2026年7月5日
2026年7月5日
WordPressのフロントページ(トップページ)を設定する方法|クラシックテーマとブロックテーマ別
WordPressのトップページに何を表示するかは、管理画面の「設定」→「表示設定」の「ホームページの表示」で決めます。「最新の投稿」を選ぶとブログ形式の記事一覧に、「固定ページ」を選ぶと自分で作ったページがトップページになります。ただしブロックテーマでは、トップページの見た目はサイトエディターのテンプレートで決まるため、設定を変えても思った表示にならないことがあります。この記事では、両方のテーマでの設定手順と、つまずきやすいポイントを説明します。
フロントページの2つの表示方法
WordPressのトップページ(フロントページ)には、次の2種類の表示方法があります。
- 最新の投稿:新しい記事から順に一覧で並べます。ブログやニュースサイト向けです。インストール直後はこちらになっています。
- 固定ページ:「会社概要」や「サービス紹介」のように、自分で作った固定ページの内容をトップに表示します。企業サイトやお店のサイト向けです。
固定ページをトップにした場合、記事の一覧は別のページ(投稿ページ)に表示させるのが一般的です。たとえばトップは https://example.com/、記事一覧は https://example.com/blog/ という構成になります。
事前に固定ページを用意する
固定ページをトップにする場合は、先に2つの固定ページを作っておきます。
- 「固定ページ」→「新規固定ページを追加」で、トップに表示するページ(例:「ホーム」)を作り、本文を入れて公開します。
- 同じ手順で、記事一覧用のページ(例:「ブログ」)を作り、本文は空のまま公開します。
記事一覧用のページに本文を書いても、投稿ページに指定するとその本文は表示されません。中身は記事一覧に置き換わるので、タイトルとURLのスラッグ(例:blog)だけ決めておけば十分です。どちらのページも「公開」状態にしてください。下書きのページは、表示設定の選択肢に出てきません。
「設定」→「表示設定」で指定する
この手順はクラシックテーマでもブロックテーマでも共通です(2026年10月現在)。
- 左メニューの「設定」→「表示設定」を開きます。
- 「ホームページの表示」で「固定ページ(以下を選択)」を選びます。
- 「ホームページ」のプルダウンで、トップにしたいページ(例:「ホーム」)を選びます。
- 「投稿ページ」のプルダウンで、記事一覧用のページ(例:「ブログ」)を選びます。
- 「変更を保存」をクリックします。
保存後、サイトのトップを開いて、指定した固定ページが表示されていれば完了です。記事一覧を別に用意しない場合は、投稿ページを「— 選択 —」のままにしておいても構いません。
同じ画面にある「検索エンジンでの表示」の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないかも、ついでに確認しておくと安心です。制作中にチェックを入れたまま公開してしまうと、検索結果にサイトが出てきません。
クラシックテーマならカスタマイザーからも設定できる
クラシックテーマでは、「外観」→「カスタマイズ」の「ホームページ設定」でも同じ設定ができます。プレビューを見ながら切り替えられるので、表示を確認しながら決めたい場合に便利です。ここで変更した内容は表示設定にも反映されます。
ブロックテーマはテンプレートで見た目が決まる
ブロックテーマ(Twenty Twenty-Five などの「外観」→「エディター」があるテーマ)では、どのページを表示するかは表示設定で決まりますが、その表示に使われるデザインはテンプレートで決まります。トップページに関わる主なテンプレートは次の3つです。
- フロントページ(front-page):テーマにあれば、トップページの表示に優先して使われます。表示設定が「最新の投稿」でも「固定ページ」でも使われる点が特徴です。
- ブログホーム(home):記事一覧の表示に使われます。「最新の投稿」のトップや、投稿ページに指定したページで使われます。
- 固定ページ(page):固定ページの表示に使われます。フロントページのテンプレートがないテーマで固定ページをトップにすると、このテンプレートで表示されます。
テンプレートの一覧は「外観」→「エディター」→「テンプレート」で確認できます。テーマによって用意されているテンプレートは異なるので、まずは一覧にフロントページのテンプレートがあるかを見ておくと、あとで表示が意図と違ったときに原因を探しやすくなります。
トップページのデザインを変えたいとき
ブロックテーマでトップページの見た目を変える方法は2通りあります。
- 固定ページの本文を編集する:「ホーム」の固定ページをブロックエディターで編集します。ページ固有の内容(キャッチコピー、サービス紹介など)はこちらに書くのが基本です。
- テンプレートを編集する:ヘッダーやフッターを含めたページ全体の構成を変えたい場合は、サイトエディターで該当のテンプレートを編集します。
テンプレートの変更は、そのテンプレートを使うすべてのページに影響します。固定ページのテンプレートを編集すると、トップだけでなく他の固定ページの見た目も変わるので注意してください。トップページだけ構成を変えたい場合は、フロントページのテンプレートを使うか、固定ページの編集画面のテンプレート選択で専用のテンプレートを割り当てる方法があります。
よくあるトラブル
固定ページを指定したのに、本文が表示されない
ブロックテーマにフロントページのテンプレートがあり、その中に固定ページの本文を表示する「コンテンツ」ブロックが含まれていない場合に起こります。トップにはテンプレートに作り込まれた内容だけが表示され、固定ページに書いた本文は出てきません。サイトエディターでフロントページのテンプレートを開き、本文を表示するブロックを追加するか、テンプレートの内容自体をトップページとして作り込むかを選びます。
設定を変えてもトップページが変わらない
キャッシュ系プラグインやサーバーのキャッシュに、変更前のトップページが残っている可能性があります。キャッシュを削除してから確認してください。また、テーマ独自の「トップページ設定」がある場合は、そちらが優先されることもあります。テーマの説明書や設定画面を確認します。
ホームページと投稿ページに同じページを選んでしまった
同じ固定ページを両方に指定すると、表示設定の画面に警告が表示され、トップページが意図どおりに表示されません。記事一覧が必要ならトップ用とは別のページを用意して投稿ページに指定し、不要なら投稿ページは未選択に戻します。
トップに指定したページのURLを開くとトップに飛ぶ
トップに指定した固定ページの個別URL(例:/home/)を開くと、サイトのトップ(/)に転送されます。これは同じ内容が2つのURLで表示されないようにするための標準の動作で、不具合ではありません。
記事一覧のページが「見つかりません」になる
投稿ページに指定したページが公開されているかを確認し、それでも表示されない場合は「設定」→「パーマリンク」を開いて、何も変えずに「変更を保存」をクリックします。URLの設定が更新され、表示されるようになることがあります。
テーマを自作・改造している人向けの補足(任意)
クラシックテーマのテンプレートで「トップページかどうか」を判定する場合は、is_front_page() と is_home() の違いに注意します。is_front_page() はサイトのトップページで真になり、is_home() は記事一覧(投稿ページ)で真になります。表示設定が「最新の投稿」の場合は、トップページで両方が真になります。
<?php if ( is_front_page() ) : ?>
<p class="hero-text"><?php echo esc_html( get_bloginfo( 'description' ) ); ?></p>
<?php endif; ?>
まとめ
- トップページの表示は「設定」→「表示設定」の「ホームページの表示」で、「最新の投稿」か「固定ページ」を選びます。
- 固定ページをトップにするときは、トップ用と記事一覧用の2ページを先に作り、記事一覧用は本文を空にしておきます。
- ブロックテーマでは、表示のデザインがフロントページ・ブログホーム・固定ページのテンプレートで決まります。本文が出ないときはテンプレートの中身を確認します。
- 変更が反映されないときは、キャッシュ、テーマ独自の設定、パーマリンクの再保存を順に確認します。