2026年7月30日
2026年7月30日
WordPressバックアッププラグイン比較【2026年版】|無料版でできること・できないこと
結論:用途別の選び方
WordPressのバックアッププラグインは、無料版でできることが、プラグインごとにかなり違います。 先に用途から選ぶと、迷いません。
| やりたいこと | 候補 |
|---|---|
| Google Driveに無料で保存したい | UpdraftPlus、WPvivid(BackWPupは有料のPro版) |
| 数時間おきなど、細かい間隔で自動バックアップしたい | UpdraftPlus(2・4・8・12時間ごとなど) |
| WP-CLIで操作したい | BackWPup(無料版も対応) |
| バックアップと同時に、別サーバーへ移行したい | WPvivid(ワンクリック)、Duplicator(移行ウィザード)、UpdraftPlus(ダウンロードして移行先にアップロード) |
| 自動バックアップが不要で、必要なときに手動で1つ作れればよい | Duplicator(無料版には、スケジュールバックアップがありません) |
この記事は、2026年10月16日時点のwordpress.orgの公式ページにもとづいています。有料版の料金は載せていません。各社の公式ページで確認してください。画面の操作手順も扱いません。プラグインの更新で画面は変わるため、操作は公式のドキュメントを参照してください。
4つのプラグインの比較(無料版)
| UpdraftPlus | BackWPup | WPvivid | Duplicator | |
|---|---|---|---|---|
| 作者 | David Anderson / Team Updraft | WP Media | wpvividplugins | Syed Balkhi |
| 有効インストール数(wordpress.org) | 400万以上 | 40万以上 | 90万以上 | 100万以上 |
| 対応するWP(Tested up to) | 7.1.3 | 7.1.3 | 7.1.3 | 7.1.3 |
| 自動バックアップ(無料版) | あり(2・4・8・12時間ごと、毎日、毎週、毎月、隔週) | あり(毎時、毎日、毎週、毎月) | あり(12時間ごと、毎日、毎週、隔週、毎月) | なし(Pro版の機能) |
| 復元(無料版) | あり(復元する要素を選べる) | あり(手動でアップロードしたバックアップが対象) | あり(ワンクリック) | あり(1クリックの復元) |
| 保存先(無料版) | Dropbox、Google Drive、Amazon S3、Rackspace、FTP、DreamObjects、Openstack Swift、メール | サーバー、Dropbox、FTP、Microsoft Azure、Amazon S3、SugarSync、Rackspace | Dropbox、Google Drive、Amazon S3、OneDrive、DigitalOcean Spaces、FTP、SFTP | Duplicator Cloud、ローカルの複数フォルダ |
| Google Drive | 無料版で使える | Pro版のみ | 無料版で使える | Pro版 |
| WP-CLI | Premium(有料)のみ | 無料版・Pro版とも対応 | 記載なし | Pro版 |
| 移行(無料版) | あり(移行元からダウンロードし、移行先にアップロード) | Pro版のみ | あり(ワンクリック) | あり(移行ウィザード) |
- 「有効インストール数」は、wordpress.orgのMeta欄の表記です。UpdraftPlusとBackWPupは、説明文に書かれた数字とMeta欄の数字が一致していないため、目安として見てください
- 「記載なし」は、公式ページの該当部分に書かれていない、という意味です。対応していないという意味ではありません
プラグインごとの特徴
UpdraftPlus
wordpress.orgでは、「バックアップ、復元、移行」を行うプラグインとして紹介されています。無料版でも、Google DriveとAmazon S3に保存できるのが特徴です。復元では、プラグイン・テーマ・データベースなど、復元する要素を選べます。
有料版(Premium)で追加される機能には、更新前の自動バックアップ、増分バックアップ、追加の保存先(OneDrive、Azure、Google Cloud、SFTP、Backblazeなど)、WP-CLIがあります。詳しい使い方は、UpdraftPlusの使い方で解説しています。
BackWPup
WP Mediaが開発しています。無料版で、データベースとファイルのフルバックアップ、自動のスケジュール、複数の保存先への同時保存ができます。WP-CLIは無料版から使えます。
注意したいのは、Google Driveへの保存と、保存先からの直接復元は、Pro版の機能という点です。無料版の復元は、手動でアップロードしたバックアップが対象です。詳しくは、BackWPupの使い方で解説しています。
WPvivid
wordpress.orgの説明では、バックアップ、移行、ステージングを提供するプラグインとされています。無料版で、バックアップ、ワンクリックの復元、ワンクリックの移行、スケジュール、Google Driveを含む複数の保存先が使えます。増分バックアップ、バックアップの暗号化、マルチサイト対応などは、Pro版です。
Duplicator
wordpress.orgの説明では、サイトの移行、バックアップ、ステージング用の複製を行うプラグインとされています。無料版は、サイトの移行に強い一方で、スケジュールバックアップはPro版の機能です。無料版では、サイトのファイルとデータベースを1つのファイルにまとめて作成できます。
選ぶときのポイント
保存先で選ぶ
- Google Driveを使いたい場合、無料で使えるのはUpdraftPlusとWPvividです。BackWPupは、有料のPro版が必要です
- Amazon S3は、UpdraftPlus・BackWPup・WPvividの無料版で使えます
- Dropboxは、UpdraftPlus・BackWPup・WPvividの無料版で使えます
- バックアップを、サーバーの中だけに置くのは避けてください。サーバーに障害が起きると、バックアップも一緒に失われるおそれがあります
自動化の細かさで選ぶ
バックアップの間隔を細かくしたいなら、UpdraftPlusは2・4・8・12時間ごとの選択肢があります。BackWPupは毎時から選べます。WPvividは12時間ごとからです。Duplicatorの無料版は、自動化できません。
復元のしやすさで選ぶ
4つとも、無料版で復元ができます。ただし、条件は違います。
- BackWPup: 無料版の復元は、手動でアップロードしたバックアップが対象です。保存先から直接復元するのはPro版です
- UpdraftPlus: 復元する要素(プラグイン、テーマ、データベースなど)を選べます
- WPvivid: ワンクリックで復元できます
- Duplicator: 1クリックの復元に対応しています
どのプラグインでも、バックアップを取っただけでは、復元できる保証にはなりません。 作ったバックアップを実際に戻せるかを、テスト用のサイトなどで確認してください。サイトを戻す手順は、WordPressをバックアップから復元する方法も参考にしてください。
移行も兼ねたいとき
別のサーバーやドメインへ移すなら、無料版で移行できるのは、UpdraftPlus、WPvivid、Duplicatorです。BackWPupの移行機能は、Pro版です。
プラグインを使わない方法
プラグインを入れずに、バックアップを取る方法もあります。サーバーの管理画面や、コマンドで取る方法です。次の記事も参考にしてください。
よくある質問
無料で足りますか。
目的によります。Google Driveに保存して、定期的に自動バックアップをするだけなら、UpdraftPlusやWPvividの無料版で足ります。BackWPupは、同じことをするにはGoogle Driveを使わない構成(DropboxやAmazon S3など)にする必要があります。Duplicatorは、自動バックアップが必要なら、Pro版が必要です。
どれが一番おすすめですか。
用途で決まります。上の「用途別の選び方」の表を見て、自分のやりたいことに合うものを選んでください。1つのプラグインがすべての場合で優れているわけではありません。
有料版の料金は。
この記事では載せていません。料金は変わるため、各社の公式ページで確認してください。