンダーウィジェット)の並びや、エディターで日付を選ぶときのカレンダー表示に影響します。日本では日曜始まりのカレンダーが一般的ですが、業務用のサイトなどでは月曜始まりのほうが見やすい場合もあります。サイトの読者に合わせて選んでください。
予約投稿への影響
タイムゾーンの設定は、予約投稿の公開時刻に直接関わります。ブロックエディターで公開日時を指定するとき、入力した日時はサイトのタイムゾーンでの時刻として扱われます。
タイムゾーンがUTC+0のまま「10:00」に予約すると、日本時間では19:00に公開されます。予約した時間に記事が出ないと思ったら、まずタイムゾーンを確認してください。
すでに予約してある投稿がある状態でタイムゾーンを変更した場合は、変更後に「投稿」→「投稿一覧」で予約中の投稿を開き、公開予定の日時が意図どおりになっているかを見直します。ずれていれば日時を入力し直して更新します。
予約時刻を過ぎても公開されない場合
WordPressの予約投稿は、WP-Cron という仕組みで処理されます。WP-Cron はサイトにアクセスがあったタイミングで動くため、アクセスの少ないサイトでは公開が数分から数十分遅れることがあります。予約時刻を大きく過ぎても公開されず、投稿一覧に予約の失敗を示す表示が出ている場合は、キャッシュ系やセキュリティ系のプラグインがWP-Cronの動作を妨げている可能性があります。サーバーの cron から定期的に処理を呼び出す設定を検討するのも一つの方法です。
よくあるトラブル
- 投稿日の時刻が9時間ずれている:タイムゾーンが「UTC+0」になっている可能性が高いです。「東京」に変更して保存します。
- 管理画面とサイトで時刻の表示が違う:テーマやプラグインが独自の書式で日付を出しているか、ページキャッシュに古い表示が残っています。キャッシュを削除してから確認します。
- タイムゾーンの選択肢に「東京」が見つからない:プルダウンの中で地域ごとにまとめられているので、アジアのグループの中を探してください。
- サーバーのタイムゾーン設定を変えるべきか迷う:WordPressはサーバーのタイムゾーンではなく、一般設定のタイムゾーンをもとにサイトの時刻を計算します。サイトの表示を直す目的であれば、サーバー側のタイムゾーンを変える必要はありません。プラグインやテーマのコードでPHPのタイムゾーンを書き換えると、かえって時刻がずれる原因になります。
まとめ
- 日付と時刻の設定は「設定」→「一般」にあり、変更後は「変更を保存」で反映します。
- タイムゾーンは都市名で選ぶと夏時間にも自動で対応します。日本向けのサイトなら「東京」を選びます。
- 表示形式は「Y年n月j日」のような書式文字で指定し、プレビューで見え方を確認できます。テーマやブロック側で書式が指定されている場合はそちらが優先されます。
- タイムゾーンは予約投稿の公開時刻に直結します。変更したら予約中の投稿の日時を見直します。